上智大学 文学部 国文学科|推薦入試で伝わる思考力の見せ方とは
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、
「上智大学 文学部 国文学科で求められる思考力の見せ方」です。
思考力は「頭の良さ」とは少し違います
推薦入試では、「思考力が大切です」とよく言われます。
しかし、「思考力とは何ですか」と聞かれると、すぐに答えられない人も多いのではないでしょうか。
思考力とは、難しい知識をたくさん知っていることではありません。
一つの出来事や作品について、「なぜそう考えたのか」「別の見方はないだろうか」と考え続ける力です。
上智大学文学部国文学科でも、このような姿勢をとても大切にしています。
答えではなく「考え方」を伝える
高校までの勉強では、正しい答えを求められる場面が多くあります。
しかし、大学で扱う文学や日本語には、一つだけの正解がないテーマも少なくありません。
例えば、小説の主人公の行動について考える場合でも、人によって解釈は異なります。
そのため、「私はこう思います」と結論だけを話すのではなく、「なぜそう考えたのか」という理由まで説明することが重要になります。
推薦入試でも、結論よりも考え方の過程が見られています。
「なぜ?」を繰り返す習慣をつけよう
思考力を高めるためには、「なぜ?」を繰り返すことがおすすめです。
例えば、本を読んで「主人公がかわいそうだった」と感じたとします。
そこで終わるのではなく、「なぜそう感じたのだろう」「もし別の立場だったらどう思うだろう」と考えてみましょう。
一つの問いからさらに新しい問いが生まれるようになると、自然と思考が深まっていきます。
大学では、このような考え方を授業やゼミでも繰り返していきます。
複数の視点を持つことが大切
国文学科では、一つの作品をさまざまな角度から読み解きます。
例えば、作者の立場、登場人物の立場、読者の立場など、見る視点を変えることで新しい発見があります。
高校生活でも、この考え方は実践できます。
友人と同じ本を読んで感想を話してみると、自分とは違う受け止め方に気付くことがあります。
「自分とは違う考え方がある」と知ることが、多面的な視点につながります。
推薦入試でも、この柔軟な考え方は高く評価されます。
学校生活の経験からも思考力は育つ
思考力は、教室の中だけで身につくものではありません。
例えば、部活動で後輩への教え方に悩んだ経験や、文化祭で意見がまとまらなかった経験も、考える力を育てる機会になります。
「なぜうまくいかなかったのか」「次はどうすればよいのか」と振り返ることが大切です。
そのような経験を整理しておくと、提出書類や面接で問われる志望理由にも説得力が生まれます。
高校と大学では思考の深さが変わる
高校では、教科書に書かれている内容を理解することが中心です。
一方で大学では、「教科書には書かれていない問い」を考える場面が増えていきます。
例えば、「なぜこの作品は今でも読み継がれているのか」「この言葉は現代社会でどのような意味を持つのか」といった問いについて、自分なりに考え続けます。
国文学科では、文学を通して人間や社会を理解する学びが行われます。
だからこそ、「考え続ける姿勢」が何より大切なのです。
推薦入試で評価される思考力とは
推薦入試では、「知識が豊富な人」が評価されるわけではありません。
大学が見ているのは、問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、そして対話する姿勢です。
提出書類や面接でも、「どうしてそのように考えたのですか」と質問されることがあります。
そのとき、自分の経験や調べたことをもとに説明できれば、思考の過程が伝わります。
推薦入試は、完璧な答えを持つ人ではなく、大学でも学び続けられる人を選ぶ試験です。
まとめ
上智大学文学部国文学科で求められる思考力とは、難しい知識を持っていることではありません。
一つの出来事や作品について、「なぜそう思うのか」「別の見方はないか」と考え続ける姿勢です。
高校生活の中でも、本を読んだり、授業を受けたり、人と話したりする中で思考力は育てることができます。
推薦入試でも、答えの正しさよりも、自分なりに考え、その理由を伝えられることが大切です。
ぜひ今日から、「なぜだろう」という問いを大切にしながら、自分らしい考え方を少しずつ深めてみてください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


