こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学経済学部経済学科|何を学ぶ学科かと推薦型選抜で求められる視点」です。
経済学科は「社会の仕組み」を考える学科
上智大学経済学部経済学科に興味を持つ高校生の中には、「経済学科では何を学ぶのだろう」「経営学科とは何が違うのだろう」と疑問に思う人も多いと思います。
経済学というと、お金、株、金融、ビジネスといったイメージを持つ人もいるかもしれません。
もちろん、それらも経済と関係しています。しかし経済学科で学ぶのは、お金の話だけではありません。
経済学は、社会の中で人や企業、政府がどのように行動し、その結果として社会全体がどう動くのかを考える学問です。
経済学はニュースと深くつながっている
経済学で扱うテーマは、私たちの生活ととても近いところにあります。
たとえば、物価上昇、賃金、税金、雇用、少子高齢化、格差、国際貿易などです。
ニュースで見かける社会問題の多くは、経済の視点から考えることができます。
「なぜ物価は上がるのか」「なぜ賃金が上がりにくいのか」「なぜ地域によって経済格差が生まれるのか」といった問いは、経済学の大切なテーマです。
経済学を学ぶことで、社会の出来事を感覚だけでなく、理論やデータを使って考えられるようになります。
経済学科と経営学科の違い
高校生がよく迷うのが、経済学科と経営学科の違いです。
簡単に言うと、経済学科は社会全体の仕組みを考える学科、経営学科は企業や組織の運営を考える学科です。
たとえば、「企業はどう利益を出すのか」「組織をどう動かすのか」は経営学に近いテーマです。
一方で、「なぜ景気は変動するのか」「なぜ価格は決まるのか」「税金や政策は社会にどのような影響を与えるのか」は経済学に近いテーマです。
どちらが良いという話ではありません。自分が企業や組織に関心があるのか、社会全体の仕組みに関心があるのかを考えてみると、違いが見えやすくなります。
数学が得意でないと難しいのか
経済学と聞くと、「数学が得意でないと無理なのでは」と不安になる人もいるかもしれません。
確かに大学の経済学では、グラフ、関数、統計、データ分析などを使う場面があります。
ただし、推薦型選抜で見られるのは、数学力そのものだけではありません。
大切なのは、社会の問題に関心を持ち、原因や背景を論理的に考えようとする姿勢です。
たとえば、「物価が上がると生活にどんな影響があるのか」「最低賃金はどうあるべきか」といった問いに対して、自分なりに考えようとする姿勢が重要になります。
経済学科で扱うテーマ
経済学科では、社会のさまざまなテーマを扱います。
- 景気や物価
- 雇用や賃金
- 税金や社会保障
- 格差問題
- 国際貿易
- 環境問題と経済
どれも高校生にとって遠い話ではありません。
たとえば、コンビニの商品が値上がりしたり、アルバイトの時給が変わったり、ニュースで円安や物価高が話題になったりすることも、経済学の入り口になります。
日常の中にある疑問を、社会全体の仕組みとして考えるのが経済学です。
推薦型選抜で見られる視点
上智大学の推薦型選抜では、「経済に興味があります」という言葉だけでは十分ではありません。
出願書類や面接で問われる志望理由では、なぜ経済に関心を持ったのか、どのような社会問題を考えたいのかを伝えることが大切です。
推薦型選抜で評価されるのは、専門知識の量だけではありません。
問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、対話姿勢などが見られます。
経済学科を目指すなら、ニュースや日常の出来事に対して「なぜそうなるのだろう」と考える習慣を持つことが大切です。
最後に:社会を見る視点を育てよう
上智大学経済学部経済学科は、社会の仕組みを理解する学科です。
景気、格差、税金、雇用、国際経済など、私たちの生活と深く関わるテーマを学びます。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。
もしあなたが、ニュースを見て「なぜこうなるのだろう」「社会の仕組みをもっと知りたい」と感じたことがあるなら、それは経済学科での学びにつながるかもしれません。
まずは、自分が気になった社会の出来事を一つ選び、なぜ関心を持ったのかを考えてみてください。
その問いが、上智大学経済学部経済学科を志望する理由の出発点になります。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


