上智大学外国語学部イスパニア語学科で何を学ぶのか|世界とつながる学びを知ろう
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、
「上智大学外国語学部イスパニア語学科で何を学ぶのか」です。
イスパニア語学科とはどのような学科なのか
上智大学外国語学部イスパニア語学科は、スペイン語を中心に学びながら、スペインや中南米の文化、歴史、社会、政治、経済などを幅広く学ぶ学科です。
「外国語学部」と聞くと、語学の勉強だけをイメージする人もいるかもしれません。しかし、大学で外国語を学ぶ目的は単に言葉を覚えることではありません。
言葉の背景には、その国や地域で暮らす人々の価値観や文化があります。同じ言葉でも、国や地域によって使われ方が違うこともあります。
そのためイスパニア語学科では、スペイン語を通して世界を理解し、人と人との違いを学び、多様な考え方に触れていきます。
スペイン語は世界で5億人以上が話している言語です。スペインだけでなく、メキシコ、アルゼンチン、チリ、コロンビアなど、多くの国で使われています。
つまりイスパニア語学科は、一つの言語を学ぶ学科でありながら、非常に広い世界とつながる学科でもあるのです。
高校で学ぶ外国語との違い
高校では英語を中心に学び、「正しい文法」や「正しい答え」を求めることが多いと思います。
もちろん大学でも語学力は大切です。しかし大学では、それ以上に「なぜそう考えるのか」「その背景には何があるのか」を考える機会が増えていきます。
例えば、日本では当たり前だと思っていることが、海外ではまったく当たり前ではない場合があります。
家族との関わり方、働き方、教育の考え方、政治への参加意識なども国によって違います。
大学ではそうした違いを知りながら、「どちらが正しいか」ではなく、「なぜ違いが生まれるのか」を考えていきます。
外国語を学ぶことは、単に話せるようになることではありません。異なる価値観を理解する力を育てることでもあるのです。
イスパニア語学科で学ぶ内容
イスパニア語学科では、大きく分けて次のような分野を学びます。
- スペイン語の運用能力
- スペインや中南米の文化
- 歴史や社会の理解
- 国際関係や政治
- 文学や芸術
- 異文化コミュニケーション
例えば中南米の国々を見てみると、植民地支配の歴史や民族の多様性など、日本とは異なる背景を持っています。
なぜ現在の社会ができあがったのか。
なぜ経済発展の仕方が違うのか。
なぜ文化や価値観が異なるのか。
こうした問いを言語と合わせて学んでいきます。
また、上智大学は留学生も多く、国際交流の機会が豊富です。教室の中だけでなく、実際に多様な人と関わりながら学べる環境も大きな特徴です。
具体的にどんなことを考えるのか
例えばニュースで中南米の話題が出てきたとします。
高校までであれば、「そういう出来事があった」と知るところで終わるかもしれません。
しかし大学ではさらに踏み込みます。
なぜその問題が起きたのか。
歴史的な背景はあるのか。
経済や文化との関係はどうか。
現地の人はどう感じているのか。
日本の立場から見た場合と現地から見た場合では何が違うのか。
こうした視点から物事を考えていきます。
部活動で例えるなら、試合結果だけを見るのではなく、「なぜ勝てたのか」「なぜ負けたのか」「次に何を改善できるのか」を考えるようなイメージです。
表面的な情報だけでなく、その奥にある理由を探ることが大学での学びの特徴です。
推薦入試で評価される力とは
イスパニア語学科を目指す人の中には、「スペイン語が話せないと不利なのでは」と不安に感じる人もいるかもしれません。
しかし推薦入試で見られているのは、語学力だけではありません。
むしろ大切なのは、物事に興味を持ち、自分なりの問いを考えられるかどうかです。
例えば、海外文化に興味を持ったきっかけがアニメでも、サッカーでも、旅行でも構いません。
大切なのは、その興味をどのように深めてきたかです。
「なぜその国に興味を持ったのか」
「調べてみて何を感じたのか」
「自分の考えはどのように変わったのか」
こうした思考の過程が評価されます。
推薦入試は完璧な人を探す試験ではありません。
何か一つの正解を持っている人を選ぶ試験でもありません。
むしろ、分からないことに向き合いながら考え続けられる人、多様な意見に耳を傾けられる人、自分とは違う立場の人を理解しようとする人が評価される傾向があります。
その意味では、イスパニア語学科の学びと推薦入試で見られる力には共通点が多いと言えるでしょう。
イスパニア語学科に向いている人
イスパニア語学科は、必ずしも語学が得意な人だけの学科ではありません。
もちろん言葉への興味は大切です。
しかしそれ以上に、人や社会に関心を持てる人に向いています。
海外の文化が好きな人。
ニュースを見るのが好きな人。
異なる価値観に触れてみたい人。
人と話すことが好きな人。
世界の出来事と日本とのつながりに興味がある人。
そうした人は大学での学びをより楽しめるかもしれません。
また、「まだやりたいことは決まっていないけれど、世界を広く見てみたい」という人にも魅力的な学科です。
まとめ|世界を知ることは自分を知ることでもある
上智大学外国語学部イスパニア語学科は、スペイン語を学ぶだけの学科ではありません。
言葉を通して世界を理解し、人や社会について考える学科です。
大学での学びは、高校までのように知識を覚えるだけではありません。
問いを持ち、調べ、考え、対話しながら理解を深めていきます。
そしてその姿勢は、推薦入試で大切にされる力ともつながっています。
もし今、「海外に興味がある」「人や社会についてもっと知りたい」と感じているなら、その気持ちは立派な学びの出発点です。
ぜひイスパニア語学科についてさらに調べながら、自分自身がどんなことに興味を持ち、どんな世界を見てみたいのかを考えてみてください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


