上智大学 総合人間科学部 看護学科とは?学科では何を学ぶのかを高校生向けにわかりやすく解説

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、
「上智大学 総合人間科学部 看護学科では何を学ぶか」です。


看護学科は「人を支える力」を学ぶ学科

「看護学科」と聞くと、注射や点滴、病院で働くための技術を学ぶ学科というイメージを持つ人も多いかもしれません。

もちろん、それらも大切な学びの一つです。しかし、大学で学ぶ看護は、それだけではありません。

上智大学総合人間科学部看護学科では、「人をまるごと理解すること」を大切にしています。

病気だけを見るのではなく、その人がどのような生活を送り、どんな家族や友人に支えられ、どのような思いを抱えているのかまで考えながら看護を学んでいきます。

例えば、高齢者であれば「病気を治すこと」だけではなく、「住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるにはどうすればよいか」を考えます。

子どもであれば、本人だけでなく保護者の不安にも寄り添うことが求められます。

このように、一人ひとりの人生や価値観に向き合う姿勢が、看護学科の学びの土台となっています。


高校の学びと大学の看護は何が違うの?

高校では、生物や保健の授業で人体の仕組みや健康について学ぶ機会があります。

しかし大学では、「知識を覚えること」が目的ではありません。

なぜその人は不安になっているのか。

どうすれば安心して治療を受けられるのか。

医師や薬剤師、理学療法士など、多くの専門職とどのように協力すればより良い支援ができるのか。

こうした問いについて、自分で考え、仲間と話し合いながら答えを探していきます。

正解が一つではないテーマも多く、自分とは違う考え方に触れることも少なくありません。

だからこそ、多様な価値観を受け入れ、対話を重ねながら考える力が身についていきます。


看護学科ではどのようなことを学ぶのか

看護学科では、基礎的な医学や人体の知識だけでなく、人間や社会についても幅広く学びます。

  • 人体の仕組みや病気について学ぶ基礎医学
  • 子ども・成人・高齢者など年代ごとの看護
  • 精神的な支援や心のケア
  • 地域で暮らす人々を支える地域看護
  • 災害時や国際社会で求められる看護
  • 医療倫理やコミュニケーション

このように学ぶ範囲はとても広く、「人の健康」に関わるあらゆることを多角的に学んでいきます。

上智大学では、人間の尊厳を大切にする教育も特徴の一つです。

知識や技術だけではなく、「この人にとって本当に必要な支援とは何だろう」と考え続ける姿勢が育まれます。


学校生活の経験も大学での学びにつながる

看護学科を目指す人の中には、「医療に関わる経験がないと不利なのでは」と心配する人もいます。

そのようなことはありません。

例えば、部活動で後輩の相談に乗った経験。

文化祭でみんなと協力して一つの企画を作り上げた経験。

アルバイトでお客様の立場を考えながら接客した経験。

こうした日常の経験にも、「相手を思いやる力」や「協力する力」がたくさん詰まっています。

大学では、それらの経験を土台にしながら、より専門的な視点で「人を支えるとは何か」を学んでいくことになります。


推薦入試で見られているのは知識量だけではない

上智大学の推薦入試では、「医療の知識をどれだけ知っているか」が評価の中心ではありません。

むしろ大切なのは、自分なりの問いを持ち、考え続ける姿勢です。

例えば、ニュースで医療や介護の話題を見たとき、「なぜこのような問題が起きるのだろう」「自分ならどんな支援ができるだろう」と考える習慣は、大学での学びにもつながります。

提出書類や面接で問われる志望理由でも、答えを暗記して話すより、自分自身が感じたことや考えた過程を丁寧に伝えることが大切です。

推薦入試は、完璧な人を探す試験ではありません。

社会や人に興味を持ち、相手の立場を理解しようとしながら、考え続けられる人かどうかを見ています。

そのため、日頃から新聞やニュース、本などを通してさまざまなテーマに触れ、自分の考えを持つ練習をしておくことが役立ちます。


看護学科は「人が好き」という気持ちを学びにつなげられる場所

看護学科は、医療だけに興味がある人のための学科ではありません。

「人の役に立ちたい」「困っている人を支えたい」「社会を少しでも良くしたい」と考える人にとって、とても魅力的な学びがあります。

大学生活では、多くの人との出会いや実習を通して、自分自身も大きく成長していくでしょう。

最初からすべてを知っている必要はありません。

大切なのは、「もっと知りたい」「もっと理解したい」という気持ちです。

その気持ちが、大学での4年間を支える大きな原動力になります。


まとめ

上智大学総合人間科学部看護学科は、看護技術だけを学ぶ場所ではなく、人間や社会を深く理解しながら、人を支える力を育てる学科です。

高校までの学びとは異なり、自分で問いを持ち、多様な考え方に触れながら学びを深めていきます。

推薦入試でも、そのような姿勢が自然と評価につながります。

もし看護という仕事だけではなく、「人と向き合うこと」や「社会の役に立つこと」に興味があるなら、ぜひ看護学科についてさらに調べてみてください。

調べる中で新しい疑問が生まれたり、自分の考えが変わったりすることもあるでしょう。その積み重ねが、大学での学びへの第一歩になります。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。