上智大学 理工学部 物質生命理工学科を目指す高校生へ|探究テーマの見つけ方をわかりやすく解説
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、
「上智大学 理工学部 物質生命理工学科を目指す高校生の探究テーマの見つけ方」です。
探究テーマは「すごいテーマ」である必要はありません
推薦入試を目指す高校生から、「探究テーマが思いつきません」「他の人と違うテーマにしなければいけませんか」という相談をよくいただきます。
しかし、探究テーマは珍しい内容である必要はありません。
大学が見ているのは、テーマそのものよりも、「なぜそのテーマに興味を持ち、どのように考えたか」という過程です。
物質生命理工学科でも、新しい研究は身近な疑問から始まることが少なくありません。
まずは、自分が日頃から「不思議だな」と感じることに目を向けてみましょう。
授業の中には探究テーマのヒントがたくさんある
高校の授業は、探究テーマを見つける大切な入り口です。
例えば、生物で細胞について学んだとき、「再生医療ではどのように活用されているのだろう」と思ったことはありませんか。
化学でプラスチックを学び、「環境に優しい新しい素材は作れないのだろうか」と考えたことがある人もいるでしょう。
教科書の内容を覚えて終わるのではなく、「その先」を考えてみることが探究の第一歩です。
授業中に気になったことをメモしておくだけでも、後から大きなテーマにつながることがあります。
ニュースや日常生活も立派なテーマになる
探究テーマは学校の中だけで見つかるものではありません。
ニュースや新聞、インターネットの記事、テレビ番組などにも多くのヒントがあります。
例えば、こんなテーマが考えられます。
- 食品ロスを減らす保存技術
- 再生可能エネルギーと新素材
- 再生医療の可能性
- 生分解性プラスチックの普及
- 化粧品や食品に使われるバイオ技術
どれも物質生命理工学科で学ぶ内容と関わりがあります。
ニュースを見たときに、「これはどういう仕組みなのだろう」「もっと良い方法はないのだろう」と考える習慣が、探究につながっていきます。
自分の好きなことと結び付けてみよう
探究テーマは、必ずしも勉強だけから見つける必要はありません。
例えば、スポーツが好きなら、運動と栄養や筋肉の仕組みに興味を持つこともできます。
料理が好きなら、食品の保存方法や発酵、栄養について調べることもできます。
ゲームが好きなら、目の疲れや脳の働きについて興味が広がるかもしれません。
身近な趣味と理科を結び付けることで、自分らしい探究テーマが見つかることもあります。
「好き」という気持ちは、長く学び続けるための大きな力になります。
答えを出すことよりも「考えること」が大切
探究活動では、「正しい答え」を見つけることが目的ではありません。
大学でも研究は、すぐに答えが見つかるものばかりではありません。
例えば、「なぜこの現象が起こるのか」を調べていくうちに、新しい疑問が生まれることもあります。
その疑問をさらに調べ、考え続けることが研究のおもしろさです。
推薦入試でも、完璧な結論を出していることよりも、「どのような視点で考えたのか」が大切にされています。
問いを持ち続ける姿勢そのものが評価されるのです。
推薦入試で評価される探究とは
上智大学の推薦入試では、探究活動の成果だけではなく、その過程も大切にされています。
例えば、「なぜそのテーマを選んだのか」「調べる中で考えがどう変わったのか」「今後さらに何を知りたいのか」といった内容は、提出書類や面接で問われる志望理由にもつながります。
また、一つの情報だけを信じるのではなく、さまざまな資料を比較しながら考えようとする姿勢も重要です。
物質生命理工学科では、多くの分野を組み合わせて社会課題を解決する研究が行われています。
そのため、多面的な視点や他者の考えを理解しようとする姿勢も、大学で学ぶために欠かせない力です。
推薦入試は、完璧な探究活動をした人を選ぶ試験ではありません。
これからも考え続けられる人を見ています。
探究テーマに迷ったら「なぜ?」を書き出してみよう
どうしてもテーマが思いつかないときは、「なぜ?」を紙に書き出してみることをおすすめします。
「なぜ食品は腐るのだろう」「なぜ植物は光だけで育つのだろう」「なぜ薬には副作用があるのだろう」。
最初は小さな疑問で構いません。
そこから本を読んだり、先生に質問したり、インターネットで調べたりすることで、探究テーマは少しずつ形になっていきます。
大切なのは、「良いテーマを探そう」と焦ることではなく、自分の興味を素直に追いかけることです。
まとめ
上智大学理工学部物質生命理工学科を目指すなら、探究テーマは身近な疑問から見つけることができます。
授業で学んだこと、ニュースで見たこと、趣味や日常生活で感じたことなど、探究のきっかけは意外と身近にあります。
推薦入試では、知識量だけではなく、問いを持つ姿勢や思考の深さ、多面的な視点、他者と対話しながら学ぼうとする姿勢が評価されています。
まずは、「なぜだろう」と思ったことを一つ書き留めるところから始めてみてください。
その小さな疑問が、大学での学びや研究につながる第一歩になるかもしれません。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


