自己推薦書を書いていると、
- 文字数が足りない気がして長く書いてしまう
- 丁寧に説明しようとして文章が長くなる
- 読み返すと分かりにくくなっている
と感じることがあります。
しかし、文章は長ければ伝わるわけではありません。
むしろ、短く整理された文章の方が内容は正確に伝わります。
上智大学の推薦入試では、表現の華やかさよりも、
- 思考の整理力
- 論理性
- 読み手への配慮
が伝わる文章が評価されます。
今回は、短くても伝わる文章の書き方を解説します。
なぜ短い文章の方が伝わるのか
① 内容が明確になる
一文が長いと、主張がぼやけてしまいます。
② 読み手の理解負担が減る
読みやすい文章は、それだけで好印象につながります。
③ 思考が整理されている印象を与える
簡潔な文章は、考えが整理されている証拠でもあります。
長くて分かりにくい文章の例
私は部活動においてチームワークを大切にしながら活動することの重要性を学び、その経験を通して人と協力することの大切さを理解し、今後もその姿勢を大切にしていきたいと考えています。
一文が長く、伝えたいポイントがぼやけています。
短く整理した例
部活動では、意見の違いを話し合いで調整する経験を重ねました。
この経験から、協力とは相手の考えを理解することだと学びました。
✔ 内容が明確
✔ 読みやすい
✔ 学びが伝わる
短く伝えるための基本原則
✔ 原則①:一文一メッセージ
一つの文では、一つの内容を伝える。
❌
私は文化祭実行委員として活動し、協力の大切さを学び、責任感も身につきました。
✔
文化祭実行委員として活動する中で、役割を最後まで果たす責任の重さを学びました。
✔ 原則②:不要な言葉を削る
❌
私はこの経験を通して学ぶことができたと感じました。
✔
この経験から○○の大切さを学びました。
✔ 原則③:同じ意味の繰り返しを避ける
❌
多くのことを学び、大きく成長することができたと感じています。
✔
この経験は、私の考え方を大きく変えました。
「丁寧」と「長い」は違う
丁寧に書こうとすると、文章が長くなりがちです。
しかし、
- 簡潔であること
- 分かりやすいこと
- 読み手に配慮されていること
こそが、本当の意味で丁寧な文章です。
文章を短くする具体的な方法
① 接続語を減らす
「そして」「また」「さらに」が多いと冗長になります。
② 主語を省略できる部分は省く
日本語は主語を繰り返さなくても意味が通じます。
③ 「〜することができた」を減らす
→ 「〜した」で十分伝わる
推敲するときのチェックポイント
書いた後に次の点を確認してみましょう。
- 一文が長すぎないか
- 同じ内容を繰り返していないか
- 削っても意味が変わらない部分はないか
- 声に出して読んでみて自然か
声に出して読んだときに息が続かない文章は、長すぎる可能性があります。
短くても薄くならないコツ
短くすると内容が薄くなるのでは、と心配する人もいます。
大切なのは、
✔ 具体例を入れる
✔ 気づきを明確にする
✔ 伝えたいことを絞る
ことです。
長さではなく、内容の明確さが伝わりやすさを決めます。
まとめ
短く整理された文章は、あなたの考えを正確に伝える力を持っています。
意識したいポイント:
✔ 一文一メッセージ
✔ 不要な言葉を削る
✔ 簡潔で読みやすくする
文章を短くすることは、思考を整理することでもあります。
もし文章を削る判断が難しいと感じたら、無料個別相談を活用するという方法もあります。第三者の視点が入ることで、伝わる文章へと磨かれていくことがあります。
次回は、文字数制限内で内容を充実させるコツについて解説します。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


