こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学経済学部経済学科|志望理由の基本構造と推薦型選抜で伝わる書き方」です。
志望理由は「経済に興味があります」だけでは足りない
上智大学経済学部経済学科の推薦型選抜を考え始めると、多くの受験生が悩むのが、出願書類や面接で問われる志望理由の整理です。
「何を書けばいいのかわからない」「経済学に興味があります、だけでは弱い気がする」と感じる人もいると思います。
実際、推薦型選抜では、なぜ経済学を学びたいのかを自分の言葉で説明することが大切です。
ただし、難しく考えすぎる必要はありません。
大切なのは、自分の関心がどのように生まれ、どのように経済学の学びにつながっているのかを整理することです。
志望理由の基本構造
経済学科の志望理由は、次の流れで考えると整理しやすくなります。
- 経済学に関心を持ったきっかけ
- 関心のある社会問題
- 経済学科で学びたいこと
- なぜ上智大学経済学部経済学科なのか
- 将来の方向性
この流れがあると、読み手に「なぜ経済学科を志望しているのか」が伝わりやすくなります。
反対に、「社会問題に関心があります」「経済を学びたいです」だけで終わってしまうと、少し抽象的に見えてしまいます。
関心を持ったきっかけを書く
まず大切なのは、なぜ経済学に興味を持ったのかというきっかけです。
きっかけは、特別な体験でなくても構いません。
たとえば、ニュース、学校の授業、身近な生活の変化、アルバイト、家庭での会話などが出発点になることもあります。
「ニュースで物価上昇の話題を見て、なぜ物の値段が上がるのか疑問を持ちました」というように、自分の経験から書くと自然です。
大切なのは、出来事そのものではなく、そこから何を考えたのかです。
関心のある社会問題を具体的にする
次に、自分がどのような社会問題に関心を持っているのかを考えます。
経済学科では、景気、物価、雇用、格差、税金、社会保障、国際経済、環境問題など、幅広いテーマを扱います。
たとえば、「格差問題に関心があります」と書く場合も、なぜその問題が気になったのかを加えることが大切です。
「物価上昇によって家庭や地域の生活に影響が出ていることを知り、経済の仕組みが日常生活と深く関わっていると感じました」というように書くと、関心の背景が伝わりやすくなります。
経済学科で何を学びたいのか
志望理由では、「経済学を学びたい」だけでなく、経済学を通して何を考えたいのかを示すことが重要です。
たとえば、物価上昇に関心があるなら、価格がどのように決まるのか、政策が家計や企業にどのような影響を与えるのかを学びたい、という形につなげられます。
格差に関心があるなら、所得分配や雇用、教育機会、社会保障などの視点から考えることができます。
高校生の段階で専門的な研究テーマが完成している必要はありません。
大切なのは、社会の問題を経済学の視点から深めたいという方向性が見えることです。
なぜ上智大学経済学部経済学科なのか
志望理由では、なぜ上智大学経済学部経済学科なのかという点も大切です。
上智大学は、社会とのつながり、多様な価値観、対話を重視する学びを大切にしている大学です。
経済学科で社会の仕組みを学ぶことは、現代社会の課題を多面的に考えることにもつながります。
自分が関心を持つ社会問題と、上智大学での学びがどのようにつながるのかを考えてみましょう。
「上智大学だから学びたい」と伝えるためには、大学の特徴と自分の関心を結びつけることが大切です。
将来の方向性を考える
志望理由の最後には、将来の方向性を入れると文章にまとまりが出ます。
ただし、高校生の段階で具体的な職業が決まっている必要はありません。
たとえば、「経済の仕組みを理解し、社会課題の解決に関わりたい」「政策や企業活動が人々の生活に与える影響を考えられる人になりたい」という方向性でも十分です。
大切なのは、大学で学びたいことと将来の関心が自然につながっていることです。
最後に:志望理由は思考を整理する作業
志望理由を書くことは、単なる文章作成ではありません。
自分がどのように社会を見て、どのような疑問を持ち、大学で何を学びたいと思ったのかを整理する作業です。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。
まずは、自分が気になったニュースや社会問題を一つ選び、なぜそれに関心を持ったのかを考えてみてください。
その問いを丁寧に言葉にしていくことが、上智大学経済学部経済学科を志望する理由の第一歩になります。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


