上智大学 文学部 国文学科の面接で聞かれやすい質問とは?推薦入試で大切な考え方を解説

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、
「上智大学 文学部 国文学科の面接で聞かれやすい質問」です。


面接は「正解を答える場」ではありません

推薦入試の面接と聞くと、「難しい質問をされたらどうしよう」「答えられなかったら不合格になるのでは」と不安になる人も多いでしょう。

しかし、上智大学文学部国文学科の面接で見られているのは、知識を暗記しているかどうかだけではありません。

大学が知りたいのは、「どのようなことに興味を持ち、どのように考えてきたのか」ということです。

そのため、完璧な答えを準備することよりも、自分の言葉で考えを伝える準備をすることが大切になります。

面接は試験であると同時に、大学との対話の時間でもあります。


「なぜ国文学科を志望したのですか?」

最もよく聞かれる質問の一つが、「なぜ国文学科を志望したのですか」という内容です。

ここで「本が好きだからです」と答えるだけでは、十分とはいえません。

例えば、「古典の授業で昔の人の考え方に興味を持った」「現代小説を読んで言葉が人の心を動かす力に魅力を感じた」といった、自分自身の経験を交えて話すことが大切です。

さらに、「大学ではその興味をどのように深めたいのか」まで話せると、自分の学びへの意欲が伝わります。


「最近読んだ本について教えてください」

国文学科では、本に関する質問が出ることもあります。

ただし、有名な文学作品を知っているかを試しているわけではありません。

大切なのは、「その本から何を感じたのか」「どのような疑問を持ったのか」です。

例えば、「主人公の考え方が自分とは違っていて驚いた」「作品に描かれた時代背景をもっと知りたくなった」など、自分自身の考えを話せるようにしておきましょう。

大学では、一冊の作品を深く読み解く学びが中心になります。

面接でも、その姿勢が伝わることが大切です。


「高校生活で印象に残っていることは何ですか?」

学校生活について質問されることも少なくありません。

部活動や文化祭、探究活動など、どのような内容でも構いません。

ここでも重要なのは、「何をしたか」よりも、「その経験から何を学んだか」です。

例えば、文化祭の準備で意見がまとまらなかった経験から、「相手の考えを聞くことの大切さを学んだ」と話せれば、人との対話を大切にする姿勢が伝わります。

国文学科でも、多様な作品や意見に触れながら考えを深めるため、このような経験は大学での学びにもつながります。


「大学で何を学びたいですか?」

志望理由とあわせて、「大学で何を学びたいですか」という質問もよく聞かれます。

ここでは、「日本文学を学びたいです」だけでは少し物足りません。

例えば、「近代文学を通して時代による価値観の変化を学びたい」「日本語の表現や言葉の変化について深く知りたい」など、自分の興味を具体的に伝えられるとよいでしょう。

学科について事前によく調べ、自分がどのような学びに魅力を感じたのかを整理しておくことが大切です。


「あなたはどう思いますか?」という質問

国文学科では、答えが一つではない質問をされることもあります。

例えば、「文学を学ぶ意味は何だと思いますか」「言葉にはどのような力があると思いますか」といった質問です。

このような質問では、正解を答える必要はありません。

大切なのは、自分なりに考え、その理由も含めて話すことです。

「私はこう思います。その理由は…」という形で、自分の経験や考えを交えながら話すことができれば十分です。

大学が見ているのは、知識ではなく思考の過程です。


面接で評価される5つの力

推薦入試では、次のような力が自然な会話の中で見られています。

  • 問いを持つ姿勢
  • 思考の深さ
  • 多面的な視点
  • 他者理解
  • 対話する姿勢

例えば、面接官の質問に対して、一方的に話し続けるのではなく、質問の意図を考えながら落ち着いて答えることも対話の姿勢につながります。

分からないことがあっても、慌てずに自分なりの考えを伝えることが大切です。


高校までの面接と大学の面接の違い

高校までの面接では、礼儀や受け答えが中心になることもあります。

一方、大学の推薦入試では、「考える力」がより重視されます。

提出書類に書かれている内容について深く質問されることもあります。

そのため、自分が書いた内容をもう一度読み返し、「なぜそう考えたのか」を説明できるようにしておくことが大切です。

暗記した文章をそのまま話すのではなく、自分の言葉で伝えることを意識しましょう。


まとめ

上智大学文学部国文学科の面接では、知識量や暗記した答えだけが評価されるわけではありません。

推薦入試で見られているのは、自分の経験をもとに考え、自分の言葉で伝えられるかという点です。

問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、そして対話する姿勢は、面接でも大学での学びでも大切にされています。

「正しい答え」を探すのではなく、「自分はどう考えているのか」を整理しておくことが、面接準備の第一歩になります。

ぜひ、自分が文学や日本語に興味を持った理由を振り返りながら、自分らしい言葉で話せるよう準備を進めてみてください。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。