こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学文学部新聞学科|推薦型選抜で評価される力とは」です。


推薦型選抜で見られるのは実績だけではない

上智大学文学部新聞学科の推薦型選抜を考えていると、「特別な活動をしていないと難しいのでは」「文章力が高くないと評価されないのでは」と不安になる人もいるかもしれません。

もちろん、新聞部での活動やメディアに関する経験があれば、それは一つの材料になります。

しかし、推薦型選抜で評価されるのは実績の大きさだけではありません。

大切なのは、社会や情報に対してどのような疑問を持ち、どのように考えてきたかです。


社会を見る視点

新聞学科で大切になるのは、社会を見る視点です。

新聞学科では、メディアと社会の関係を学びます。

そのため、ニュースや社会問題に対して、「なぜこの問題が起きているのか」「なぜこのように報道されているのか」と考える姿勢が重要になります。

たとえば、SNSで大きく広がったニュースを見たときに、ただ話題として受け取るだけでなく、なぜ多くの人が反応したのかを考えることも、新聞学科につながる視点です。


情報を考える力

新聞学科では、情報をそのまま受け取るのではなく、情報の背景や伝わり方を考えます。

たとえば、同じ出来事でも、新聞、テレビ、SNS、動画メディアでは伝え方が違うことがあります。

どの言葉が使われているのか。何が強調されているのか。誰の視点で語られているのか。

こうした点に気づける力は、新聞学科の学びにとって大切です。

情報があふれる時代だからこそ、情報を受け取る側として考える力も求められます。


思考のプロセスを伝える力

出願書類や面接で問われる志望理由では、「メディアに興味があります」だけでは少し弱くなってしまいます。

大切なのは、なぜメディアに興味を持ったのか、どんな出来事がきっかけだったのか、そこから何を考えたのかという流れです。

たとえば、SNSで誤った情報が広がる様子を見て疑問を持ち、情報の信頼性や報道の役割に関心を持った、という流れがあれば、思考の過程が伝わります。

推薦型選抜では、結論だけでなく、考えに至るまでのプロセスが大切です。


多様な視点を持つ姿勢

メディアを考えるとき、一つの視点だけでは社会を理解しきれません。

同じニュースでも、立場によって受け取り方は変わります。

ある人にとっては重要な問題でも、別の人にとっては違う見え方をすることがあります。

そのため新聞学科では、さまざまな立場や意見を理解しようとする姿勢が大切になります。

推薦型選抜でも、一つの考えに決めつけるのではなく、「他の立場から見るとどう見えるのか」と考えられることは大きな強みになります。


日常の経験も評価につながる

新聞学科を目指すうえで、必ずしも特別なメディア経験が必要なわけではありません。

学校生活、部活動、探究活動、ニュースを見た経験、SNSで感じた違和感なども、十分に材料になります。

たとえば、クラスで意見が分かれた出来事から、「人は同じ情報を見ても違う受け止め方をする」と気づいた経験も、新聞学科の学びにつながります。

重要なのは、経験の大きさではなく、その経験から何を考えたかです。


最後に:情報への疑問を大切にしよう

上智大学文学部新聞学科の推薦型選抜で評価されるのは、単なる実績や知識の量だけではありません。

社会を見る視点、情報を考える力、思考のプロセス、多様な視点、対話する姿勢が大切になります。

推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。

まずは、日々触れているニュースやSNSについて、「なぜこの情報が広がったのだろう」「自分はなぜ気になったのだろう」と考えてみてください。

その小さな疑問が、上智大学文学部新聞学科を志望する理由につながっていきます。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。