上智大学 文学部 国文学科|推薦入試で伝わる「多様性」の書き方を解説
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、
「上智大学 文学部 国文学科で伝わる多様性の書き方」です。
「多様性」は難しい言葉ではありません
推薦入試の準備をしていると、「多様性を意識しましょう」という言葉を耳にすることがあります。
しかし、「多様性とは何を書けばいいのだろう」と悩む高校生は少なくありません。
実は、多様性とは特別な経験を書かなければならないものではありません。
自分とは違う考え方や価値観を知り、それを受け止めようとする姿勢のことです。
上智大学文学部国文学科でも、文学や日本語を学ぶ中で、多様な価値観に触れながら考えを深めることを大切にしています。
文学はさまざまな価値観と出会える学問
一冊の小説や古典作品には、現代とは異なる時代背景や文化、人々の考え方が描かれています。
例えば、現代では当たり前と思われていることが、昔は違っていたという場面も多くあります。
作品を読むことで、「昔の人はこのように考えていたのか」と新しい発見が生まれます。
また、同じ作品を読んでも、人によって感想や受け止め方は異なります。
国文学科では、その違いを認めながら議論し、考えを深めていく学びが行われます。
高校生活にも多様性を感じる場面はある
多様性というと海外経験や特別な活動を思い浮かべる人もいますが、高校生活にも多様性を学ぶ機会はたくさんあります。
例えば、部活動で学年の違う仲間と活動した経験や、文化祭でクラスメイトと意見をまとめた経験もその一つです。
最初は自分とは違う意見に戸惑うこともあるでしょう。
しかし、お互いの考えを聞きながら協力した経験は、多様性を理解した経験として十分伝えることができます。
大切なのは、どんな経験をしたかではなく、その経験から何を学んだかです。
「相手を理解しようとした経験」を書いてみよう
提出書類では、「多様性を大切にしています」と書くだけでは伝わりません。
例えば、「読書感想文で友人と感想が全く違い、その理由を話し合った」「部活動で後輩の考えを聞いて、自分の見方が変わった」といった具体的な経験を書くと、自分の考え方が伝わります。
その経験を通して、「相手の立場を考えるようになった」「一つの答えだけではないことを学んだ」とまとめると、より説得力が生まれます。
大学では対話を通して学びが深まる
国文学科では、一人で本を読むだけではなく、授業やゼミで意見を交換する機会も多くあります。
同じ作品でも、それぞれ違う解釈が生まれます。
そこで大切なのは、「自分の意見を押し通すこと」ではありません。
相手の考えを理解し、自分の考えと比べながら新しい発見をしていくことです。
大学では、このような対話を通して思考を深める学びが行われます。
推薦入試で評価される多様性とは
推薦入試では、「多様性」という言葉そのものを使う必要はありません。
大学が見ているのは、問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、そして対話する姿勢です。
自分とは違う考え方に出会ったとき、どのように受け止め、何を学んだのかを伝えることで、多様性への理解は自然と伝わります。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。
大学でさまざまな人と学び合い、考え続けられる人を見ています。
高校までの学びと大学での学びの違い
高校では、教科書に書かれた内容を理解することが中心になる場面が多くあります。
一方、大学では答えが一つではない問いについて議論し、自分なりの考えを深めます。
文学作品の読み方も一つではありません。
だからこそ、「違う意見があること」を前向きに受け止める姿勢が大切になります。
その姿勢は、大学生活だけでなく社会に出てからも役立つ力になります。
まとめ
上智大学文学部国文学科で考える多様性とは、特別な経験を書くことではありません。
自分とは異なる価値観や考え方を知り、それを理解しようとする姿勢こそが大切です。
高校生活や読書、部活動など、日常の中にも多様性を学べる場面はたくさんあります。
推薦入試では、知識量ではなく、問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、そして対話する姿勢が評価されます。
ぜひ、自分がこれまでどのような人との出会いや経験を通して成長してきたのかを振り返り、自分らしい言葉で整理してみてください。
もし一人で整理するのが難しいと感じたら、KOSSUN教育ラボの無料個別相談も活用してみてください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


