上智大学外国語学部イスパニア語学科の志望理由NG例|よくある失敗から学ぶポイント

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、
「上智大学外国語学部イスパニア語学科の志望理由NG例」です。


志望理由で失敗する人には共通点がある

推薦入試の準備を進めていると、「何を書けばよいのかわからない」「自分の志望理由はこれで大丈夫だろうか」と不安になることがあります。

実際、多くの高校生が一生懸命に考えているにもかかわらず、大学に伝わりにくい内容になってしまうことがあります。

しかし、その多くは能力不足ではありません。

伝え方や考え方に少し改善の余地があるだけです。

今回は、上智大学外国語学部イスパニア語学科を目指す人によく見られる志望理由のNG例を紹介しながら、どのように改善すればよいのかを考えていきましょう。

大切なのは、「失敗しない文章を書くこと」ではなく、「自分の考えを深めること」です。


NG例① とにかくスペイン語が好きですで終わる

最も多いのが、このタイプです。

「スペイン語が好きだからです」

「外国語を学びたいからです」

「海外に興味があります」

もちろん、それ自体は悪いことではありません。

興味を持つことは学びの出発点だからです。

しかし大学が知りたいのは、その先にあります。

なぜスペイン語に興味を持ったのか。

その興味をどのように深めてきたのか。

スペイン語を通じて何を学びたいのか。

そこまで説明できて初めて、その人らしい志望理由になります。

好きという気持ちは入口です。大学はその奥にある考え方を知りたいのです。


NG例② 上智大学だからという理由だけになる

次によくあるのが、「上智大学は有名だから」「国際的だから」という理由だけで終わるケースです。

確かに上智大学は国際性に強みを持つ大学です。

しかし、それだけでは他の学部や学科でも当てはまります。

大学が知りたいのは、「なぜ外国語学部イスパニア語学科なのか」です。

例えば、スペイン語圏の文化や社会に興味があるのか。

中南米地域について学びたいのか。

異文化理解を深めたいのか。

学科とのつながりが見えることで、志望理由に説得力が生まれます。

大学名だけではなく、学科の学びと自分の興味を結びつけることが大切です。


NG例③ 将来の夢だけを語ってしまう

「将来は国際機関で働きたいです」

「海外で活躍したいです」

「世界をつなぐ仕事がしたいです」

こうした目標を書く人も少なくありません。

もちろん将来について考えることは大切です。

しかし、将来の夢だけでは大学で学ぶ理由が見えてきません。

推薦入試で見られるのは、未来の理想だけではなく、そこへ向かう過程です。

なぜその夢を持ったのか。

そのために高校でどのような経験をしてきたのか。

大学で何を学びたいのか。

そうした流れがあることで、将来の話もより説得力を持ちます。

夢だけを語るのではなく、現在地とのつながりを意識してみましょう。


NG例④ 自分の経験がほとんど出てこない

意外と多いのが、自分自身の話がほとんど出てこないケースです。

例えば、世界情勢や国際問題について詳しく説明していても、自分が何を感じたのかが書かれていないことがあります。

大学は研究レポートを読みたいわけではありません。

その人自身の考えを知りたいのです。

ニュースを見て何を感じたのか。

探究活動で何を発見したのか。

部活動や学校生活でどんな経験をしたのか。

自分自身の言葉で語る部分があるからこそ、その人らしさが伝わります。

推薦入試では正解を答えることよりも、自分なりに考えた過程が評価されます。


NG例⑤ 完璧な人に見せようとする

推薦入試になると、自分を良く見せようとしてしまう人もいます。

失敗した経験を書かない。

悩んだ経験を書かない。

弱みを隠そうとする。

しかし大学は、完璧な人を探しているわけではありません。

むしろ大切なのは、失敗や悩みから何を学んだかです。

例えば、文化祭の準備で意見がまとまらなかった経験。

部活動で思うような結果が出なかった経験。

探究活動で行き詰まった経験。

そうした出来事を通して何を考え、どのように成長したのかは大きな学びになります。

推薦入試は「完璧な人」を選ぶ試験ではありません。

「考え続けられる人」を見る試験なのです。


イスパニア語学科が評価するのは知識量だけではない

上智大学外国語学部イスパニア語学科では、単に語学力や知識量だけが重視されるわけではありません。

むしろ大切なのは、異なる文化や価値観に興味を持てることです。

なぜそのような文化が生まれたのか。

なぜ人によって考え方が違うのか。

なぜ社会の仕組みは国によって異なるのか。

そうした問いを持ち、自分なりに考えられる人は大学での学びとも相性が良いでしょう。

推薦入試でも同じです。

知識をたくさん並べることよりも、問いを持ち続ける姿勢が評価されます。

その意味では、完璧な答えを用意する必要はありません。

大切なのは考える過程なのです。


面接で問われる志望理由にもつながる考え方

提出書類で書いた内容は、面接で問われる志望理由にもつながります。

そのため、表面的な理由だけを書いてしまうと、面接で深く質問されたときに答えられなくなってしまいます。

逆に、自分の経験から考えた内容であれば、自然に説明できます。

なぜ興味を持ったのか。

何を感じたのか。

どのように考えが変化したのか。

こうした部分を整理しておくことが大切です。

大学は暗記した答えを求めているのではありません。

その人自身の考えを知りたいのです。


まとめ|NG例を知ることは自分を深めることにつながる

志望理由のNG例を見てきましたが、大切なのは上手な文章を書くことではありません。

自分自身の興味や経験を深く振り返ることです。

好きだから。

有名だから。

将来役立ちそうだから。

そうした理由から一歩進んで、「なぜそう思うのか」を考えてみましょう。

推薦入試では知識量だけではなく、問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、対話姿勢が評価されます。

完璧な人になる必要はありません。

自分なりに考え続けることが何より大切です。

ぜひ今回の内容を参考にしながら、自分だけの志望理由を少しずつ整理してみてください。

もし一人で整理するのが難しいと感じたら、KOSSUN教育ラボの無料個別相談も活用してみてください。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。