こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学文学部新聞学科|将来像の考え方と推薦型選抜で伝わる志望理由」です。
将来像は職業名だけで考えなくてよい
上智大学文学部新聞学科の推薦型選抜を考えるとき、多くの受験生が悩むのが将来像の書き方です。
「将来の夢をはっきり書かなければいけないのかな」「まだ具体的な仕事が決まっていない」と不安になる人もいるでしょう。
しかし、推薦型選抜で求められる将来像は、職業を断言することではありません。
大切なのは、新聞学科での学びを通して、社会とどのように関わりたいのかを考えることです。
将来像は方向性で考える
将来像を書くときは、「将来は記者になります」「広告業界に進みます」と決めきる必要はありません。
もちろん、すでに目標がある場合は書いてもよいです。
ただ、高校生の段階で将来の仕事を完全に決めている人ばかりではありません。
そのため、まずは方向性で考えてみましょう。
- 社会の出来事をわかりやすく伝えることに関わりたい
- 情報が人々に与える影響を考えたい
- メディアを通して社会問題への理解を広げたい
- 多様な意見が届く社会づくりに関心がある
このように、社会との関わり方が見えると、志望理由の流れも自然になります。
新聞学科の学びは幅広い進路につながる
新聞学科で学ぶ内容は、新聞社やテレビ局だけに限られません。
報道、出版、広告、広報、映像メディア、Webメディア、企業の情報発信、自治体やNPOの広報など、社会のさまざまな分野とつながっています。
現代では、どの分野でも情報をどう伝えるかが重要になっています。
そのため新聞学科で学ぶ、情報の伝え方、メディアと社会の関係、多様な意見を理解する視点は、幅広い進路に活かすことができます。
学びと将来をつなげる
出願書類や面接で問われる志望理由では、大学で学びたいことと将来像をつなげることが大切です。
たとえば、次のような流れです。
ニュースやSNSを通して、情報の伝わり方に疑問を持った。
そこから、メディアが社会に与える影響を学びたいと考えた。
将来は、情報を通して人々が社会問題を考えるきっかけをつくる仕事に関わりたい。
このように、きっかけ、学びたいこと、将来の方向がつながると、志望理由に一貫性が生まれます。
大きすぎる目標でなくてもよい
将来像を書くとき、「社会を大きく変えたい」「世界中の情報問題を解決したい」といった大きな表現を使わなければならないと思う人もいます。
もちろん、そのような思いを持つこと自体は素晴らしいことです。
ただし、志望理由では、自分の経験や関心から自然に出てきた言葉の方が伝わりやすいことがあります。
たとえば、「災害時に必要な情報が正しく届く仕組みに関心がある」「若者がニュースに触れるきっかけを考えたい」というような身近な関心でも十分です。
大切なのは、自分の問題意識から生まれていることです。
推薦型選抜で見られる視点
上智大学文学部新聞学科の推薦型選抜では、専門知識の量だけが評価されるわけではありません。
問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、対話姿勢などが見られます。
将来像についても、完璧な職業計画より、「なぜその方向に関心があるのか」「大学で何を学び、どう社会と関わりたいのか」が大切です。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。
最後に:将来像は考えながら育てていくもの
上智大学文学部新聞学科を志望する段階で、将来の仕事が完全に決まっていなくても大丈夫です。
将来像は、大学で学びながら少しずつ深まっていくものです。
まずは、自分がどんな情報に関心を持っているのか、どんな社会問題を伝えたいと思うのかを考えてみてください。
ニュース、SNS、学校生活の中で感じた疑問が、将来を考える出発点になることもあります。
自分は情報を通して、どのように社会と関わりたいのか。
その問いを少しずつ深めていくことが、あなたらしい志望理由につながっていきます。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。

