こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学経済学部経済学科|将来像の考え方と推薦型選抜で伝わる志望理由」です。
将来像は職業を決めることだけではない
上智大学経済学部経済学科の推薦型選抜を考えるとき、多くの受験生が悩むのが将来像の書き方です。
「将来の夢を書かなければいけないのか」「具体的な職業が決まっていないと弱いのか」と不安になる人もいるでしょう。
しかし、推薦型選抜で求められる将来像は、職業を断言することだけではありません。
大切なのは、経済学を学んだ先に、社会とどのように関わりたいのかを考えることです。
将来像は方向性で考える
高校生の段階で、将来の仕事をはっきり決めている人ばかりではありません。
そのため、将来像は職業名ではなく、方向性で考えると整理しやすくなります。
たとえば、「地域経済に関わりたい」「格差や貧困の問題を考えたい」「経済の仕組みを理解して社会課題の解決に関わりたい」という形です。
このように、どのような社会問題に関心があり、どのような形で社会と関わりたいのかが見えると、志望理由に自然な流れが生まれます。
経済学と将来のつながり
経済学は、社会と深く関わる学問です。
そのため、経済学科で学んだことは、さまざまな進路につながります。
- 企業
- 金融
- 公務員
- 国際機関
- 研究
- 地域活性化に関わる分野
ただし、出願書類や面接で問われる志望理由では、進路名を並べるだけでは十分ではありません。
なぜその方向に関心があるのか、どのような社会問題とつながっているのかを説明することが大切です。
学びと将来をつなげる
将来像を書くときは、大学での学びと将来の関心をつなげることが重要です。
たとえば、格差問題に関心がある場合は、所得や雇用、教育機会、社会保障などを経済学の視点から学びたいという流れが考えられます。
そのうえで、将来は社会制度や地域の課題に関わる仕事に興味がある、とつなげることができます。
このように、関心、学び、将来がつながっていると、志望理由全体に一貫性が出ます。
大きすぎる夢でなくてもよい
将来像を書くとき、「世界の経済問題を解決したい」のように大きな目標を書かなければならないと思う人もいます。
もちろん、大きな目標を持つことは悪いことではありません。
しかし、読み手に伝わりやすいのは、自分の経験や関心から自然に生まれた将来像です。
たとえば、「物価上昇のニュースをきっかけに、経済の仕組みが生活に与える影響に関心を持った」という出発点があれば、そこから家計、政策、企業活動などへの関心につなげることができます。
現実的な関心から出発する方が、志望理由として説得力を持つこともあります。
推薦型選抜で見られる視点
上智大学の推薦型選抜では、専門知識の量だけが評価されるわけではありません。
問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、対話姿勢などが見られます。
将来像についても、「立派な職業を言えるか」よりも、「自分の関心をどのように社会につなげて考えているか」が大切です。
経済学科を志望するなら、自分が関心を持っている社会問題をもとに、大学で何を学び、将来どのように活かしたいのかを考えてみましょう。
最後に:将来像は考え続けるもの
将来像は、今すぐ完璧に決めるものではありません。
大学で学ぶ中で、新しい関心が生まれたり、考え方が変わったりすることもあります。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。
まずは、自分がどんな社会問題に関心を持っているのか、どんな社会になってほしいと思うのかを考えてみてください。
その問いを深めることが、上智大学経済学部経済学科で学ぶ理由と、あなたらしい将来像につながっていきます。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


