上智大学 文学部 国文学科で学ぶこととは?高校の国語との違いや学びの魅力を解説
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、
「上智大学 文学部 国文学科で学ぶこととは?」です。
国文学科は「日本語」と「文学」を通して人を理解する学科
「国文学科」と聞くと、古典を読んだり、難しい文学作品を研究したりする学科というイメージを持つ人も多いかもしれません。
もちろん、そのような学びもあります。しかし、実際の国文学科は、それだけではありません。
日本語という言葉や、日本で生まれた文学作品を通して、人は何を考え、どのように生きてきたのかを探究する学問です。
一冊の小説や一つの物語には、その時代の社会や文化、人々の価値観が映し出されています。
作品を読み解くことは、過去の人々の考え方を知るだけではなく、現代の私たち自身を見つめ直すことにもつながります。
高校の国語との違いとは?
高校の国語では、文章の意味を読み取ったり、試験問題の答えを考えたりすることが中心になります。
一方、大学の国文学科では、「この作品はなぜこの表現になっているのだろう」「作者は何を伝えたかったのだろう」「現代の私たちはどう受け止めるべきだろう」といった問いについて、自分自身で考え続けます。
つまり、高校では「正解を見つける学び」が多いのに対し、大学では「問いを深める学び」が中心になります。
同じ作品でも、人によって感じ方や解釈は異なります。
その違いを認めながら議論し、自分の考えを深めていくことが大学での学びの特徴です。
国文学科ではどのようなことを学ぶのか
国文学科では、大きく分けると「文学」と「日本語」の二つを学びます。
文学では、古典文学から近代文学、現代文学まで幅広い作品を読み、それぞれの時代背景や文化、人々の価値観について考えます。
一方、日本語学では、日本語の文法や語彙、言葉の変化、方言、コミュニケーションなどについて学びます。
さらに、作品を比較したり、資料を調べたり、自分なりの考えをまとめて発表する機会も多くあります。
知識を覚えるだけではなく、自分で考え、表現する力を育てていく学科なのです。
文学を学ぶことは社会を理解すること
「文学を学んで社会で役立つのだろうか」と考える人もいるかもしれません。
しかし、文学には人間の喜びや悲しみ、悩み、希望などが描かれています。
そのため、作品を読むことは、人の気持ちを理解したり、多様な価値観に触れたりすることにつながります。
例えば、何十年、何百年も前に書かれた作品であっても、現代の私たちと共通する悩みが描かれていることがあります。
文学を通して人間を理解する力は、教育や出版、マスコミ、公務員、一般企業など、さまざまな分野で生かされています。
高校生活の経験も学びにつながる
国文学科に興味を持つきっかけは、人それぞれです。
授業で読んだ小説が印象に残った人もいれば、本を読むことが好きな人もいるでしょう。
また、部活動や学校行事で人との関わりについて考えた経験から、「人を理解する学び」に興味を持つ人もいます。
高校生活の中で感じた疑問や興味は、大学での学びにつながる大切な出発点です。
特別な経験がなくても、自分が何に興味を持ったのかを振り返ることが大切です。
推薦入試ではどのような力が見られるのか
推薦入試では、「文学作品をどれだけ知っているか」が評価されるわけではありません。
大学が見ているのは、問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、そして対話する姿勢です。
例えば、一冊の本を読んで「なぜ主人公はこの行動を取ったのだろう」と考えたり、「自分ならどう感じるだろう」と視点を広げたりすることが、大学での学びにつながります。
推薦入試は、完璧な知識を持った人を選ぶ試験ではありません。
大学で学びながら考え続けられる人を求めています。
国文学科に向いているのはどんな人?
国文学科は、本が好きな人だけの学科ではありません。
人の気持ちを考えることが好きな人、日本語に興味がある人、社会や文化について考えることが好きな人にも向いています。
「なぜこの表現なのだろう」「昔の人はどのように考えていたのだろう」と疑問を持てる人は、大学での学びを楽しめるでしょう。
知識を増やすだけではなく、自分自身の考え方も成長させていけることが、国文学科の魅力です。
まとめ
上智大学文学部国文学科は、日本語や文学を通して、人間や社会、文化について深く考える学科です。
高校までの国語とは異なり、答えを覚えるのではなく、問いを持ち、自分なりの考えを深めていく学びが中心になります。
推薦入試でも、知識量だけではなく、問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、そして対話する姿勢が大切にされています。
もし少しでも「人をもっと理解したい」「言葉や文学について深く学びたい」と感じたなら、それは国文学科への第一歩かもしれません。
ぜひ、自分自身の興味や高校生活で感じたことを振り返りながら、国文学科についてさらに理解を深めてみてください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


