上智大学 理工学部 機能創造理工学科の推薦入試 志望理由のNG例とは?伝わる考え方を解説
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、
「上智大学 理工学部 機能創造理工学科の推薦入試 志望理由のNG例」です。
推薦入試の準備を始めると、「どのような志望理由を書けばよいのだろう」と悩む人は多くいます。
インターネットで例文を探したり、先輩の文章を参考にしたりすることもあるでしょう。
しかし、大学が見ているのは「きれいな文章」ではありません。
上智大学理工学部機能創造理工学科が知りたいのは、「なぜその学科で学びたいのか」「どのように考えながら大学生活を送りたいのか」という、あなた自身の考えです。
今回は、多くの受験生が陥りやすい志望理由のNG例を紹介しながら、大学に伝わりやすい考え方について解説します。
NG例① 「ものづくりが好きだから」だけで終わる
「昔からものづくりが好きなので機能創造理工学科を志望しました。」
このような理由を書く人は少なくありません。
もちろん、ものづくりが好きという気持ちは大切です。
しかし、それだけでは「なぜ機能創造理工学科なのか」が伝わりません。
例えば、小さい頃に工作が好きだった経験があるなら、その経験からどのような興味につながったのかまで考えてみましょう。
「便利な道具を作る人に興味を持った」「人の生活を支える技術について学びたいと思った」など、自分の考えが加わることで、内容に深みが生まれます。
NG例② 「就職に有利だから」という理由だけ
「就職に強いから志望しました。」
これもよく見かける理由です。
もちろん、将来を考えることは悪いことではありません。
しかし、大学は就職だけを目的に学ぶ場所ではありません。
大学では、新しい知識を身につけ、自分で考え、社会課題に向き合う力を育てていきます。
就職を目標にすることは自然ですが、「大学で何を学びたいのか」が見えなければ、大学側には熱意が伝わりにくくなります。
NG例③ 学科の特徴を書くだけになっている
「機能創造理工学科ではロボットや機械設計など幅広く学べるので魅力を感じました。」
これは学科紹介になってしまっている例です。
大学のホームページに書かれている内容をまとめただけでは、「あなた自身」の考えが見えてきません。
大切なのは、「その学びの中で自分は何に挑戦したいのか」です。
例えば、「災害現場で活躍するロボットに興味がある」「環境に優しい製品を開発したい」など、自分の興味と学科の特徴を結び付けることで説得力が生まれます。
NG例④ 経験と学びがつながっていない
高校生活での経験を書くことは大切ですが、経験を書くだけでは十分ではありません。
例えば、「文化祭でリーダーを務めました。」だけでは、その経験が大学での学びとどう関係するのかが伝わりません。
大切なのは、その経験から何を学び、それが大学で学びたいことにどうつながったのかを説明することです。
例えば、「仲間と試行錯誤を重ねながら一つのものを完成させた経験から、チームでものづくりをする楽しさを知った」というように、自分の成長まで伝えられると印象が変わります。
NG例⑤ 「正解」を書こうとしてしまう
推薦入試では、「大学が喜びそうなことを書かなければ」と考えてしまう人もいます。
しかし、そのような文章は意外と伝わります。
面接で質問されたとき、自分の経験ではない内容は深く話すことができません。
大学が見ているのは、立派な言葉ではなく、自分自身の考えです。
少し素朴な内容であっても、自分の経験をもとに話している人の方が、自然な説得力があります。
推薦入試で本当に評価されること
上智大学の推薦入試では、「この人は大学で成長していけるだろうか」という視点で評価されています。
提出書類や面接で問われる志望理由でも、知識量よりも、どのように考え、どのような問いを持っているかが大切です。
例えば、「なぜその技術に興味を持ったのか」「社会のどのような課題を解決したいのか」「大学でどのようなことを学びたいのか」といった内容を、自分の言葉で整理できることが重要です。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。
大学で学びながら成長していける人かどうかを見ています。
高校生の今だからこそできる準備
志望理由は、一日で完成するものではありません。
普段からニュースを見て気になった技術を調べたり、身近な製品を見て「なぜこの形なのだろう」と考えたりすることも立派な準備になります。
また、学校生活で経験したことを振り返り、「何を感じたのか」「そこから何を学んだのか」を整理する習慣も役立ちます。
その積み重ねが、自分だけの志望理由につながっていきます。
まとめ
上智大学理工学部機能創造理工学科の推薦入試では、表面的な志望理由ではなく、自分自身の考えや経験が伝わることが大切です。
「ものづくりが好き」という気持ちも、その理由や背景まで掘り下げることで、あなたらしい志望理由になります。
推薦入試で評価されるのは、知識量ではなく、問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者と対話する姿勢、そして考え続ける力です。
「大学で何を学びたいのか」「なぜそう思うのか」を少しずつ整理しながら、自分らしい言葉で伝える準備を進めていきましょう。
この記事を読んで、「自分の考えをもっと深めてみよう」「機能創造理工学科についてさらに知りたい」と感じてもらえたら嬉しいです。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


