上智大学 総合人間科学部 看護学科|田村南海子准教授の研究紹介 手術室看護から「命を支えるチーム医療」を考える

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、「手術室看護から『命を支えるチーム医療』を考える」です。


成人看護学・臨床看護学ってどんな学問?

上智大学総合人間科学部看護学科の田村南海子准教授は、成人看護学、臨床看護学を専門としています。田村准教授は慶應義塾大学病院の中央手術室で看護師として長く勤務した経験を持ち、手術という命に関わる緊張感の高い現場での実践的な知識を、教育・研究に活かしてきました。手術室では、医師や麻酔科医、他の看護師と息を合わせながら、限られた時間の中で患者さんの命を守るための正確な判断と行動が求められます。

田村准教授は東京都立保健科学大学(現・東京都立大学)で看護学の学士を、上智大学大学院で看護学の修士を、東京都立大学大学院で看護学の博士を取得しています。東京工科大学での助教・准教授、上智大学での助教を経て、2021年から上智大学准教授として着任しました。臨床現場での経験を土台に、成人看護学の教育・研究に携わってきた研究者です。


高校までの学びとの違い

高校までは、手術というと、医師が中心になって行うものというイメージを持っている人が多いかもしれません。しかし成人看護学・臨床看護学では、手術前の不安への対応から、手術中の安全管理、手術後の回復支援まで、看護師が患者さんの命を守るためにどれだけ重要な役割を担っているかを学んでいきます。医師だけでなく、多くの職種が連携して一人の患者さんを支えているという視点が、大学での学びの大きな特徴です。


具体的な学びの例

たとえば、部活動の大事な試合や発表会で、仲間と息を合わせて一つのことをやり遂げた経験はないでしょうか。手術室での看護は、まさにチーム全体が一つのミスも許されない緊張感の中で連携する場面であり、そうした協働の経験が学びの土台につながります。成人看護学では、手術という一場面だけでなく、就職や子育てなど責任の大きい成人期に病気と向き合う患者さんへの支援全般を学んでいきます。

また、手術を控えた患者さんは、身体的な不安だけでなく、大きな精神的な不安も抱えています。田村准教授の臨床経験は、そうした患者さんの心に寄り添いながら、安全で正確な医療を提供するという、看護の専門性の両面を伝えるものです。

手術室は一見、機械的で冷たい場所に思われがちですが、実際には一人の患者さんのために多くの職種が心を合わせて動く、人間味のある現場でもあります。田村准教授の経験は、そうした現場のリアルな姿を学生に伝える貴重な財産となっています。


推薦入試とのつながり

上智大学の推薦入学試験(公募制)では、看護学科の出願にあたり、①看護体験やボランティアからの学びについて、②新聞記事を素材とした医療・看護の問題分析という2つのレポート課題(各A4用紙2枚・2,000字程度)が課されます。チーム医療や手術に関心がある場合、部活動などでチームとして目標に取り組んだ経験があれば、それをレポート①の題材として掘り下げてみるとよいでしょう。

看護学科の選考では学科試問は実施されず、面接ではレポート内容について3分以内のプレゼンテーションと質疑応答が行われます。面接の具体的な評価基準は大学から公表されていないため、断定的な情報として扱うことはできません。出願を検討する際は、必ず上智大学公式サイトおよび最新の入学試験要項をご確認ください。


推薦入試に向けて意識したいこと

推薦入試では、知識の量よりも、チームで何かに取り組んだ経験を、自分の言葉で具体的に語れるかどうかが大切にされます。委員会活動や部活動で役割分担をしながら物事を進めた経験を、あらためて振り返ってみましょう。

医療事故防止やチーム医療に関するニュースにも日頃から関心を持ち、自分なりの考えを言葉にする練習をしておくことも、レポート②の準備につながります。医療現場の緊張感やそこで求められる正確さについて、自分なりに調べてみる姿勢を大切にしてください。


まとめ

成人看護学・臨床看護学は、命に関わる緊張感の高い現場で、チームとしてどう患者さんを支えるかを学ぶ学問です。一つのミスも許されない場面だからこそ、正確な知識と技術、そして仲間との連携が欠かせません。ぜひ、チームで何かをやり遂げた自分自身の経験について、あらためて考えてみてください。命を預かる現場を支えるのは、一人の力ではなくチームの力であることを、きっと実感できるはずです。

もし一人で整理するのが難しいと感じたら、KOSSUN教育ラボの無料個別相談も活用してみてください。


※本記事は、記事作成時点の上智大学公式情報をもとに作成しています。最新情報や入試の詳細は、必ず上智大学公式サイトおよび最新の入学試験要項をご確認ください。


KOSSUN教育ラボでは、上智大学の推薦入試対策に特化した 上智大学合格プロジェクト を完全定員制(先着10名限定)にて設け、専門性の高い個別サポートを行っています。


限られた時間の中でも本気で上智大学合格を掴み取りたい方は、今すぐ 無料個別相談会 にお申し込みください。



※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。