こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学神学部神学科の推薦型選抜|探究テーマの見つけ方を解説」です。
神学科の推薦型選抜で重視される「問い」
上智大学神学部神学科の推薦型選抜では、 提出書類や面接を通して、
どんな問いを持っているのか
が重視されます。
そのため、多くの受験生が、
「どんなテーマを考えればよいのだろう」
「神学らしいテーマを選ばなければならないのだろうか」
と悩みます。
しかし実際には、最初から難しい宗教テーマを考える必要はありません。
むしろ大切なのは、 日常の中で感じた疑問や違和感を深めていくことです。
神学は、人間や社会、価値観について考える学問です。
そのため、探究テーマは身近な経験から生まれることも少なくありません。
日常の違和感から問いを見つける
神学の問いは、日常生活の中の小さな違和感から始まることがあります。
例えば、学校生活の中でも、
- 人によって考え方が大きく違う
- 同じ出来事でも評価が分かれる
- なぜそのルールが必要なのか分からない
と感じる場面はあると思います。
例えば、部活動で「みんなのため」と言われるルールに疑問を感じた経験がある人もいるかもしれません。
ある人にとっては公平でも、 別の人にとっては不公平に感じることがあります。
そこから、
「公平とは本当に同じ扱いをすることなのだろうか」
という問いが生まれることもあります。
こうした疑問は、神学や倫理のテーマにつながっていきます。
社会問題からテーマを考える
神学は、宗教だけを扱う学問ではありません。
人間社会の価値観や、生き方の問題とも深く関係しています。
そのため、ニュースや社会問題から探究テーマが生まれることもあります。
例えば、現代社会では次のようなテーマがあります。
- 価値観の多様化
- 宗教や文化の違いによる対立
- SNS時代の人間関係
- AIと人間の関係
ここで大切なのは、問題を説明することだけではありません。
「なぜ人は対立してしまうのだろう」
「価値観の違いはどこから生まれるのだろう」
と考えることが重要です。
推薦型選抜では、 知識量よりも「問いをどう深めているか」が見られています。
読書は問いを深めるヒントになる
探究テーマを考えるうえで、読書も大きな助けになります。
ただし、神学の専門書だけを読む必要はありません。
例えば、
- 哲学に関する本
- 歴史に関する本
- 社会問題を扱う本
- 人間心理を扱う本
なども、神学の問いにつながることがあります。
読書で大切なのは、 「知識を覚えること」ではありません。
むしろ、
「この考え方は本当に正しいのだろうか」
「自分ならどう考えるだろう」
と考えることが重要です。
その積み重ねが、思考の深さにつながっていきます。
問いは最初から完成していなくてよい
探究テーマを考えるとき、 最初から立派なテーマを作ろうとしてしまう人もいます。
しかし神学では、 問いを考え続けることそのものが大切です。
例えば最初は、
「なぜ人は善い行いをしようとするのだろう」
「なぜ人によって価値観が違うのだろう」
という素朴な疑問でも構いません。
そこから、
- 本を読む
- 人と対話する
- 社会問題を調べる
- 自分の経験を振り返る
ことで、問いは少しずつ深まっていきます。
推薦型選抜でも、「完成された答え」より、 考え続けている姿勢の方が重視されることがあります。
推薦型選抜で見られるのは「問いの背景」
神学科の推薦型選抜では、 テーマそのものだけでなく、
なぜその問いを考えたいと思ったのか
がとても重要です。
例えば、
- ある出来事に違和感を持った
- 人間関係の中で疑問を感じた
- ニュースを見て考えるようになった
という背景があると、 思考の流れが伝わりやすくなります。
推薦型選抜は、「正解」を答える試験ではありません。
どんな問いを持ち、 その問いとどう向き合っているのかを見る試験です。
上智大学神学部神学科を目指すあなたへ
神学の問いは、特別な場所から生まれるものではありません。
むしろ日常の中の小さな違和感や疑問から始まることが多いです。
「なぜそうなるのだろう」
「人はなぜ違う考え方をするのだろう」
そうした問いを大切にすることが、神学の学びにつながります。
そして、その問いは提出書類や面接でも大切な軸になります。
最初から完璧なテーマを作ろうとしなくても大丈夫です。
まずは、自分がどんなことに疑問を感じているのかを整理してみてください。
その積み重ねが、あなたらしい探究テーマにつながっていくはずです。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


