上智大学 総合人間科学部 社会福祉学科|高校生活をどう活かす?推薦入試につながる日々の過ごし方
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、
「高校生活の活かし方」です。
「社会福祉学科を目指しているけれど、今の高校生活で何を頑張ればいいのだろう。」
このような疑問を持っている高校生は多いのではないでしょうか。
推薦入試というと、ボランティア活動や生徒会活動など、特別な実績が必要だと思われることがあります。しかし、上智大学総合人間科学部社会福祉学科が見ているのは、活動の派手さだけではありません。
日々の学校生活の中で何を感じ、何を考え、どのように成長してきたのか。その過程こそが、提出書類や面接で問われる志望理由につながっていきます。
今回は、高校生活をどのように社会福祉学科での学びや推薦入試につなげていけばよいのかを、一緒に考えていきましょう。
特別な経験より「考えた経験」が大切
「ボランティアをしていないから不利かもしれない」「表彰されるような実績がない」と不安になる人もいます。
しかし、社会福祉学科では、経験の大きさよりも、その経験から何を考えたのかが大切です。
例えば、クラスで意見が対立した場面があったとします。
そのとき、「どうして意見がまとまらなかったのだろう」「全員が話しやすい雰囲気を作るにはどうすればよかったのだろう」と考えた経験は、人との関わりを学ぶ第一歩になります。
社会福祉は、人や社会を理解する学問です。だからこそ、日常の出来事を深く考える姿勢が大学での学びにもつながります。
部活動や委員会活動も立派な学びになる
部活動や委員会活動をしている人は、その経験をぜひ振り返ってみてください。
例えば、後輩への教え方を工夫した経験、チーム全体の雰囲気を良くしようと努力した経験、文化祭で役割分担を調整した経験などは、人と協力する力を育てています。
社会福祉学科では、一人で問題を解決するのではなく、多くの人と協力しながら課題に向き合うことを学びます。
高校生活で経験した「人と関わる難しさ」や「協力して何かを成し遂げた経験」は、そのまま大学での学びにもつながっていきます。
活動の規模ではなく、自分がどのように考え、行動したかを整理してみましょう。
ニュースを見る習慣が社会福祉の学びにつながる
社会福祉学科では、社会全体について考える機会が数多くあります。
そのため、高校生のうちからニュースを見る習慣を持つことは、とても良い準備になります。
例えば、高齢化、子どもの貧困、ヤングケアラー、障がい者支援、外国にルーツを持つ人への支援など、社会にはさまざまな課題があります。
ニュースを見たら、「かわいそうだった」で終わるのではなく、「なぜこの問題が起きるのだろう」「自分にできることはあるだろうか」と考えてみてください。
こうした積み重ねが、提出書類や面接で問われる志望理由にも深みを与えてくれます。
身近な人との関わりも大切な経験
社会福祉というと、特別な支援活動をイメージする人もいるかもしれません。
しかし、実際には家族や友達との関わりも大切な学びになります。
例えば、友達が悩んでいるときに話を聞いた経験や、家族の介護を身近で見て感じたこと、アルバイトでさまざまな年代の人と接した経験なども、人を理解するきっかけになります。
社会福祉学科では、「相手の立場に立って考えること」を大切にしています。
日常生活の中にも、その力を育てる場面はたくさんあります。
推薦入試で見られるのは高校生活の「意味づけ」
推薦入試では、「何をしてきたか」だけではなく、「その経験をどう受け止めたか」が評価されます。
例えば、ボランティア活動を一度経験した人よりも、部活動を3年間続ける中で人との関わりについて深く考え続けた人のほうが、自分らしい考えを伝えられることもあります。
大学は、活動の数を競う場ではありません。
提出書類や面接で問われる志望理由では、自分自身の経験を振り返り、その経験から何を学んだのかを自分の言葉で説明できることが重要です。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではなく、これからも考え続けられる人を見ています。
高校と大学では学び方が変わる
高校では、先生から知識を学ぶ時間が多くあります。
一方で大学では、自分で課題を見つけ、資料を調べ、多くの人と意見を交わしながら学びを深めていきます。
社会福祉学科では、社会問題について一つの答えを覚えるのではなく、多面的な視点から考え続けることが求められます。
だからこそ、高校生活でも「なぜだろう」と問いを持つ習慣を身につけることが、とても大切です。
答えを急ぐのではなく、考え続ける姿勢こそが大学での学びにつながります。
まとめ
上智大学総合人間科学部社会福祉学科を目指すうえで、高校生活はすべてが学びの材料になります。
部活動、委員会活動、学校行事、アルバイト、友達との関わり、ニュースを見て考えたことなど、一つひとつの経験が社会福祉への関心につながっていきます。
大切なのは、「すごい経験」を集めることではありません。
身近な出来事を通して問いを持ち、自分なりに考え続けることです。
その積み重ねが、提出書類や面接で問われる志望理由にも自然と表れてきます。
ぜひ今日から、自分の高校生活を少し違った視点で振り返ってみてください。思いがけない経験が、社会福祉学科で学びたい理由につながるかもしれません。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


