上智大学外国語学部英語学科の教員紹介

上智大学 外国語学部 英語学科|卒業論文は映画で撮る!ウィリアムズ ジョン教授のクリエイティブなゼミ

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。今回のテーマは、上智大学外国語学部英語学科のウィリアムズ ジョン教授についてご紹介します。

皆さんは、大学の卒業論文と聞いて、どのようなものを想像しますか。

多くの人は、研究テーマについて調べ、文章を書き、数万字の論文にまとめる姿を思い浮かべるかもしれません。

ところが、上智大学外国語学部英語学科には、卒業研究として映画を制作するゼミがあります。

ウィリアムズ ジョン教授は、映画制作や創造性研究、アートと地域社会の関係などを専門とする研究者です。

映画を観るだけでなく、自分で脚本を書き、映像を撮影し、編集して作品を完成させる。その過程で、言語や文化、社会について深く考えていくことが、教授の教育活動の大きな特徴です。

今回は、ウィリアムズ教授の研究内容や授業、映画制作を中心としたゼミの特色について紹介します。


ウィリアムズ ジョン教授のプロフィール

ウィリアムズ ジョン教授は、上智大学外国語学部英語学科に所属し、映画制作、創造性研究、アートと地域活性化、佐渡島研究などを専門とする研究者です。

映画制作というと、カメラの操作や映像編集など、技術的な内容を思い浮かべるかもしれません。

しかし、映画を制作するためには、物語の構成、登場人物の心理、社会背景、言葉の使い方など、さまざまな要素について考える必要があります。

また、映画は一人だけで完成させるものではありません。脚本、撮影、演技、音響、編集など、多くの人が協力して一つの作品をつくり上げます。

ウィリアムズ教授の研究や教育活動では、こうした創作の過程そのものが、文化や社会を理解するための重要な学びにつながっています。

大学で映画や文化について学ぶ学生

研究テーマ① 映画制作を通して社会を考える

ウィリアムズ教授の専門分野の一つが、映画制作です。

映画は娯楽として楽しむことができる一方で、社会の価値観や人々の暮らし、歴史的な出来事を表現する手段でもあります。

例えば、同じ出来事を題材にした映画でも、誰の視点から物語を描くかによって、観客が受け取る印象は大きく変わります。

主人公の立場から描くのか、それとも周囲の人々の視点から描くのか。どの場面を映し、どの場面を省略するのか。

こうした選択には、制作者が社会や人間をどのように捉えているのかが表れます。

映画を制作することは、単に映像を美しく仕上げる作業ではありません。

自分が何を伝えたいのか、そのためにはどのような表現が適切なのかを考え続ける活動でもあります。

ウィリアムズ教授の教育活動では、学生が創造的なプロジェクトに取り組みながら、環境、自由、民主主義、社会的な公正さ、他者への責任などについて考えることが重視されています。

作品づくりを通して社会の問題を考えられる点が、この分野の大きな特徴です。


研究テーマ② 創造性と想像力はどのように生まれるのか

ウィリアムズ教授は、創造性や想像力についても関心を持っています。

創造性という言葉を聞くと、特別な才能を持った芸術家だけに関係するものだと感じる人もいるかもしれません。

しかし、創造的な活動は、映画や絵画などの芸術作品だけに限られません。

例えば、文化祭で新しい企画を考えたり、部活動で問題を解決する方法を話し合ったりすることも、創造性と関係しています。

創作活動では、最初から完成形が決まっているとは限りません。

自分のアイデアを他者に伝え、意見を交換し、ときには考えを修正しながら作品を形にしていきます。

ウィリアムズ教授は、学生が自由にアイデアを出し合い、協力して創造的なプロジェクトに取り組むことを大切にしています。

その過程では、異なる価値観を持つ人の意見を理解することや、自分の考えを言葉にして説明することも求められます。

創造性を学ぶことは、単に新しいものを生み出す技術を身につけるだけではなく、他者と協力しながら物事を考える力を育てることにもつながります。


研究テーマ③ アートと地域社会の関係を考える

ウィリアムズ教授の研究分野には、アートと地域活性化、佐渡島研究も含まれています。

佐渡島は、新潟県に位置する島で、独自の歴史や文化、芸能などが受け継がれてきた地域です。

地域を題材とした芸術活動を考える際には、作品そのものだけでなく、そこで暮らす人々の生活や文化との関係も重要になります。

例えば、ある地域を舞台に映画を制作するとしましょう。

美しい風景を撮影するだけでは、その地域の魅力を十分に伝えられるとは限りません。

地域の歴史を調べ、住民の話を聞き、そこに暮らす人々が何を大切にしているのかを理解することも必要になります。

また、外部から訪れた制作者が地域をどのように表現するべきかという問題も生まれます。

芸術活動と地域社会の関係を考えることは、文化の多様性や他者への理解について考える機会にもなります。

文化や社会について学びながら自分の考えを深める高校生

担当授業|映画制作から日本の詩の英訳まで

ウィリアムズ教授の教員紹介資料では、映画制作やヨーロッパ映画、創造性、翻訳などに関する授業が紹介されています。

主な授業分野として、次のようなものが挙げられます。

  • 映画制作(Film Production)
  • ヨーロッパ映画(European Cinema)
  • 創造性と想像力(Creativity and Imagination)
  • 日本の詩を英語に翻訳する授業

