上智大学 理工学部 物質生命理工学科|推薦入試で伝わる多様性の書き方を高校生向けに解説
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、
「上智大学 理工学部 物質生命理工学科の推薦入試における多様性の書き方」です。
「多様性」は特別な経験がある人だけのものではありません
推薦入試の準備を進めていると、「多様性について書いてください」と言われて戸惑う高校生も少なくありません。
「海外経験がないから書けない」「留学したことがないから関係ない」と感じる人もいるでしょう。
しかし、多様性とは海外経験や語学力だけを指す言葉ではありません。
年齢や性格、考え方、価値観、得意なこと、育った環境など、人と人との違いを理解し、尊重する姿勢も多様性の一つです。
物質生命理工学科で研究を進める上でも、多様な考え方を受け入れながら協力する姿勢は欠かせません。
理系だからこそ多様な視点が必要になる
理系の研究というと、一人で実験を続けるイメージを持つ人もいるかもしれません。
しかし、実際には多くの研究がチームで進められています。
化学を専門とする人、生物を専門とする人、情報科学に詳しい人など、それぞれ異なる知識や考え方を持つ人が協力しながら研究を行っています。
一人では気付けなかった視点も、他の人の意見を聞くことで新しい発見につながることがあります。
大学で学ぶためには、「自分と違う考え方もある」という姿勢を持つことが大切です。
高校生活にも多様性を学ぶ場面はたくさんある
多様性は、学校生活の中にもたくさんあります。
例えば、部活動で意見が分かれた経験。
文化祭で役割の違う仲間と協力した経験。
グループワークで、自分とは違う考え方に出会った経験。
最初は理解できなかった意見でも、話を聞いてみると「そういう考え方もあるのか」と感じたことはありませんか。
こうした経験は、多様性を理解する大切な学びです。
特別な出来事ではなく、日常生活の中で感じたことを書いても十分に伝わります。
「相手を理解しようとした経験」を振り返ろう
多様性について書くときは、「違いがありました」で終わらせないことが大切です。
その違いに対して、自分がどう考え、どう行動したのかを伝えましょう。
例えば、部活動で練習方法について意見が分かれたとき、相手の考えを聞き、お互いに納得できる方法を探した経験。
文化祭で役割分担について話し合い、それぞれの得意なことを活かした経験。
このように、自分の行動や考え方を具体的に伝えることで、多様性への理解が伝わりやすくなります。
大学でも多様な価値観に出会う
上智大学には、さまざまな地域や国、価値観を持った学生が集まります。
講義や実験、研究室での活動を通して、自分とは異なる考え方に触れる機会も多くあります。
その中で大切なのは、「どちらが正しいか」を決めることではありません。
違いを理解しながら、一緒により良い答えを探していく姿勢です。
物質生命理工学科でも、研究は多くの人との協力によって進められます。
多様性を受け入れる姿勢は、研究者や技術者としても重要な力になります。
推薦入試では多様性をどう伝えればよい?
提出書類や面接で問われる志望理由では、「私は多様性を大切にしています」と書くだけでは十分ではありません。
大学が知りたいのは、その考えがどのような経験から生まれたのかです。
例えば、「高校生活で意見の違う友達と話し合った経験」「探究活動で異なる視点を取り入れた経験」「部活動で仲間と協力した経験」などを具体的に伝えることで、自分らしさが伝わります。
推薦入試では、知識量だけではなく、問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者を理解しようとする姿勢、そして対話する力も評価されています。
推薦入試は、完璧な人ではなく、大学でも周囲と学び合える人を見ています。
今日からできる多様性との向き合い方
多様性は、特別な活動をしなければ身につくものではありません。
友達と意見が違ったときに、すぐ否定するのではなく、「なぜそう考えるのだろう」と聞いてみる。
ニュースを見て、自分とは違う立場の人の考えにも目を向けてみる。
授業のグループワークで、自分とは違う意見を受け止めてみる。
こうした日々の積み重ねが、多様性を理解する力につながります。
大学での学びも、社会に出てからも、この姿勢はきっと役立つでしょう。
まとめ
上智大学理工学部物質生命理工学科では、多様な人と協力しながら学び、研究を進める力が大切になります。
多様性とは、海外経験や特別な活動だけではなく、日常生活の中で相手を理解しようとする姿勢そのものです。
推薦入試でも、知識量だけではなく、多面的な視点や他者理解、対話を大切にする姿勢が評価されています。
ぜひ高校生活を振り返り、「自分は人との違いにどう向き合ってきたのだろう」と考えてみてください。
その経験が、大学での学びや提出書類、面接で問われる志望理由にもつながっていくはずです。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


