上智大学外国語学部イスパニア語学科を目指す人へ|高校生活の活かし方を考える

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、
「上智大学外国語学部イスパニア語学科を目指す人の高校生活の活かし方」です。


特別な実績がなくても大丈夫

推薦入試を考え始めると、「何かすごい実績が必要なのではないか」と不安になる人がいます。

海外留学をしていない。

スペイン語を勉強したことがない。

全国大会に出場した経験もない。

そのように感じて、自信をなくしてしまう人も少なくありません。

しかし、上智大学外国語学部イスパニア語学科が見ているのは、華やかな実績だけではありません。

むしろ高校生活の中で何を感じ、何を考え、どのように成長してきたのかが大切になります。

推薦入試は完璧な人を選ぶ試験ではありません。

考え続けられる人、自分なりに学びを深められる人を見ている試験です。

だからこそ、今の高校生活そのものが大切な材料になるのです。


部活動から学べることはたくさんある

部活動は、推薦入試につながる学びの宝庫です。

例えば運動部であれば、チームワークや継続力を学ぶ機会があります。

文化部であれば、一つの作品や発表に向けて試行錯誤する経験があるでしょう。

しかし本当に大切なのは、活動内容そのものではありません。

その経験を通して何を考えたのかです。

例えば、チーム内で意見が対立した経験があったかもしれません。

そのとき、自分はどのように行動したのか。

相手の意見をどのように受け止めたのか。

何を学んだのか。

外国語学部で学ぶ異文化理解は、実はこうした日常の経験とも深くつながっています。

価値観の違う人と向き合い、理解しようとする姿勢は、大学での学びにも活かされるからです。


学校行事も立派な学びになる

文化祭や体育祭、生徒会活動なども重要な経験です。

特に人と協力して何かを作り上げた経験は、大学が評価する力につながります。

例えば文化祭の準備で、クラス全員の意見が一致することはなかなかありません。

どうすればみんなが納得できるのか。

どうすれば役割分担がうまくいくのか。

そうしたことを考えながら活動した経験は、対話力や他者理解につながります。

イスパニア語学科では、異なる文化や価値観を持つ人々について学びます。

そのため、自分とは違う考え方を理解しようとする姿勢はとても大切です。

学校行事の経験を振り返ると、意外な学びが見つかることもあります。


探究活動はテーマよりも考え方が大切

最近は探究活動に力を入れている高校も増えています。

探究活動というと、国際問題や社会課題のような大きなテーマを扱わなければならないと思う人もいます。

しかし本当に大切なのはテーマの大きさではありません。

一つの疑問についてどのように調べ、どのように考えたのかです。

例えば地域の観光について調べた経験でも構いません。

学校生活の課題について考えた経験でも良いでしょう。

なぜそのテーマに興味を持ったのか。

調べてみて何が分かったのか。

自分の考えはどのように変化したのか。

こうした過程を振り返ることが大切です。

推薦入試で評価されるのは、知識量だけではなく、問いを持ち考える力だからです。


ニュースや社会問題への関心も活かせる

イスパニア語学科では、スペイン語圏の文化や社会について学びます。

そのため、日頃からニュースに関心を持つことは大きなプラスになります。

ただし、難しい国際情勢を完璧に理解する必要はありません。

むしろ大切なのは、自分なりの疑問を持つことです。

例えば移民問題のニュースを見たとします。

そのときに「なぜこのような問題が起きるのだろう」と考えてみる。

あるいは海外の教育制度について知ったときに、「日本との違いは何だろう」と考えてみる。

そうした小さな疑問が、大学での学びにつながっていきます。

大学は知識を持っている人だけではなく、自分で問いを見つけられる人を求めています。


アルバイトや日常生活も学びになる

高校生活というと、学校の活動ばかりに目が向きがちです。

しかし日常生活の中にも多くの学びがあります。

アルバイトをしている人であれば、お客様との関わりを通してコミュニケーションの難しさや面白さを感じたことがあるでしょう。

家族との会話の中で価値観の違いに気づいた経験もあるかもしれません。

友人関係の中で相手を理解する難しさを感じたこともあるでしょう。

こうした経験は決して小さなものではありません。

外国語を学ぶということは、人を理解することでもあります。

その意味では、日常生活そのものが異文化理解の練習になっているとも言えます。


推薦入試で評価されるのは経験の大きさではない

ここで覚えておいてほしいことがあります。

推薦入試で評価されるのは、経験の派手さではありません。

留学経験があるか。

表彰歴があるか。

全国レベルの実績があるか。

もちろんそうした経験があれば強みになる場合もあります。

しかし、それ以上に大切なのは、その経験から何を学んだのかです。

文化祭の準備で学んだことも、部活動で悩んだことも、探究活動で発見したことも、すべて立派な学びになります。

大学は、その人がどのように考えてきたのかを知りたいのです。

推薦入試は完璧な人を探す試験ではありません。

考え続ける姿勢を持つ人を探す試験なのです。


まとめ|今の高校生活が未来につながる

上智大学外国語学部イスパニア語学科を目指すうえで、特別な活動を新しく始めなければならないわけではありません。

まずは今の高校生活を丁寧に振り返ることが大切です。

部活動。

学校行事。

探究活動。

日常生活。

その一つひとつの中に、自分だけの学びがあります。

推薦入試では、知識量だけではなく、問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、対話姿勢が評価されます。

それらは特別な場所だけで身につくものではありません。

今の高校生活の中で少しずつ育てていくことができる力です。

ぜひ、自分がこれまで経験してきたことを振り返りながら、「何を学んだのだろう」と考えてみてください。

その積み重ねが、大学での学びにも、推薦入試にもつながっていくはずです。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。