映画制作では、物語を映像として表現するための考え方や制作過程について学びます。

ヨーロッパ映画を扱う学びでは、映画作品を通して文化や歴史、社会的な背景について考えることができます。

また、日本の詩を英語に翻訳する活動も興味深いテーマです。

例えば、日本語の詩に登場する季節の表現や言葉の響きを、英語でどのように伝えればよいのでしょうか。

単語を一つずつ置き換えるだけでは、原文の雰囲気や意味が十分に伝わらないことがあります。

翻訳では、言葉の意味だけでなく、文化的な背景や表現の効果についても考える必要があります。

こうした学びは、英語と日本語の違いを理解し、言語による表現の可能性を考えることにつながります。

なお、担当科目や開講状況は年度によって変更される場合があるため、最新の履修情報を確認してください。


ゼミの特色|卒業研究として映画を制作する

ウィリアムズ教授のゼミの大きな特徴は、学生が卒業研究として映画を制作することです。

提供されたゼミ紹介資料によると、学生は卒業制作となる映画の脚本を書き、自ら監督を務めます。

作品の長さは通常10分から20分程度とされ、これまでに国際映画祭で上映されたり、賞を受賞したりした学生作品もあると紹介されています。

映画制作では、まず物語の構想を考え、脚本を作成します。

その後、撮影の準備を進め、出演者やスタッフと協力しながら映像を撮影します。

撮影した映像を編集し、音声や字幕などを整えることで、一つの作品が完成します。

この過程では、作品の内容を深く理解する力だけでなく、計画を立てる力や他者と協力する力も必要になります。

また、学生は自分の作品を監督するだけでなく、ほかの学生の作品にもスタッフとして参加します。

自分が中心となって作品を制作する経験と、仲間の作品を支える経験の両方を通して、映画制作のさまざまな役割を学ぶことができます。


英語の短編小説を日本語の映画にする面白さ

ウィリアムズ教授のゼミでは、英語の短編小説などをもとに、日本語の映画へと翻案する制作方法が紹介されています。

翻案とは、原作の内容を別の表現形式に合わせて作り直すことです。

例えば、英語の小説を映画にする場合、文章で説明されている登場人物の気持ちを、映像や俳優の演技によって表現する必要があります。

小説では登場人物の心の中を文章で詳しく説明できますが、映画では表情や動作、場面の構成などによって伝えることが求められます。

さらに、日本語の映画に英語字幕をつける場合には、日本語のせりふを英語でどのように表現するかという問題も生まれます。

日本語では自然な表現でも、そのまま英語にすると意味が伝わりにくい場合があります。

そのため、言葉の意味だけでなく、登場人物の感情や場面の状況を理解したうえで、適切な英語表現を考えることが重要です。

このように、英語の作品を読み、日本語の映像作品として表現し、さらに英語字幕をつけるという過程には、英語学科で学ぶ言語や文化への理解が深く関わっています。

大学で創造的な活動やグループ研究に取り組む学生

高校生活とのつながり|作品づくりの経験を振り返ろう

ウィリアムズ教授の研究や教育活動は、高校生活でのさまざまな経験ともつながっています。

例えば、文化祭で動画を制作したり、演劇の脚本を書いたりした経験がある人もいるでしょう。

また、映画やドラマを観て、登場人物の気持ちや物語の結末について友人と話し合ったことがあるかもしれません。

こうした経験から、作品が人々にどのような影響を与えるのか、言葉と映像では伝わり方がどのように異なるのかといった疑問を考えることができます。

英語の小説を読んだことがある人は、映画化された作品と比較してみるのも一つの方法です。

原作にあった場面が映画では省略されていたり、登場人物の描かれ方が変わっていたりすることがあります。

その違いを調べることで、言語による表現と映像による表現の特徴について考えられます。

作品を楽しむだけでなく、どのようにつくられ、何を伝えようとしているのかを考えることが、大学での専門的な学びへの入り口になります。


推薦入試を目指す高校生へ|映画への関心を学びたいテーマにつなげよう

上智大学外国語学部英語学科の推薦入試を考えている皆さんは、映画や映像への関心を、英語学科での学びとどのように結びつけられるか考えてみましょう。

例えば、海外の映画を観て、日本語字幕と英語のせりふの違いに興味を持った経験があるかもしれません。

その場合、なぜ同じ意味でも異なる表現が使われるのか、文化によって言葉の受け取られ方が変わるのかといった疑問を深めることができます。

また、映像制作の経験がある人は、作品をつくる過程でどのような課題に直面し、どのように解決したのかを振り返ってみるとよいでしょう。

大切なのは、「映画が好き」「映像をつくりたい」という気持ちだけで終わらせないことです。

作品づくりを通して何を考えたいのか、なぜ英語や異文化への理解が必要なのかを整理することで、大学で学びたい内容が具体的になります。

教員の研究内容を調べることは、英語学科で学べる分野を知るための一つの方法です。

ただし、特定の教員に関心を持つことが推薦入試で有利になるわけではなく、入学後に必ずその教員のゼミに所属できるとも限りません。


まとめ|言葉と映像を通して世界を考える

ウィリアムズ ジョン教授は、映画制作や創造性研究、アートと地域社会の関係などを専門とし、創作活動を通して文化や社会について考える学びを重視しています。

卒業研究として映画を制作するゼミでは、脚本の執筆や撮影、編集、翻案、翻訳など、さまざまな活動を通して表現力や思考力を深めていきます。

英語学科では、英語を話す力や読む力を高めるだけでなく、言語と文化の関係を考え、自分の考えをさまざまな方法で表現することもできます。

映画や映像表現に関心がある方は、ウィリアムズ教授の研究や教育活動をきっかけに、英語学科での学びについて調べてみてはいかがでしょうか。

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※本記事は、提供された記事案をもとに作成しています。教員の所属・職位・研究内容・担当科目・ゼミの活動内容などは変更される場合があります。受験を検討している方は、必ず上智大学公式サイトおよび対象年度の最新の入学試験要項をご確認ください。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。