こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、「経験の「気づき」を深める練習法」です。

自己推薦書や面接の準備をしていると、

  • 経験はあるのに、気づきが浅い気がする
  • 「何を学びましたか?」と聞かれると答えに迷う
  • 同じ出来事でも他の人はもっと深いことを言っている

と感じることはありませんか。

実は、気づきの深さは特別な経験の有無ではなく、振り返り方によって大きく変わります。

上智大学の推薦入試では、

  • 何を経験したか
    よりも、
  • そこから何に気づいたか
  • どのように考えが深まったか

が重視されます。

今回は、経験から得た気づきを深めるための練習法を紹介します。


なぜ「気づき」が重要なのか

気づきを言葉にできることで、

✔ 思考の深さ
✔ 学びへの主体性
✔ 自分の視点

が自然に伝わります。

経験そのものではなく、そこからの理解の深まりが評価につながります。


気づきが浅くなりやすい例

❌ 表面的な気づき

協力することの大切さを学びました。

✔ 深まった気づき

協力とは同じ意見に従うことではなく、異なる考えを理解し合うことだと気づきました。

👉 気づきの内容が具体的になる


気づきを深める3ステップ

① 何が起きたかを振り返る

まずは出来事を整理します。

  • どんな場面だったか
  • 誰が関わっていたか
  • どんな問題があったか

👉 具体的な状況を思い出す


② 心が動いた瞬間を見つける

次に、自分の感情や印象に注目します。

  • 驚いたこと
  • 困ったこと
  • 疑問に思ったこと
  • 印象に残った瞬間

👉 気づきの出発点になります。


③ 「なぜ?」を重ねる

気づきを深めるために、自分に問いかけます。

  • なぜ印象に残ったのか?
  • なぜ重要だと感じたのか?
  • なぜ違和感を覚えたのか?

👉 思考の深さが生まれる


例:部活動での経験

出来事

練習方法をめぐって意見が対立した

心が動いた瞬間

話し合いが進まず、全員が不満を感じていた

なぜ?

→ 互いの考えを理解していなかった
→ 目標は同じでも重視する点が違っていた

気づき

協力とは同じ意見になることではなく、違いを理解することだと気づいた


👉 気づきが具体的になる


気づきを深める質問集

経験を振り返るとき、次の問いを考えてみましょう。

● 心の動きに注目

  • 何に驚いたか?
  • 何に違和感を覚えたか?

● 他者との関係

  • 相手はどのように考えていたか?
  • 自分との違いは何か?

● 自分の変化

  • その経験の前後で考えはどう変わったか?

気づきは「正しい答え」ではない

重要なのは立派な結論ではありません。

  • 自分が何を感じたのか
  • なぜ疑問を持ったのか
  • どのように考えが変わったのか

という、自分自身の理解の深まりです。


気づきを言葉にする練習方法

✔ 出来事 → 気持ち → 理由 → 気づき

の流れで書いてみる

✔ 同じ経験を友人に説明してみる

→ 自然な言葉で整理できる

✔ 日常の出来事でも振り返る習慣を持つ

→ 思考力が少しずつ深まる


気づきが深まると何が変わる?

✔ 自分の考えを説明しやすくなる
✔ 面接の深掘り質問に答えやすくなる
✔ 志望理由の説得力が増す
✔ 学びたいテーマが明確になる


注意したいポイント

❌ 立派な結論を作ろうとする

→ 自然な気づきが大切です。

❌ 抽象的な言葉でまとめる

→ 具体的な理解を示しましょう。

❌ 他人の言葉を借りる

→ 自分の言葉が最も伝わります。


まとめ

経験の価値は、その出来事の大きさではなく、そこからの気づきの深さにあります。

意識したいポイント:

✔ 心が動いた瞬間に注目する
✔ 「なぜ?」を重ねて考える
✔ 自分の考えの変化を言葉にする

気づきを深めることは、自分自身を理解することでもあります。

もし気づきをどのように言葉にすればよいか迷う場合は、無料個別相談を活用する方法もあります。対話を通して、自分の中にある気づきを整理することができます。

次回は、社会への関心を深める考え方について解説します。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。