上智大学 総合人間科学部 社会福祉学科の推薦入試で評価される力とは?高校生が今から意識したいポイント

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、
「上智大学 総合人間科学部 社会福祉学科の推薦入試で評価される力とは?」です。

「社会福祉学科を目指したいけれど、推薦入試では何が評価されるのだろう。」

そのような疑問を持つ高校生は少なくありません。

「福祉についてたくさん知っていなければいけない」「ボランティア活動を長年続けていなければ難しい」と思っている人もいるかもしれません。

しかし、上智大学の推薦入試では、知識量や実績だけで評価されるわけではありません。

社会福祉学科で学び続けられる資質があるか、自分の考えを深めながら他者と対話できる人かという点が大切にされています。

今回は、社会福祉学科の推薦入試で評価されやすい力について、高校生にもわかりやすく解説します。


社会福祉学科が求めているのは「考え続ける人」

社会福祉には、数学のように一つの正解がある問題ばかりではありません。

例えば、高齢者支援、子どもの貧困、障がい者福祉、外国にルーツを持つ人への支援など、社会にはさまざまな課題があります。

それぞれの課題には多くの背景があり、立場によって考え方も異なります。

だからこそ大学では、「これが正解です」と答えを覚えるのではなく、「なぜそうなるのだろう」「もっと良い方法はないだろうか」と問いを持ちながら考え続けます。

推薦入試でも、そのような姿勢を持っているかどうかが大切にされています。


知識よりも「問いを持つ姿勢」が評価される

もちろん、社会福祉について調べることは大切です。

しかし、知識を並べるだけでは十分ではありません。

例えば、「少子高齢化が進んでいます」という事実を説明するだけでは、自分の考えは伝わりません。

そこから、「なぜ地域によって違いがあるのだろう」「若い世代にできることはあるのだろう」と一歩踏み込んで考えられるかが重要になります。

普段からニュースを見て疑問を持ったり、学校生活で感じた違和感について考えたりする習慣は、推薦入試でも大きな強みになります。


思考の深さは身近な経験から生まれる

「特別な活動をしていないから、自分には話せることがない」と心配する人もいます。

しかし、社会福祉学科では日常の経験も大切な学びの材料になります。

例えば、部活動で意見がまとまらなかった経験や、文化祭で役割分担に悩んだ経験、アルバイトでさまざまなお客様と接した経験なども、人との関わりを考えるきっかけになります。

大切なのは、「こんな出来事がありました」で終わることではありません。

「なぜそうなったのか」「自分は何を感じたのか」「今ならどう考えるか」まで整理できると、考えの深さが伝わります。

提出書類や面接で問われる志望理由でも、このような振り返りはとても重要になります。


多面的な視点を持てる人が評価される

社会福祉では、一つの立場だけで物事を見ることはできません。

例えば、高齢者施設を考える場合でも、利用者だけでなく、その家族、職員、地域住民、行政など、さまざまな立場があります。

それぞれが異なる考えを持っているため、「自分はこう思う」だけでは十分ではありません。

「相手はどう感じているのだろう」「別の立場なら違う見方になるかもしれない」と考える姿勢が求められます。

学校生活でも、友達との話し合いやグループ活動では、自分と異なる意見を聞く場面があります。

そのような経験を通して、多様な考え方を受け入れる力を育てていくことが、大学での学びにもつながります。


他者理解と対話する姿勢も大切

社会福祉は、人と関わる学問です。

そのため、自分の意見を一方的に伝えるだけではなく、相手の話を丁寧に聞く姿勢も欠かせません。

推薦入試の面接でも、「話す力」だけではなく、「質問を受けて考える力」や「対話を通して自分の考えを整理する力」が見られています。

面接官は、正解を答えられるかを試しているわけではありません。

質問を受けて考え、自分の言葉で誠実に答えようとする姿勢を見ています。

普段から友達や先生と意見交換をしたり、本を読んで考えを深めたりすることも、対話する力を育てる良い練習になります。


高校と大学では学び方が変わる

高校では、決められた内容を理解し、知識を身につけることが中心になります。

一方、大学では自分で課題を見つけ、自ら調べ、議論しながら学びを深めていきます。

社会福祉学科では、「先生から教わる」だけではなく、「自分で考える」ことがとても重要です。

推薦入試で評価される力も、この大学での学び方につながっています。

完璧な答えを持っている人ではなく、「もっと知りたい」「もっと考えたい」という姿勢を持っている人が、大学で成長していけると考えられているのです。


まとめ

上智大学総合人間科学部社会福祉学科の推薦入試では、知識量だけではなく、人や社会について考え続ける姿勢が大切にされています。

問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者への理解、そして対話を大切にする姿勢は、大学で学び続けるために欠かせない力です。

特別な実績がなくても、学校生活や日常の経験を丁寧に振り返ることで、自分らしい考えを伝えることは十分できます。

「自分はどんな出来事に心が動いたのだろう」「なぜその問題に興味を持ったのだろう」と少しずつ考えることが、推薦入試の準備だけでなく、大学での学びにもつながっていきます。

この記事をきっかけに、ぜひ身近な社会の出来事にも目を向けながら、自分なりの問いを見つけてみてください。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。