上智大学 理工学部 機能創造理工学科を志望するあなたへ 最後に伝えたいこと
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、
「上智大学 理工学部 機能創造理工学科を志望するあなたへ」です。
ここまで、このシリーズでは機能創造理工学科で学ぶ内容や推薦入試で大切にされる考え方、高校生活の活かし方、探究活動、面接、提出書類のポイントなどについてお伝えしてきました。
最後となる今回は、これから機能創造理工学科を目指すあなたに、ぜひ伝えたいことがあります。
推薦入試の準備を進めていると、「もっとすごい経験が必要なのでは」「自分には足りないことばかりだ」と不安になることもあるかもしれません。
でも、大学が本当に見ているのは、誰かと比べた実績ではありません。
あなた自身がどのように考え、どのように学び、これからどのように成長していきたいのかという姿勢です。
「好き」という気持ちを大切にしてほしい
理工学の世界は、とても幅広い分野があります。
ロボット、機械設計、環境技術、エネルギー、医療機器、防災技術など、人々の暮らしを支えるさまざまな研究があります。
その出発点になるのは、「面白そう」「もっと知りたい」という気持ちです。
小さな興味でも構いません。
「どうしてこの仕組みなのだろう」「もっと便利にできないかな」と感じたことが、大学での学びにつながっていきます。
その気持ちを大切に育てていってください。
答えがわからなくても大丈夫
高校生のうちに、自分の将来や研究テーマをすべて決める必要はありません。
大学は、新しいことを学び、自分の可能性を広げる場所です。
入学後に興味が変わることもありますし、新しい分野に出会うこともあります。
だからこそ、「まだわからない」という状態を必要以上に心配しなくても大丈夫です。
大切なのは、「知りたい」「考えたい」という気持ちを持ち続けることです。
高校生活のすべてが未来につながる
授業、部活動、文化祭、委員会活動、友達との会話、ニュースで感じたこと。
一見すると大学受験とは関係がないように思える経験も、振り返ってみると自分の考え方を育ててくれています。
例えば、部活動で思うような結果が出なかった経験から改善する力を学んだ人もいます。
文化祭で意見をまとめる難しさを経験し、対話することの大切さに気づいた人もいます。
そのような経験は、大学での研究やものづくりにも必ず活きてきます。
高校生活には、あなたらしさを伝えるヒントがたくさん詰まっています。
機能創造理工学科で学ぶ意味
機能創造理工学科は、単に機械を作る技術を学ぶ学科ではありません。
社会が抱える課題を見つけ、人々の暮らしをより良くするための技術を考え、形にしていく学科です。
例えば、高齢化社会を支える介護機器、環境に優しい製品、防災技術、新しいエネルギーシステムなど、多くの分野で理工学の力が求められています。
大学では、こうした課題に向き合いながら、自分なりの答えを探していくことになります。
その学びは、社会に貢献する力へとつながっていくでしょう。
推薦入試で大切なのは「考え続ける力」
このシリーズでも何度かお伝えしてきましたが、推薦入試で評価されるのは知識量だけではありません。
問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者への理解、そして対話する姿勢が大切にされています。
提出書類や面接で問われる志望理由でも、「正しい答え」を伝える必要はありません。
自分がどのような経験をして、何を感じ、なぜそのように考えたのかを、自分の言葉で伝えることが何より重要です。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。
大学で学びながら成長し続けられる人を見ています。
焦らなくても、一歩ずつで大丈夫
受験が近づくと、周囲と比べて焦ることもあるでしょう。
「もっと準備している人がいる」「自分の探究はこれでいいのだろうか」と不安になることもあるかもしれません。
そんなときは、他の人と比べるのではなく、少し前の自分を振り返ってみてください。
以前よりも興味が広がったこと、考えられるようになったこと、新しく知ったことがきっとあるはずです。
その積み重ねこそが、大学で学ぶための力になっています。
あなたらしい未来を描いてほしい
理工学の世界には、まだ解決されていない課題がたくさんあります。
だからこそ、新しい視点を持つ人や、違う発想ができる人が必要とされています。
あなたがこれまで経験してきたこと、感じてきたこと、興味を持ってきたことには、他の誰にもない価値があります。
その経験を大切にしながら、自分らしい学びを続けていってください。
きっと大学では、新しい仲間や先生との出会いを通して、今は想像していない未来が広がっていくはずです。
まとめ
上智大学理工学部機能創造理工学科を目指す皆さんに、最後にお伝えしたいのは、「自分らしい問いを大切にしてほしい」ということです。
推薦入試は、誰かの答えを再現する試験ではありません。
自分の経験から問いを見つけ、その問いについて考え続けられる人が評価されます。
大学での学びは、入学してからが本当のスタートです。
これからも身近な出来事に興味を持ち、「なぜだろう」「もっと良くできないかな」と考え続ける姿勢を忘れないでください。
その積み重ねが、あなたらしい未来につながっていきます。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。

