こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学神学部神学科の推薦型選抜|思考力をどう伝えるか」です。
神学科の推薦型選抜で大切な思考力とは
上智大学神学部神学科の推薦型選抜では、「思考力」が大切だと言われることがあります。
しかし、思考力と聞くと、
「難しい宗教知識が必要なのかな」
「立派な答えを言えないといけないのかな」
と不安になる人もいるかもしれません。
神学科で見られる思考力とは、専門用語をたくさん知っていることではありません。
大切なのは、自分が持った問いについて、どのように考えようとしているかです。
結論よりも考え方の流れを見せる
提出書類や面接で思考力を伝えるとき、結論だけを書くと少し弱くなってしまいます。
例えば、
「多様な価値観を理解したいです」
だけでは、なぜそう考えたのかが見えにくくなります。
大切なのは、
- どんな経験がきっかけだったのか
- そこで何に疑問を持ったのか
- その疑問をどう考えてきたのか
- 大学でどう深めたいのか
という流れです。
この流れがあると、読み手や面接官に「この人は考え続けている」と伝わりやすくなります。
一つの問いを深く考える
思考力を見せようとして、たくさんのテーマを並べる必要はありません。
むしろ、一つの問いを丁寧に考える方が、神学科らしい深さが伝わります。
例えば、
「人はなぜ善い行いをしようとするのか」
という問いがあります。
この問いについて、学校生活やボランティア、友人関係、ニュースなどをきっかけに考えた経験があれば、それは立派な材料になります。
大きな実績よりも、その経験から何を考えたかが大切です。
異なる立場を考える姿勢
神学では、一つの答えだけで物事を決めつけるのではなく、異なる立場から考える姿勢が大切です。
例えば、ある社会問題について、賛成する人と反対する人がいるとします。
そのときに、
「どちらが正しいか」
だけで終わらせるのではなく、
「なぜその人はそう考えるのだろう」
と考えることが重要です。
この姿勢は、他者理解や対話の力にもつながります。
上智大学の推薦型選抜でも、こうした多面的な視点は大切にされます。
日常の疑問から思考力は育つ
思考力は、特別な活動をした人だけが持っているものではありません。
日常の中の小さな疑問から育っていきます。
例えば、
- なぜ人によって大切にする価値観が違うのか
- なぜ人は誰かを助けようとするのか
- 宗教や文化の違いは社会にどう影響するのか
- 正しい行いとは誰が決めるのか
こうした疑問を持ち、少しずつ考えていくことが、思考力を育てる第一歩です。
面接では考えながら話す姿勢も大切
面接では、すぐに答えが出ない質問をされることもあります。
そのとき、完璧な答えを急いで言う必要はありません。
「少し考えながらお話ししてもよろしいでしょうか」
と落ち着いて伝え、自分なりに考えて話すことも大切です。
神学の学びでは、問いに向き合い、対話を通して考えを深める姿勢が求められます。
面接でも、その姿勢が伝わることが重要です。
上智大学神学部神学科を目指すあなたへ
神学科の推薦型選抜で求められる思考力は、難しい知識を並べる力ではありません。
大切なのは、
- 問いを持つこと
- 考えの流れを説明すること
- 異なる立場を理解しようとすること
- 考え続ける姿勢を持つこと
です。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。
自分の問いと向き合い、考え続けられる人を見ている試験です。
まずは、日常の中で感じた疑問を一つ選び、「なぜ自分はそれが気になるのか」を考えてみてください。
その問いを深めていくことが、上智大学神学部神学科で学ぶ理由につながっていきます。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


