こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「合格者はなぜ「理由」を語れるのか」です。
自己推薦書や面接の対策を進める中で、
- 自分の経験はあるのに、うまく説明できない
- 「なぜ?」と聞かれると答えに詰まる
- 他の受験生と何が違うのか分からない
と感じる人は少なくありません。
実際、合格者の多くに共通しているのは、特別な実績ではなく、自分の考えの「理由」を語れることです。
上智大学の推薦入試では、
- なぜその経験が印象に残ったのか
- なぜその課題に関心を持ったのか
- なぜその分野を学びたいのか
といった「理由」が重視されます。
今回は、合格者が理由を語れる理由と、その力を身につける方法を解説します。
「理由」が重要な理由
理由を説明できることで、次の点が伝わります。
✔ 思考の深さ
✔ 問題意識の明確さ
✔ 自分の言葉で考えていること
✔ 学びへの主体性
単なる経験の紹介ではなく、考えの過程が見えてきます。
経験だけでは評価されない
❌ 経験の説明のみ
ボランティア活動に参加しました。
✔ 理由がある説明
支援を必要としている人がいても制度につながらない現状を知り、その背景に関心を持つようになりました。
👉 何に気づいたかが伝わる
合格者が理由を語れる理由
① 自分の経験を振り返っている
単に活動しただけで終わらず、
- 何が印象に残ったのか
- なぜ気になったのか
を考えています。
② 疑問を持つ習慣がある
合格者は出来事に対して、
- なぜそうなるのか
- 他の方法はないのか
と問いを持っています。
③ 自分の考えの変化に気づいている
経験を通して、
- 見方がどう変わったのか
- 新たに気づいたことは何か
を言葉にできます。
理由を語る力が伝えるもの
理由を説明できると、
✔ 深く考えている姿勢
✔ 学びに向かう意欲
✔ 問題意識の芽
が自然に伝わります。
これは大学での学びに直結する力です。
理由を語れないときの特徴
❌ 出来事の説明だけで終わる
❌ 「なんとなく興味がある」で止まる
❌ 気持ちだけで終わる
👉 思考の過程が見えにくくなります。
理由を語れるようになる3つの問い
自分の経験に対して、次の問いを考えてみましょう。
① なぜ印象に残ったのか?
→ 心が動いた理由を探る
② なぜ重要だと感じたのか?
→ 問題意識の背景を知る
③ なぜもっと知りたいと思ったのか?
→ 学びたい動機が明確になる
理由が深まる例
出来事
留学生との交流活動に参加した
気づき
価値観の違いに戸惑った
理由
言葉が通じても理解し合うことの難しさを実感した
関心
異文化理解について学びたいと考えるようになった
👉 思考の流れが見える
理由は「正解」ではなく「自分の視点」
重要なのは立派な理由ではありません。
- 自分がなぜ気になったのか
- なぜ疑問を持ったのか
- なぜ関心が続いているのか
という、自分自身の視点です。
理由を語る力は面接でも活きる
面接でよく聞かれる質問:
- なぜその経験が印象に残ったのですか?
- なぜその課題に関心を持ったのですか?
- なぜその分野を学びたいのですか?
理由を整理しておくことで、自然に答えられます。
まとめ
合格者に共通しているのは、特別な経験ではなく、理由を語れる力です。
意識したいポイント:
✔ 経験を振り返る
✔ 「なぜ?」を重ねて考える
✔ 気づきや考えの変化を言葉にする
✔ 自分の視点を大切にする
理由を語る力は、自分の関心を深める力でもあります。
もし自分の経験の意味づけに迷う場合は、無料個別相談を活用する方法もあります。対話を通して、自分の中にある理由が見えてくることもあります。
次回は、思考が浅く見える回答の特徴について解説します。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


