こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「推薦入試で評価される力とは?」です。
心理学科の推薦入試は「知識」ではなく「考え方」を見る
上智大学 総合人間科学部 心理学科の推薦入試で見られるのは、専門的な心理学の知識ではありません。
「心理学をどれだけ知っているか」ではなく、「どのように物事を考えているか」が重視されます。
心理学は大学に入ってから本格的に学ぶ学問です。高校生の段階で専門知識がなくても問題はありません。
それよりも大切なのは、日常の出来事に対して疑問を持ち、その意味を考えようとする姿勢です。
評価されるポイントは、大きく分けて次の三つです。
- 思考の深さ
- 多面的な視点
- 対話しようとする姿勢
これらはすべて、「人をどのように理解しようとしているか」に関わる力です。
思考の深さは「自分の経験」をどう捉えているかで決まる
志望理由を書くとき、「いじめ問題に関心があります」といったテーマを選ぶ人は少なくありません。
たしかに社会的にも重要なテーマですが、それだけでは内容としては抽象的です。
心理学科の推薦入試で評価されるのは、「何に興味があるか」だけではなく、
「その問題をどのように捉えているか」です。
たとえば、
「なぜ傍観者が生まれるのか疑問を持った」
「自分もその場で動けなかった経験がある」
というように、自分の立場や経験を含めて考えている内容は、思考の深さが伝わりやすくなります。
重要なのは、「社会問題を語ること」ではなく、「自分との関係の中でその問題をどう理解しているか」です。
自分の経験を通して問いを持ち、その問いを言葉にできているかどうかが評価につながります。
多面的な視点は「一つの正解にこだわらない姿勢」から生まれる
心理学では、「これが唯一の正解です」と言い切れる場面は多くありません。
同じ出来事でも、人によって感じ方や行動は異なります。
だからこそ推薦入試では、一つの見方に固執するのではなく、
「別の見方もあるのではないか」と考えられる柔軟さが評価されます。
面接では、自分の意見を求められる場面があります。 そのときに、
「別の見方もあると思います」
「こういう立場から考えることもできるかもしれません」
といったように、視点を広げて考えられる人は、心理学的な思考ができていると評価されやすくなります。
これは「意見を持たなくていい」という意味ではありません。
自分の考えを持ちながらも、それが絶対ではないと理解し、 他の可能性にも目を向けられるかどうかが大切です。
対話しようとする姿勢は心理学において不可欠
心理学は、一人で完結する学問ではありません。 他者との関わりの中で成り立つ学問です。
そのため推薦入試でも、一方的に自分の考えを主張するのではなく、
相手の意見を受け止めながら考えようとする姿勢が見られています。
面接は「正しい答えを言う場」ではなく、「どのように考え、どのように相手と向き合うか」を見られる場です。
相手の質問の意図を理解しようとすること、意見の違いに対して否定から入らないこと、
そして対話を通して考えを深めようとすること。
こうした姿勢は、心理学科での学びに直結する重要な要素です。
「答え」よりも「問いを深める力」が評価される
心理学科の推薦入試で特に重要なのは、「正しい答えを出すこと」ではありません。
むしろ評価されるのは、「問いをどれだけ深められるか」です。
一つの疑問に対して、すぐに結論を出すのではなく、 「他にどんな理由が考えられるだろうか」
「別の状況ならどうなるだろうか」
と考え続けられる人は、心理学の学びに向いていると判断されます。
推薦入試は、すでに完成された人を選ぶ試験ではありません。 これから学びの中で成長していける人を選ぶ試験です。
志望理由をつくるために整理しておくべきこと
上智大学 総合人間科学部 心理学科を志望するなら、あらかじめ整理しておきたいことがあります。
それは、
- 自分の経験から生まれた疑問
- その疑問をどのように深めてきたか
- これからどのように考えていきたいか
これらを言葉にできるようにしておくことで、志望理由に一貫性が生まれます。
特別な経験は必要ありません。 日常の中で感じた違和感や疑問を、そのままにせず考え続けてきたかどうかが重要です。
その積み重ねが、あなただけの志望理由につながっていきます。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


