上智大学 総合人間科学部 看護学科を目指す人へ|将来像の考え方をわかりやすく解説

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、
「上智大学 総合人間科学部 看護学科を目指す人の将来像の考え方」です。


将来像は「職業名」を答えることではありません

推薦入試では、「将来どのような人になりたいですか」「将来の目標を教えてください」と質問されることがあります。

そのとき、「看護師になりたいです」と答えるだけでは少し物足りません。

もちろん、看護師を目指すことは大切な目標です。

しかし大学が知りたいのは、「どのような看護師になりたいのか」「社会の中でどのような役割を果たしたいのか」という部分です。

将来像とは、職業名ではなく、自分がどのような価値を社会に届けたいのかを考えることなのです。


今、明確な夢がなくても大丈夫

高校生の中には、「まだ将来のことがはっきり決まっていません」と不安になる人もいます。

しかし、そのことを必要以上に心配する必要はありません。

大学は、将来を決める場所ではなく、将来について学びながら考えていく場所でもあります。

推薦入試でも、完成された将来像より、「これから大学で学びながら成長したい」という姿勢が大切です。

「地域医療に興味がある」「子どもの健康について学んでみたい」「人の心に寄り添える看護を学びたい」など、今の関心を素直に伝えることが第一歩になります。


自分の経験から将来像を考えてみよう

将来像を考えるときは、自分の経験を振り返ることがおすすめです。

例えば、家族の入院を経験した人は、「患者さんだけでなく家族にも安心を届けられる看護師になりたい」と考えるかもしれません。

部活動で後輩を支えた経験がある人は、「相手の気持ちを大切にできる人になりたい」と思うかもしれません。

アルバイトで高齢者と接した経験から、「地域で安心して暮らせる社会づくりに関わりたい」と考える人もいるでしょう。

将来像は、特別な経験から生まれるものではありません。

日常生活の中で感じたことが、将来の目標につながることも多くあります。


大学で学びたいことと結び付けよう

将来像を話すときは、「だから上智大学で学びたい」という流れを意識すると伝わりやすくなります。

例えば、「患者さん一人ひとりの生活を大切にする看護を学びたい」「多職種と協力できる力を身につけたい」「地域や国際社会にも目を向けながら看護を学びたい」など、大学での学びと将来像を結び付けて考えてみましょう。

大学で何を学び、その学びを将来どのように生かしたいのかが見えると、志望理由にも一貫性が生まれます。


将来像は変わっても構いません

高校生の段階で考えた将来像が、そのまま卒業後まで変わらないとは限りません。

大学では、多くの授業や実習、人との出会いがあります。

その中で興味のある分野が変わったり、新しい目標が見つかったりすることもあります。

それは決して悪いことではありません。

むしろ、学びを通して視野が広がった結果とも言えます。

推薦入試でも、「今はこのように考えています」と誠実に伝えることが大切です。


推薦入試では未来より「考え方」が見られている

将来像について質問されると、「正しい答えを言わなければ」と考えてしまう人もいます。

しかし、大学が知りたいのは未来を言い当てることではありません。

どのような理由でその目標を持ったのか、そこに至るまでどのような経験や考えがあったのかを知りたいのです。

推薦入試では、知識量だけではなく、問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、対話姿勢が重視されています。

将来像についても、「人を支えるとは何だろう」「社会にはどのような課題があるのだろう」と考え続けられる姿勢が評価されます。

推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではなく、大学で学びながら成長できる人を選ぶ試験なのです。


普段からできる将来像の考え方

将来像は、急に思いつくものではありません。

ニュースを見たときや学校生活の中で、「自分ならどう考えるだろう」「どんな社会になってほしいだろう」と考える習慣を持つことが大切です。

また、自分がうれしかった出来事や、悔しかった出来事を振り返ることも役立ちます。

そこには、自分が大切にしたい価値観が隠れていることがあります。

その価値観を少しずつ言葉にしていくことで、自分らしい将来像が見えてきます。


まとめ

上智大学総合人間科学部看護学科を目指す人にとって、将来像とは職業名を答えることではありません。

自分がどのような人になりたいのか、どのような社会に貢献したいのかを考えることが大切です。

推薦入試では、将来が完璧に決まっている必要はありません。

問いを持ち、大学で学びながら成長したいという姿勢こそが評価されます。

ぜひ、自分の経験や興味を振り返りながら、「どのような人になりたいのだろう」と考えてみてください。その問いが、大学での4年間を支える大切な出発点になります。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。