こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学経済学部経済学科|経済学と社会のつながりを推薦型選抜でどう考えるか」です。
経済学はお金だけの学問ではない
経済学と聞くと、「お金の話」「株や金融の知識」「ビジネスに役立つ学問」というイメージを持つ人も多いかもしれません。
もちろん、お金や金融も経済学と関係しています。
しかし、経済学の本質はそれだけではありません。
経済学は、社会の仕組みを理解するための学問です。
物価、税金、雇用、格差、貿易、社会保障など、私たちの生活に関わる多くの問題は、経済学の視点から考えることができます。
私たちの生活と経済のつながり
経済は、遠い世界の話ではありません。
たとえば、コンビニの商品が値上がりすること、アルバイトの時給が変わること、電気代や交通費が上がることも、経済の仕組みと関係しています。
商品の値段は、需要と供給、原材料費、人件費、為替、流通など、さまざまな要素によって変化します。
普段の買い物の中にも、「なぜこの値段なのだろう」と考えるきっかけがあります。
こうした身近な疑問を社会全体の仕組みとして考えるのが、経済学の面白さです。
社会問題と経済学
経済学は、社会問題とも深くつながっています。
- 格差問題
- 貧困
- 少子高齢化
- 環境問題
- 地域経済
- 雇用や賃金
たとえば、「格差をなくしたい」と考えることは大切です。
しかし、それを実現するためには、どのような制度や政策が必要なのか、どの立場にどのような影響が出るのかを考える必要があります。
感情だけでなく、仕組みやデータを使って社会を理解しようとするところに、経済学の役割があります。
世界経済とのつながり
経済は、国内だけで完結しているわけではありません。
輸出、輸入、為替、エネルギー、国際貿易などを通して、世界と深くつながっています。
たとえば、ニュースで「円安」という言葉を聞くことがあります。
円安になると、輸出企業にとって有利になる場合がありますが、輸入品の価格が上がり、私たちの生活費に影響することもあります。
一つの経済現象にも、企業、消費者、政府、海外との関係など、さまざまな立場が関わっています。
経済学は社会を見る視点を広げる
経済学を学ぶと、ニュースの見方が少し変わります。
「物価が上がった」「税金が変わった」「賃金が上がった」という出来事を、ただ受け取るだけではなく、背景にある仕組みを考えるようになります。
なぜその問題が起きているのか。誰にどのような影響があるのか。別の立場から見るとどう見えるのか。
こうした問いを持つことで、社会を多面的に見る力が育っていきます。
推薦型選抜でどう見られるか
上智大学経済学部経済学科の推薦型選抜では、専門知識の量だけが評価されるわけではありません。
出願書類や面接で問われる志望理由では、社会の出来事にどのような疑問を持ち、どのように考えているのかが大切になります。
たとえば、「物価上昇に関心があります」だけで終わるのではなく、「物価上昇が家計だけでなく、企業や政策にも関係していることに気づき、経済の仕組みを学びたいと思いました」と説明できると、思考の流れが伝わります。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。
最後に:身近な疑問から社会を考えよう
経済学は、お金やビジネスだけの学問ではありません。
私たちの生活、社会問題、世界の動きと深くつながる学問です。
上智大学経済学部経済学科を目指すなら、まずは身近なニュースや日常の出来事に対して、「なぜだろう」と考えてみてください。
商品の値段、アルバイトの時給、税金、地域の変化など、経済学につながる入り口はたくさんあります。
その小さな疑問を丁寧に深めることが、志望理由を考える第一歩になります。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


