上智大学 理工学部 物質生命理工学科|探究活動をどう深める?推薦入試につながる考え方を解説
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、
「上智大学 理工学部 物質生命理工学科を目指す高校生の探究活動をどう深めるか」です。
探究活動は「調べて終わり」ではありません
高校で探究活動に取り組んでいる人の中には、「テーマは決まったけれど、その先が進まない」「調べ学習になってしまう」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
実は、大学で求められる探究は、情報を集めることだけでは終わりません。
物質生命理工学科でも、研究は「なぜだろう」という疑問から始まり、自分なりに考え、さらに新しい疑問を見つけていくことを大切にしています。
探究活動を深めるためには、答えを見つけることよりも、問いを育てることが重要なのです。
一歩深く考える習慣をつけよう
例えば、「食品ロスを減らしたい」というテーマを考えたとします。
ここで「食品ロスの現状」を調べるだけでは、探究はまだ始まったばかりです。
「なぜ食品ロスはなくならないのだろう」「保存技術に課題があるのではないか」「新しい材料で改善できる可能性はあるのか」と、一歩ずつ疑問を深めていくことが大切です。
物質生命理工学科では、このように一つのテーマをさまざまな角度から考える力が求められます。
「もう一回、なぜ?」と問い直す習慣が、探究を深める第一歩になります。
複数の視点から考えてみよう
一つのテーマでも、見方を変えると新しい発見があります。
例えば、環境に優しいプラスチックをテーマにする場合でも、「環境への影響」だけでなく、「製造コスト」「安全性」「使いやすさ」「普及のしやすさ」といった視点があります。
大学の研究では、このように複数の立場から物事を考えることが欠かせません。
高校の探究活動でも、「別の考え方はないだろうか」と意識するだけで、内容は大きく深まります。
多面的な視点を持つことは、推薦入試でも評価される力の一つです。
調べるだけでなく、自分の考えを持つ
インターネットや本で調べることは大切ですが、それだけでは探究とは言えません。
「自分はどう考えるのか」を加えることで、探究活動は一歩前へ進みます。
例えば、「再生医療について調べた」というだけではなく、「私は今後、高齢化社会でさらに重要になると考えた」といったように、自分なりの考えをまとめてみましょう。
もちろん、その考えが完璧である必要はありません。
自分なりに考えた過程こそが、大学での学びにつながります。
先生や友達との対話も探究を深める
探究活動は、一人だけで進めるものではありません。
先生や友達と話してみると、自分では思いつかなかった視点に気付くことがあります。
「その考え方もあるね」「こんな見方はどうだろう」という対話が、新しい疑問を生み出すきっかけになります。
大学の研究も、先生や研究室の仲間との議論を重ねながら進んでいきます。
高校のうちから、人の意見を聞き、自分の考えを整理する経験を積んでおくことは、とても大きな力になります。
推薦入試で評価される探究活動とは
上智大学の推薦入試では、「立派な研究成果」が求められているわけではありません。
提出書類や面接で問われる志望理由では、「どのようなテーマに興味を持ち、どのように考えを深めたのか」が大切になります。
例えば、一つのテーマについて資料を読み、自分なりに考え、さらに新しい疑問が生まれた経験は、大学で学ぶ姿勢として高く評価される可能性があります。
推薦入試では、知識量だけではなく、問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者を理解しようとする姿勢、そして対話する力が重視されています。
推薦入試は、完璧な探究活動をした人ではなく、これからも考え続けられる人を見ています。
今日からできる探究の深め方
探究活動を深めるために、難しいことを始める必要はありません。
例えば、調べた内容に対して「私はどう思うだろう」と書き加えてみる。
ニュースを見て、「これは自分の探究テーマと関係があるかもしれない」と考えてみる。
先生や友達に自分の考えを話してみる。
こうした小さな積み重ねが、探究活動を少しずつ深めてくれます。
探究とは、「答え探し」ではなく、「考え続けること」なのです。
まとめ
上智大学理工学部物質生命理工学科を目指すなら、探究活動は「調べること」だけで終わらせないことが大切です。
疑問を持ち、自分なりに考え、多面的な視点から見直し、他者との対話を通してさらに深めていく。
その過程こそが、大学での研究にもつながっていきます。
推薦入試でも、知識量だけではなく、問いを持つ姿勢や思考の深さ、考え続ける力が評価されています。
ぜひ今日から、「もう一歩深く考えてみよう」という気持ちを大切にしてみてください。
その積み重ねが、大学での学びにも、自分だけの提出書類や面接で問われる志望理由にもつながっていくはずです。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


