こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学文学部新聞学科|メディアと社会のつながりを考える」です。


新聞学科はニュースだけを学ぶ学科ではない

新聞学科という名前を聞くと、「ニュースを学ぶ学科」「新聞記者を目指す学科」というイメージを持つ人も多いかもしれません。

もちろん、ニュースや報道、ジャーナリズムは新聞学科の大切なテーマです。

しかし、新聞学科の学びはそれだけではありません。

新聞学科では、メディアと社会の関係を考えます。

テレビ、新聞、インターネット、SNS、動画、広告など、私たちは毎日さまざまな情報に触れています。

その情報が、私たちの考え方や社会の動きにどのような影響を与えているのかを考えるのが、新聞学科の重要な学びです。


私たちは情報の中で生活している

現代社会では、情報に触れない日はほとんどありません。

朝起きてスマートフォンを見る。SNSで話題を知る。ニュースアプリで社会の出来事を確認する。動画や広告を目にする。

こうした日常の中で、私たちは自然とメディアから影響を受けています。

たとえば、あるニュースを見て「これは大きな問題だ」と感じることがあります。

しかし、その印象は、ニュースの内容だけでなく、見出しや写真、取り上げ方によっても変わることがあります。

新聞学科では、こうした情報と社会の関係を丁寧に考えていきます。


伝え方によって印象は変わる

同じ出来事でも、メディアによって伝え方が違うことがあります。

たとえば、ある社会問題について、新聞では背景を詳しく説明し、テレビでは映像を中心に伝え、SNSでは短い言葉で拡散されることがあります。

同じ出来事でも、どの情報を強調するのか、どんな言葉を使うのか、どの順番で伝えるのかによって、受け取る側の印象は変わります。

新聞学科では、情報の内容だけでなく、情報がどのように伝えられているのかを考えます。

これは、社会を多面的に見るためにとても大切な視点です。


SNSと情報社会の変化

現代のメディアを考えるうえで、SNSの存在は欠かせません。

SNSでは、誰でも情報を発信できるようになりました。

その一方で、不確かな情報が広がったり、短い言葉だけで誤解が生まれたりすることもあります。

たとえば、ある投稿が一気に拡散され、多くの人の意見が集まることがあります。

そのとき、「なぜこの情報は広がったのか」「人はなぜこの投稿に反応したのか」と考えることは、新聞学科の学びにつながります。


メディアは社会に影響を与える

メディアは、単に情報を伝えるだけの存在ではありません。

社会の関心を高めたり、人々の考え方に影響を与えたりすることがあります。

たとえば、ある社会問題が大きく報道されることで、多くの人がその問題について考えるようになることがあります。

一方で、あまり報道されない問題は、社会の中で見えにくくなることもあります。

このように、メディアは社会の見え方にも関わっています。

新聞学科では、メディアが社会にどのような役割を持っているのかを考えていきます。


推薦型選抜で見られる視点

上智大学文学部新聞学科の推薦型選抜では、「メディアが好きです」という理由だけでは十分ではありません。

大切なのは、メディアを通して社会をどう見ているかです。

出願書類や面接で問われる志望理由では、専門知識の量よりも、問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、対話姿勢などが見られます。

たとえば、「SNSで情報が広がる様子に疑問を持った」「同じニュースでも伝え方によって印象が変わることに気づいた」という経験は、新聞学科を志望するきっかけになります。


最後に:情報を受け取るだけで終わらせない

上智大学文学部新聞学科は、ニュースを暗記する学科ではありません。

メディアと社会がどのようにつながっているのかを考える学科です。

情報が多い時代だからこそ、ただ受け取るだけでなく、「なぜこの情報は広がるのか」「なぜこの伝え方なのか」と考えることが大切になります。

推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。

まずは、日々触れているニュースやSNSについて、自分なりに問いを持ってみてください。

その小さな疑問が、新聞学科での学びにつながっていきます。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。