こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学経済学部経済学科に向いている人とは|推薦型選抜で評価される資質」です。
経済学科に向いている人は「社会に疑問を持てる人」
上智大学経済学部経済学科に興味があっても、「自分は経済学に向いているのだろうか」「どんな人がこの学科に合うのだろう」と不安に感じる人もいると思います。
経済学というと、数学が得意な人、数字に強い人、金融に詳しい人が向いているというイメージを持つかもしれません。
もちろん、数字やデータに抵抗がないことは学びの助けになります。
しかし、経済学科に向いている人の本質は、そこだけではありません。
一番大切なのは、社会の出来事に対して「なぜそうなるのだろう」と考えられることです。
社会のニュースが気になる人
経済学科に向いている人の特徴の一つは、社会のニュースに関心があることです。
たとえば、物価上昇、円安、最低賃金、少子高齢化、税金、格差などのニュースを見たときに、「そうなんだ」で終わらず、背景を考えようとする人です。
「なぜ物価が上がるのだろう」「賃金が上がると社会にどんな影響があるのだろう」「少子高齢化が進むと、税金や社会保障はどうなるのだろう」と考える姿勢は、経済学の学びにつながります。
経済学は、社会の変化の理由を考える学問です。
ニュースを見て疑問を持てる人は、経済学科での学びに向いている可能性があります。
物事の仕組みを考えるのが好きな人
経済学は、社会の出来事を仕組みとして理解しようとする学問でもあります。
たとえば、「なぜ人気の商品は値段が高くなるのか」という疑問があります。
一見すると「人気だから」で終わりそうですが、経済学では需要と供給、市場、価格の決まり方などの考え方を使って説明します。
つまり、目の前の出来事を感覚だけでなく、論理的に理解しようとする姿勢が大切です。
「理由を考えるのが好き」「仕組みを理解するのが面白い」「なぜそうなるのかを知りたい」と感じる人は、経済学科に向いていると言えるでしょう。
社会問題に関心がある人
経済学科では、さまざまな社会問題を扱います。
- 格差問題
- 貧困
- 税金
- 環境問題
- 人口減少
- 雇用や賃金
こうした問題を見たときに、「大変そうだな」で終わるのではなく、「なぜこの問題が起きているのだろう」「どうすれば改善できるのだろう」と考えることが大切です。
経済学は、社会問題を感情だけで見るのではなく、仕組みや制度、データを使って考える学問です。
社会をより深く理解したい人にとって、経済学はとても大きな手がかりになります。
一つの答えだけにこだわらない人
経済学の面白いところは、一つの答えだけで簡単に決められない問題が多いことです。
たとえば、「税金は上げるべきか」というテーマがあります。
税金を上げれば、社会保障を充実させたり、財政を安定させたりできる可能性があります。
一方で、家計や企業の負担が増え、経済活動に影響が出る可能性もあります。
どちらにも理由があります。
経済学では、さまざまな立場や影響を比較しながら考えることが重要です。
そのため、一つの意見に決めつけず、多面的に考えられる人は経済学の学びに向いています。
推薦型選抜で見られること
上智大学の推薦型選抜では、「経済学が好きです」「社会問題に興味があります」という言葉だけでは十分ではありません。
大切なのは、なぜその問題に関心を持ったのか、どのように考えているのかという思考の過程です。
出願書類や面接で問われる志望理由では、自分が関心を持ったニュースや社会問題について、どのような疑問を持ったのかを整理しておくことが大切です。
推薦型選抜で評価されるのは、専門知識の量だけではありません。
問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、対話姿勢などが見られます。
最後に:社会を見る目を育てよう
上智大学経済学部経済学科に向いている人は、必ずしも最初から数学が得意な人だけではありません。
社会のニュースに関心がある人、物事の仕組みを考えるのが好きな人、社会問題を深く考えたい人、多様な視点を持てる人にとって、経済学はとても面白い学問です。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。
もしあなたが、ニュースを見て「なぜそうなるのだろう」と感じたことがあるなら、その疑問は経済学科での学びにつながるかもしれません。
まずは、自分が気になった社会の出来事を一つ選び、なぜ関心を持ったのかを考えてみてください。
その小さな問いが、上智大学経済学部経済学科を志望する理由の出発点になります。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


