上智大学 外国語学部 ポルトガル語学科|志望理由の最終チェックで確認したいポイント
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、
「上智大学 外国語学部 ポルトガル語学科|志望理由の最終チェックで確認したいポイント」です。
完成した後こそ丁寧に見直そう
上智大学外国語学部ポルトガル語学科の推薦入試に向けて、提出書類に記載する志望理由を何度も書き直してきた人も多いでしょう。
文章がひと通り完成すると、安心してすぐに提出したくなるかもしれません。しかし、最後の見直しはとても大切です。
誤字や脱字を確認するだけではなく、「なぜポルトガル語学科なのか」「大学で何を学びたいのか」「自分の経験と学びがつながっているか」を改めて確認してみましょう。
文章をきれいに整えること以上に、自分の考えが読み手へ自然に伝わる内容になっているかが重要です。
ポルトガル語学科を選ぶ理由が明確か
最初に確認したいのは、なぜ外国語学部の中でもポルトガル語学科を選ぶのかが伝わっているかどうかです。
「外国語が好きだから」「国際的な環境に魅力を感じたから」という理由だけでは、ほかの外国語学科にも当てはまってしまいます。
例えば、ブラジルの多文化社会に関心を持った、ポルトガル語圏の歴史と現代社会のつながりを学びたい、日本とブラジルの交流について考えたいなど、ポルトガル語学科ならではの学びと自分の興味を結び付けることが大切です。
ポルトガル語そのものへの関心だけでなく、その言語を使う地域や人々について何を知りたいのかまで書けているか確認しましょう。
興味を持ったきっかけが具体的か
志望理由には、自分がその分野に興味を持ったきっかけが必要です。
ただし、特別な海外経験や大きな実績がなければならないわけではありません。
授業でブラジルについて調べた経験、ニュースで多文化共生の課題を知ったこと、音楽や映画を通してポルトガル語圏に興味を持ったことなど、身近な出来事でも十分です。
大切なのは、出来事を紹介するだけで終わらず、「その経験から何を感じ、どのような疑問を持ったのか」を書くことです。
きっかけから大学での学びまで、話が自然につながっているか読み直してみましょう。
大学で学びたい内容が具体的か
「ポルトガル語を身につけたい」という希望は大切ですが、それだけでは大学での学びを十分に説明できません。
上智大学外国語学部ポルトガル語学科では、言語の習得に加えて、ポルトガル語圏の文化、歴史、文学、社会、政治、経済などを幅広く学びます。
そのため、「ポルトガル語を使って何を学びたいのか」まで考える必要があります。
例えば、多文化社会における言語の役割、移民と地域社会の関係、音楽に表れる歴史や文化、日本とポルトガル語圏の交流など、自分が深めたいテーマを具体的に示せるとよいでしょう。
ただし、難しい専門用語を無理に使う必要はありません。今の自分が本当に知りたいことを、自分の言葉で表すことが大切です。
高校生活の経験と学びがつながっているか
部活動や学校行事、探究活動など、高校生活で取り組んだことを書いている場合は、その経験が志望理由につながっているか確認しましょう。
例えば、部活動でチームの意見をまとめた経験から、異なる価値観を持つ人と対話する大切さを学んだとします。
その経験を、ポルトガル語圏の多様な文化や社会について学びたいという関心へつなげることができます。
一方で、実績を並べるだけでは、自分が何を考え、どのように成長したのかが伝わりません。
何をしたかだけでなく、その経験から生まれた問いや考えの変化まで書けているかを確認してみましょう。
将来像を決めつけすぎていないか
志望理由の中で将来について触れる場合、職業名だけを書いて終わっていないかも確認したいポイントです。
例えば、「将来は国際的な仕事に就きたいです」という表現だけでは、具体的なイメージが伝わりにくいでしょう。
「異なる文化的背景を持つ人々が暮らしやすい社会づくりに関わりたい」「日本とポルトガル語圏をつなぐ仕事に関心がある」など、どのような分野や課題に関わりたいのかを示すと、大学で学ぶ意味が明確になります。
ただし、高校生の段階で将来を完全に決める必要はありません。現時点での関心と、大学で学びながら将来像を深めたいという姿勢が伝われば十分です。
調べた情報の説明だけになっていないか
大学や学科について詳しく調べることは大切です。しかし、学科の特徴や授業内容を並べただけでは、大学案内の説明になってしまいます。
「この授業に興味があります」と書いた後には、なぜ興味を持ったのか、自分のどの経験や問題意識とつながっているのかを加えましょう。
例えば、多文化社会に関する学びに興味があるなら、学校や地域で異なる文化的背景を持つ人と接した経験や、ニュースを通して感じた疑問と結び付けることができます。
大学についての情報と、自分自身の経験や考えの割合を確認し、あなたにしか書けない内容になっているか見直してみてください。
考えの過程が伝わっているか
推薦入試では、最初から完成された答えを持っていることだけが評価されるわけではありません。
ある出来事に疑問を持ち、調べたり人の意見を聞いたりする中で、自分の考えがどのように深まったのかが大切です。
「最初はこのように考えていたが、別の立場を知り、現在はこう考えている」という変化があれば、それも書く材料になります。
自分とは異なる意見を理解しようとする姿勢や、一つの見方だけで判断しない姿勢は、ポルトガル語学科での学びにもつながります。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。問いを持ち、多面的に考え、他者との対話を通して考え続けられる人を見る試験です。
声に出して読んでみよう
内容を確認した後は、文章を声に出して読んでみることをおすすめします。
黙って読んでいると気づかなかった長い文章や、同じ表現の繰り返し、不自然な言い回しを見つけやすくなります。
一文が長すぎる場合は、二つに分けると読みやすくなります。また、「興味を持ちました」「学びたいです」が何度も続いていないかも確認しましょう。
できれば、一度書類から離れて時間を置いてから読み直すと、読み手に近い視点で確認できます。
先生や家族など、内容を詳しく知らない人に読んでもらい、「なぜこの学科を志望するのか分かったか」と聞いてみるのもよい方法です。
提出前の最終チェック項目
最後に、次の内容を確認してみましょう。
- 上智大学外国語学部ポルトガル語学科を選ぶ理由が伝わっているか
- 興味を持ったきっかけが具体的に書かれているか
- 大学で学びたいことが学科の特徴と結び付いているか
- 高校生活の経験から何を考えたのかが示されているか
- 調べた情報の紹介だけで終わっていないか
- 将来像と大学での学びが自然につながっているか
- 誤字や脱字、学部名や学科名の間違いがないか
すべてを完璧に見せようとして、自分らしい言葉が失われていないかも大切な確認点です。
自分の言葉で伝えることを大切にしよう
志望理由の最終チェックで大切なのは、きれいな文章に仕上げることだけではありません。
自分が何に関心を持ち、なぜ上智大学外国語学部ポルトガル語学科で学びたいのかが、読み手に自然に伝わることが重要です。
今の段階で答えが出ていない疑問があっても問題ありません。その疑問を大学でさらに考えたいという姿勢も、立派な学ぶ理由になります。
提出前には、自分の経験、問い、大学での学び、将来への関心が一つの流れとしてつながっているかを、落ち着いて確認してみてください。
自分の興味をもう一度見つめ直すことで、面接で問われる志望理由についても、自分の言葉で話しやすくなるでしょう。
もし一人で整理するのが難しいと感じたら、KOSSUN教育ラボの無料個別相談も活用してみてください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。

