上智大学 総合人間科学部 看護学科を志望する前に知っておきたいこと

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、
「上智大学 総合人間科学部 看護学科を志望する前に知っておくこと」です。


「看護師になりたい」だけで大学を選ばないことが大切

上智大学総合人間科学部看護学科を目指そうと考え始めたとき、「看護師になりたいから看護学科に進もう」と考える人は多いでしょう。

もちろん、その気持ちはとても大切です。

しかし、大学選びでは将来の職業だけではなく、「どのような学びができるのか」まで考えることが重要になります。

同じ看護学科でも、大学によって教育方針や特色、学べる内容は少しずつ異なります。

上智大学では、人を病気だけで見るのではなく、一人の人間として理解し、多様な価値観を尊重しながら学ぶことを大切にしています。

そのような学びに魅力を感じるかどうかを、自分自身でも考えてみましょう。


大学での学びは高校とは大きく違う

高校では、授業で学んだ内容を理解し、知識を身につけることが中心になります。

一方で大学では、「自分で考えること」が学びの中心になります。

例えば、「患者さんにとって最も良い支援とは何か」という問いに、一つだけの正解はありません。

年齢や生活環境、家族構成、価値観によって、必要な支援は変わります。

大学では、さまざまな立場から考え、仲間や先生と意見を交わしながら、自分の考えを深めていきます。

知識を覚えるだけではなく、「なぜそう考えるのか」を説明できる力が求められます。


看護は「人」を理解する学問

看護というと、注射や採血、医療機器を扱う技術をイメージする人も多いかもしれません。

もちろん、それらの技術も大切な学びです。

しかし、それだけでは看護は成り立ちません。

患者さんは一人ひとり違う人生を歩み、異なる価値観や生活環境を持っています。

同じ病気でも、何を不安に感じるかは人によって異なります。

だからこそ、看護では相手を理解しようとする姿勢が欠かせません。

人の気持ちや生活背景まで考えられる力を育てることが、大学での大切な学びになります。


勉強だけではない大学生活

大学生活は授業だけではありません。

実習やグループワーク、課外活動、ボランティアなど、多くの人と関わる機会があります。

高校よりも自分で考えて行動する場面が増えるため、時間の使い方や自己管理も重要になります。

また、多様な価値観を持つ学生と出会うことも大学ならではの魅力です。

自分とは違う考え方に触れることで、新しい視点が生まれ、自分自身の考えも深まっていきます。

大学生活そのものが、人を理解する力を育てる時間になるでしょう。


推薦入試では「今の完成度」ではなく「これから」が見られる

推薦入試では、「医療について詳しい人」が選ばれるわけではありません。

大学が見ているのは、「この人は大学で成長していけるだろうか」という点です。

提出書類や面接で問われる志望理由でも、知識を並べるより、「なぜそう考えたのか」「大学で何を学びたいのか」を伝えることが大切です。

上智大学では、問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、対話姿勢が重視されています。

推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。

考え続ける力を持った人を迎え入れるための試験なのです。


高校生活の経験はすべて学びにつながる

「医療に関する経験がないから不利なのでは」と考える必要はありません。

部活動で後輩を支えた経験、文化祭でクラスをまとめた経験、アルバイトで相手の立場を考えながら接客した経験なども、人を理解する力につながっています。

大切なのは、その経験から何を学んだかです。

一つひとつの出来事を振り返り、「自分はどのように考えたのか」「今ならどう行動するだろうか」と考える習慣を持つことで、大学での学びにもつながります。


志望する前に大学について調べよう

志望校を決める前には、大学について十分に調べることも大切です。

カリキュラムや教育方針、実習内容、先生方の研究、学生生活などを知ることで、「自分がここで学ぶ姿」を具体的に想像できるようになります。

オープンキャンパスや大学の公式情報を見ることもおすすめです。

「偏差値が合っているから」「人気があるから」という理由だけではなく、「ここで学びたい」という気持ちを持てるかどうかを大切にしてください。


自分に問いを投げかけてみよう

志望校を決める前に、ぜひ自分自身にも問いを投げかけてみてください。

「なぜ人を支えたいと思うのだろう」「どのような看護を学びたいのだろう」「社会にはどのような健康の課題があるのだろう」。

すぐに答えが出なくても大丈夫です。

大学では、このような問いについて4年間かけて学んでいきます。

今から少しずつ考え始

めることが、推薦入試の準備にも大学での学びにもつながります。


まとめ

上智大学総合人間科学部看護学科を志望する前には、看護師という職業だけではなく、大学でどのような学びが待っているのかを知ることが大切です。

大学では、自分で問いを持ち、人や社会について考え続けながら、多様な価値観を理解する力を育てていきます。

推薦入試でも、知識量だけではなく、問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、対話姿勢が評価されます。

ぜひ、「自分はなぜ看護を学びたいのか」「大学でどのように成長したいのか」を少しずつ考えてみてください。その積み重ねが、自分らしい進路選択につながっていきます。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。