こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学法学部国際関係法学科とはどんな学科?推薦型選抜を目指す高校生が知っておきたい学びの特徴」です。


上智大学法学部国際関係法学科とはどんな学科なのか

上智大学法学部国際関係法学科は、国際社会のルールについて学ぶ学科です。

「法律を学ぶ学科」と聞くと、日本の法律や裁判について学ぶイメージを持つ人もいるかもしれません。

しかし国際関係法学科が扱うのは、それだけではありません。

世界では毎日のように国家間の対立や環境問題、人権問題、難民問題などが起きています。

こうした問題の背景には、「国際社会はどのようなルールで成り立っているのか」という大きなテーマがあります。

国際関係法学科では、そのルールを法律の視点から考えていきます。


国際法とは何か

私たちが暮らす日本には法律があります。

交通ルールや契約のルール、学校生活に関わる制度も法律によって支えられています。

では世界全体にはどうでしょうか。

世界には日本政府のような一つの政府は存在しません。

それでも各国は協力したり、ときには対立したりしながら国際社会を形成しています。

その中で重要になるのが国際法です。

例えば、

  • 海をどのように利用するのか
  • 戦争はどこまで許されるのか
  • 環境問題にどう対応するのか
  • 人権をどのように守るのか

こうした問題には国際的なルールがあります。

国際関係法学科では、その仕組みや背景を学びながら、より良い国際社会のあり方を考えていきます。


国際ニュースが学びの入り口になる

国際関係法学科に興味を持つきっかけは、必ずしも法律である必要はありません。

例えばニュースを見ていて、

「なぜ戦争はなくならないのだろう」
「難民はどのように守られているのだろう」
「国際社会はなぜ一致して行動できないのだろう」

と疑問を持った経験はないでしょうか。

そうした疑問こそが、国際関係法学科の学びの出発点になります。

推薦型選抜でも、国際問題について詳しい知識があることより、「なぜそう思ったのか」「どんな疑問を持ったのか」が重要になります。


法律を暗記するだけの学科ではない

法学部というと、法律の条文を覚える学問だと思われることがあります。

もちろん法律の知識は必要です。

しかし実際には、それ以上に考える力が求められます。

例えばある国際問題について、

  • なぜその問題が起きたのか
  • どのような立場の人がいるのか
  • どんな解決策が考えられるのか

を多角的に考える必要があります。

一つの答えを覚えるのではなく、さまざまな立場を理解しながら考える姿勢が大切になります。


推薦型選抜で評価されるポイント

上智大学の推薦型選抜では、知識量や実績だけが評価されるわけではありません。

特に国際関係法学科では、

  • 社会問題への関心
  • 国際ニュースへの問題意識
  • 多様な立場を理解しようとする姿勢
  • 自分なりに考え続ける力

が重要になります。

例えば模範解答を持っている人よりも、

「この問題には複数の見方があるのではないか」

と考えられる人の方が、大学での学びとの相性が良い場合があります。

推薦型選抜は完璧な人を選ぶ試験ではありません。

考え続けられる人を見ている試験です。


高校生活でできる準備とは

国際関係法学科を目指すからといって、特別な活動をしなければならないわけではありません。

まずは普段の生活の中でニュースに触れることから始めてみましょう。

そして気になった出来事があれば、

「なぜ起きたのだろう」
「自分だったらどう考えるだろう」

と少し立ち止まって考えてみてください。

部活動や生徒会活動、探究学習で感じたことも立派な材料になります。

大切なのは活動の大きさではなく、その経験を通じて何を考えたかです。


国際関係法学科を志望するあなたへ

国際社会には正解が一つではない問題が数多く存在します。

だからこそ、異なる立場を理解しながら考え続ける姿勢が必要になります。

もしあなたがニュースを見て、

「なぜこんな問題が起きるのだろう」
「もっと良いルールは作れないのだろうか」

と感じることがあるなら、その疑問は国際関係法学科での学びにつながる可能性があります。

まずは自分の問いを大切にしてみてください。

推薦型選抜でも、その問いがあなたらしさを伝える大きな武器になります。

そして、その問いを大学でどう深めたいのかを少しずつ考えてみましょう。

きっとそこに、あなただけの志望理由のヒントが見つかるはずです。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。