こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学経済学部経済学科|志望前に知っておきたいことと推薦型選抜の考え方」です。


経済学科を志望する前に知っておきたいこと

上智大学経済学部経済学科に興味を持っている人の中には、「経済学は難しそう」「数学ができないとついていけないのでは」と不安に感じる人もいるかもしれません。

また、「経済学科と経営学科の違いがまだよく分からない」という人もいると思います。

大学での学びは、高校までの授業とは少し違います。

そのため、志望する前に経済学科ではどのようなことを学び、どのような姿勢が大切になるのかを知っておくことは、とても重要です。


経済学は暗記よりも「考える学問」

まず知っておきたいのは、経済学は暗記中心の学問ではないということです。

高校の社会科では、用語や制度、歴史的な出来事を覚える場面が多いかもしれません。

しかし大学の経済学では、「なぜそうなるのか」を考えることが中心になります。

たとえば、なぜ物価は上がるのか、なぜ景気は良くなったり悪くなったりするのか、なぜ格差は広がるのかといった問いを考えます。

経済学は、社会の出来事を感覚だけで見るのではなく、理論やデータを使って理解しようとする学問です。


数学は必要だが、完璧である必要はない

経済学科を志望する人がよく心配するのが数学です。

たしかに大学の経済学では、グラフ、関数、統計、データ分析などを使う場面があります。

そのため、数学にまったく触れずに学ぶ学問ではありません。

ただし、推薦型選抜で評価されるのは、数学が得意かどうかだけではありません。

むしろ大切なのは、社会への関心、論理的に考えようとする姿勢、問題に対する興味です。

大学に入ってから必要な知識を少しずつ学んでいくこともできます。


経済学は社会と強くつながっている

経済学の特徴は、社会とのつながりがとても強いことです。

扱うテーマには、格差問題、人口減少、税制、社会保障、国際貿易、環境問題、雇用や賃金などがあります。

どれもニュースでよく見かけるテーマであり、私たちの生活とも深く関わっています。

たとえば、物価が上がると家計に影響が出ます。最低賃金が変わると、働く人だけでなく企業にも影響があります。

経済学を学ぶことで、ニュースをただ見るだけでなく、その背景にある仕組みを考えられるようになります。


経済学科に向いている人

経済学科に向いているのは、社会のニュースに関心があり、「なぜそうなるのだろう」と考えられる人です。

数学が得意なことも強みになりますが、それだけがすべてではありません。

社会の仕組みを知りたい人、物事の背景を考えるのが好きな人、一つの問題をいろいろな立場から見ようとする人は、経済学科の学びに向いていると言えます。

たとえば、円安のニュースを見たときに、輸出企業、輸入品を買う消費者、海外旅行をする人など、立場によって影響が違うことに気づける視点は、経済学につながります。


志望理由は最初から完璧でなくていい

推薦型選抜を考えると、「出願書類や面接で問われる志望理由を完璧にしなければ」と焦る人もいるかもしれません。

しかし、志望理由は最初から完成している必要はありません。

大切なのは、自分の関心を整理していくことです。

どんなニュースに興味を持ったのか、どんな社会問題が気になるのか、なぜそれが気になるのか。

こうした問いを考えることが、志望理由の出発点になります。


推薦型選抜で見られること

上智大学の推薦型選抜では、専門知識の量だけが評価されるわけではありません。

経済学科を志望する場合も、問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、対話姿勢などが見られます。

「経済に興味があります」と言うだけではなく、なぜ興味を持ったのか、どのような社会問題を考えたいのかを、自分の言葉で説明できることが大切です。

推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。


最後に:社会への疑問を大切にしよう

上智大学経済学部経済学科を志望する前に知っておきたいのは、経済学が「社会を考える学問」だということです。

数学やデータを使う場面はありますが、それ以上に大切なのは、社会の出来事に関心を持ち、理由や背景を考えようとする姿勢です。

物価、税金、雇用、格差、国際経済など、経済学につながるテーマは身近なところにあります。

まずは、自分が気になったニュースや日常の疑問を一つ選んでみてください。

その小さな問いを深めることが、上智大学経済学部経済学科を志望する理由につながっていきます。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。