こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学文学部英文学科を志望する前に知っておきたいこと|推薦型選抜で後悔しないために」です。
英文学科の学びは高校までの英語とは違う
上智大学文学部英文学科を志望する前に、知っておきたい大切なことがあります。
それは、大学での学びは高校までの英語学習とは大きく違うという点です。
高校では、英語の文法、単語、読解問題、リスニングなどを中心に学ぶことが多いと思います。
もちろん、それらの基礎力は大学での学びにも役立ちます。
しかし大学の英文学科では、単に英文を読めるようになることだけが目的ではありません。
英語や文学、文化を通して、人間や社会をどう理解するかを考えていくことが学びの中心になります。
英文学科は「英語の授業が多い学科」だけではない
高校生の中には、「英文学科は英語をたくさん勉強する学科」というイメージを持っている人もいるかもしれません。
確かに、英語を使う機会は多くあります。
しかし英文学科は、英語力を伸ばすためだけの学科ではありません。
大学では、文学作品を分析したり、言葉の意味を考えたり、文化や社会の背景を理解したりします。
つまり英語は、学問を考えるための道具として使われます。
「英語が好き」から一歩進んで、「英語を通して何を考えたいのか」を考えることが大切です。
読む量が多い学問である
英文学科では、多くの文章や作品に触れることになります。
- 小説
- 詩
- 演劇
- 批評文
- 研究書
英語の作品を読むこともあれば、日本語で書かれた研究書を読むこともあります。
そのため、読書が苦ではないことは英文学科で学ぶうえで大きな強みになります。
ただし、最初から難しい本をすらすら読める必要はありません。
分からない部分に向き合いながら、少しずつ読み解いていく姿勢が大切です。
正解のない問いを考える学問
英文学科の学びには、必ずしも一つの正解があるわけではありません。
たとえば、「この作品は何を表しているのか」「この表現にはどんな意味があるのか」「この物語は社会とどう関係しているのか」といった問いを考えます。
同じ作品を読んでも、人によって解釈が異なることがあります。
だからこそ、自分なりに考え、その理由を説明する力が大切になります。
推薦型選抜でも、完璧な答えを持っているかどうかより、問いを持ち、考え続ける姿勢が見られます。
議論や意見交換も大切になる
大学の授業では、自分の意見を発表したり、学生同士で議論したりする機会もあります。
文学や文化を考えるとき、自分一人では気づけない視点に出会うことがあります。
たとえば、同じ作品を読んでも、登場人物への見方や表現の受け止め方が人によって違うことがあります。
他の人の意見を聞くことで、自分の考えが広がることもあります。
そのため、英文学科では自分の意見を持つことだけでなく、他者の考えに耳を傾ける対話姿勢も大切になります。
社会への関心も学びにつながる
英文学は文学作品を扱う学問ですが、社会とも深く関係しています。
文学作品には、その時代の価値観、文化の違い、歴史の背景、社会問題などが表れることがあります。
そのため、作品を理解するためには、社会や文化への関心も大切になります。
たとえば、ジェンダー、多文化社会、移民、階級、家族観などは、文学作品を通して考えることができるテーマです。
ニュースや社会問題、文化の違いに関心を持つことも、大学での学びにつながります。
推薦型選抜で見られる姿勢
推薦型選抜では、英語がどれだけ得意かだけで評価されるわけではありません。
もちろん英語への関心や学び続ける姿勢は大切です。
しかし、それ以上に、言葉や文化への関心、自分で考える姿勢、他者の視点を理解しようとする姿勢が見られます。
出願書類や面接で問われる志望理由では、「英語が好きです」だけで終わらせず、なぜ文学や文化を学びたいのかを整理することが大切です。
最後に:志望する前に自分の関心を見つめよう
上智大学文学部英文学科を志望する前に、少し考えてみてほしいことがあります。
なぜ文学に興味を持ったのか。言葉や文化のどんな点に関心があるのか。英語を通して何を考えたいのか。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。
最初からすべてを理解している必要はありません。
本を読んだり、映画を見たり、社会の出来事を考えたりする中で、関心は少しずつ深まっていきます。
ぜひ、自分が心を動かされた言葉や作品、文化との出会いを振り返ってみてください。
そこから、上智大学文学部英文学科で学びたい理由が見えてくるはずです。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


