上智大学理工学部情報理工学科の推薦入試で高校生活をどう活かす?経験の整理方法を解説

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、
「上智大学理工学部情報理工学科の推薦入試で高校生活をどう活かす?」です。

上智大学理工学部情報理工学科を目指す高校生の中には、「高校生活で特別な実績がないと推薦入試では評価されないのでは」と不安に感じる人もいるかもしれません。

プログラミングコンテストに出たことがない、アプリを作ったことがない、情報系の資格を持っていない。

そう感じると、自分には伝えられる経験が少ないように思えてしまうこともあります。

しかし、推薦入試で大切なのは経験の派手さだけではありません。

高校生活の中で何に関心を持ち、何を考え、どのように学びにつなげてきたかが重要です。


高校生活は大切な材料になる

推薦入試の出願書類や面接で問われる志望理由では、高校生活での経験が大切な材料になります。

情報の授業、数学の学習、探究活動、部活動、委員会、学校行事、日常のニュースへの関心など、身近な経験の中にも学びのきっかけはあります。

たとえば、情報の授業でプログラムを動かしたときに、「自分の書いた命令で画面が変わるのが面白い」と感じた人もいるでしょう。

また、数学の問題で解き方を考える中で、筋道を立てて考える楽しさに気づいた人もいるかもしれません。

大切なのは、その経験をただ並べることではありません。

経験から何を感じ、どのような問いを持ったのかを考えることです。


情報の授業をどう活かすか

情報理工学科を目指す場合、高校の情報の授業はとても身近な出発点になります。

プログラミング、データ活用、ネットワーク、情報モラル、セキュリティなど、授業で扱う内容は大学の学びにもつながります。

たとえば、データをグラフにして分析した経験があるなら、「データの見せ方によって受け取り方が変わるのではないか」と考えることができます。

情報モラルについて学んだなら、「便利なサービスを安全に使うためには、どのような仕組みやルールが必要なのか」という問いにつながります。

高校の情報は、単にパソコンの使い方を覚える科目ではありません。

社会の中で情報技術がどのように使われているかを考える入口でもあります。


数学の学習も大きな強みになる

情報理工学科では、数学的な考え方も大切です。

数学がすべて得意でなければいけないということではありません。

大切なのは、問題に向き合い、筋道を立てて考える姿勢です。

たとえば、関数や確率、数列、図形の問題に取り組む中で、「条件を整理する」「場合分けをする」「なぜその答えになるのか説明する」といった力が育ちます。

これはプログラミングやデータ分析にもつながる力です。

もし数学で苦手な単元があっても、解き直しを通して考え方を深めた経験は、推薦入試で伝えられる大切な学びになります。


探究活動を情報理工学科につなげる

高校で探究活動に取り組んだ人は、その経験を情報理工学科の学びにつなげることができます。

テーマが直接プログラミングやAIでなくても問題ありません。

たとえば、地域の防災について調べた経験があれば、災害時に必要な情報をどう届けるかという情報システムの視点につなげられます。

教育格差について調べた経験があるなら、オンライン学習や学習データの活用に関心を広げることができます。

医療や福祉に関心がある人なら、AIやデータ分析が人の生活をどう支えられるかを考えることもできます。

大切なのは、自分の探究テーマを情報技術と社会の関係から見直してみることです。


部活動や学校行事も活かせる

部活動や学校行事も、情報理工学科の学びとつなげることができます。

たとえば、部活動で試合の記録を分析した経験がある人は、データ活用に関心を持つきっかけになります。

文化祭でWebサイト、動画、ポスター、SNS発信を担当した経験がある人は、情報をわかりやすく届ける工夫について考えることができます。

生徒会や委員会で意見の違う人たちと協力した経験も、システム開発に必要な対話姿勢につながります。

情報技術は、一人で完結するものではありません。

使う人の立場を考え、周りと協力しながら形にしていく力も大切です。


経験を「考えたこと」まで深める

高校生活を活かすうえで注意したいのは、経験をただ説明するだけで終わらせないことです。

「情報の授業でプログラミングをしました」「文化祭で動画編集をしました」だけでは、少し表面的に見えてしまうことがあります。

そこから、何を感じたのか、どのような疑問を持ったのか、次に何を調べたのかを整理しましょう。

たとえば、「動画編集を担当した」だけでなく、「見る人に伝わりやすい構成や情報の順番を考える難しさを感じた」とすれば、情報発信への関心につながります。

推薦入試で評価されるのは、経験の数ではありません。

その経験を通して、問いを持つ姿勢や思考の深さが見えるかどうかです。


大学での学びとのつながりを考える

高校生活の経験を整理したら、それを上智大学理工学部情報理工学科での学びにつなげていきましょう。

情報理工学科では、プログラミング、AI、データサイエンス、情報セキュリティ、ネットワーク、ソフトウェア、人と情報技術の関わりなど、幅広い分野を学びます。

自分の経験がどの分野と関係しているのかを考えることが大切です。

たとえば、AIに関心がある人は機械学習やデータ分析とつながります。

ネット上の安全性に関心がある人は情報セキュリティとつながります。

人が使いやすいアプリに関心がある人は、ユーザーの立場を考えたシステムづくりにつながります。

高校生活の経験と大学での学びが自然につながると、志望理由にも説得力が出ます。


推薦入試で見られている姿勢

推薦入試では、完璧な高校生活を送ってきたかどうかが見られているわけではありません。

大切なのは、自分なりに考え続ける姿勢です。

問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、対話姿勢。

これらは、特別な実績がなくても高校生活の中で育てることができます。

たとえば、アプリの便利さだけでなく個人情報の扱いに疑問を持った経験。

数学の問題で何度も考え直し、解き方を理解しようとした経験。

グループ活動で相手の意見を聞きながら改善した経験。

そうした日常の積み重ねが、情報理工学科を目指す理由につながっていきます。


まとめ

上智大学理工学部情報理工学科の推薦入試では、特別な実績だけが評価されるわけではありません。

高校生活の中で何に関心を持ち、どのように考え、どのように学びにつなげてきたかが大切です。

情報の授業、数学、探究活動、部活動、学校行事、日常のニュースなど、身近な経験の中にも大切な材料があります。

推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。

自分なりの問いを持ち、考え続けられる人を見ています。

まずは高校生活を振り返り、自分が情報技術や社会のどこに興味を持ってきたのかを整理してみてください。

情報理工学科についてもっと知りたい、自分の興味を深めてみたい。

そう思えたら、次の一歩が見えてきます。

もし一人で整理するのが難しいと感じたら、KOSSUN教育ラボの無料個別相談も活用してみてください。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。