こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学経済学部経済学科|高校生活の経験を志望理由に活かす方法」です。
特別な実績がなくても志望理由は作れる
上智大学の推薦型選抜を考えていると、「特別な実績がない」「生徒会もやっていない」「大会の受賞歴もない」と不安になる人もいるかもしれません。
推薦型選抜と聞くと、すごい経験をした人だけが受ける入試のように感じることもあります。
しかし、実際に大切なのは経験の大きさだけではありません。
上智大学経済学部経済学科を目指すうえで重要なのは、その経験から何を考えたのかです。
日常の中にある小さな気づきも、経済学への関心につながることがあります。
高校生活の経験はすべて材料になる
志望理由の材料は、特別な活動だけではありません。
- 部活動
- 学校行事
- アルバイト
- 探究活動
- 授業
- ニュースを見た経験
こうした身近な経験から、経済学への関心が生まれることは十分にあります。
たとえば、コンビニで商品の値段が上がっていることに気づいた経験や、ニュースで物価上昇を知った経験も、経済学を考える入り口になります。
大切なのは、「何をしたか」だけでなく、「そこから何に気づいたか」です。
アルバイトの経験を経済学につなげる
アルバイトの経験は、経済学科の志望理由につながりやすい材料の一つです。
たとえば、アルバイト先で商品の価格が変わったり、人手不足を感じたり、売れる商品と売れない商品の違いに気づいたりすることがあります。
そのとき、「なぜ価格は変わるのだろう」「人手不足はお店だけの問題なのだろうか」と考えることができます。
こうした疑問は、物価、労働市場、需要と供給など、経済学のテーマにつながります。
ただ「アルバイトを頑張りました」で終わらせず、そこから社会の仕組みに関心を広げることが大切です。
部活動の経験も活かせる
部活動の経験も、志望理由に活かすことができます。
たとえば、部費の使い方、大会への参加費、練習場所の確保、限られた時間の使い方などを考えた経験はないでしょうか。
経済学は、限られた資源をどのように配分するかを考える学問でもあります。
部活動の中で、「限られたお金や時間をどう使うべきか」と考えた経験は、経済学的な視点につながります。
身近な経験を、社会全体の仕組みへ広げて考えることができると、志望理由に深みが出ます。
ニュースから生まれる関心
経済学科を志望する人にとって、ニュースは大きなヒントになります。
たとえば、物価上昇、円安、人口減少、格差問題、税金、社会保障などのニュースです。
ニュースを見たときに、「大変そうだな」で終わるのではなく、「なぜこうなるのだろう」「誰にどのような影響があるのだろう」と考えることが大切です。
推薦型選抜では、出来事そのものよりも、その出来事をどう受け止め、どう考えたかが見られます。
社会への関心を、自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
経験を整理する流れ
高校生活の経験を志望理由につなげるときは、次の流れで整理すると考えやすくなります。
- どんな経験があったか
- そこから何に気づいたか
- なぜそれが気になったのか
- 経済学科で何を学びたいのか
たとえば、ニュースで物価上昇を知った経験がある場合、「なぜ物価が上がるのか疑問を持った」「家計や企業にどのような影響があるのか知りたいと思った」「経済学を通して社会の仕組みを学びたい」とつなげることができます。
このように、経験、気づき、疑問、学びたいことの流れがあると、志望理由が伝わりやすくなります。
推薦型選抜で見られること
上智大学の推薦型選抜では、専門知識の量だけでなく、問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、対話姿勢などが見られます。
経済学科の場合も、社会問題に対してどのような疑問を持ち、どのように考えているのかが重要です。
特別な経験がなくても、自分の生活や学校での経験を丁寧に振り返ることで、志望理由の材料は見つかります。
大切なのは、経験の大きさではなく、考え続ける姿勢です。
最後に:日常の気づきを学問につなげよう
高校生活の経験を志望理由に活かすときに大切なのは、特別な実績を探すことではありません。
日常の中で感じた疑問や気づきを、経済学の学びにつなげて考えることです。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。
まずは、自分の高校生活を振り返り、「なぜ気になったのか」「そこから何を考えたのか」を整理してみてください。
その小さな問いが、上智大学経済学部経済学科を志望する理由の出発点になります。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


