こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学文学部英文学科|探究テーマの見つけ方と推薦型選抜で評価される視点」です。
探究テーマは難しく考えすぎなくていい
上智大学文学部英文学科の推薦型選抜を考える高校生の中には、「どんな探究テーマを考えればいいのだろう」「英文学に関係するテーマが思いつかない」と悩む人もいるかもしれません。
しかし、探究テーマは最初から難しいものである必要はありません。
むしろ大切なのは、自分が本当に気になった疑問からテーマを見つけることです。
英文学の学びも、言葉や作品、文化に対する小さな疑問から始まることが多くあります。
探究テーマは「なぜ?」から始まる
探究テーマを考えるとき、まず大切なのは「自分が何に疑問を持っているのか」を見つけることです。
たとえば、英語の文章を読んで「なぜこの表現が使われているのだろう」と感じたことはありませんか。
また、翻訳された小説を読んで、「日本語にすると少し印象が変わるのはなぜだろう」と思ったことがある人もいるかもしれません。
こうした小さな疑問は、英文学科での学びにつながる大切な入り口です。
推薦型選抜でも、完璧な答えよりも、問いを持ち続ける姿勢が大切に見られます。
文学作品からテーマを考える
英文学の探究テーマは、文学作品から考えることができます。
小説、詩、演劇などの作品には、その時代の社会や人々の価値観が反映されています。
たとえば、作品を読んでいて「なぜこの登場人物はこのような行動をしたのだろう」と感じることがあります。
また、「この作品は当時の社会に対して何を伝えようとしていたのだろう」と考えることもできます。
文学作品を読むことは、単に物語を楽しむことだけではありません。作品を通して、人間や社会、文化のあり方を考えることでもあります。
言葉そのものをテーマにする
英文学科では、言葉そのものをテーマにすることもできます。
たとえば、英語の表現、言葉の意味、翻訳の違い、話し方による印象の違いなどです。
同じ意味に見える言葉でも、使われる場面によって印象が変わることがあります。
また、英語を日本語に訳したときに、もとのニュアンスが少し変わることもあります。
こうした疑問は、言語研究につながる視点です。
「言葉はなぜ人によって受け取られ方が違うのか」と考えることも、英文学科らしい探究テーマになります。
文化の違いをテーマにする
英文学は、文化研究とも深く関わっています。
イギリス文化、アメリカ文化、英語圏社会などに関心がある人もいるでしょう。
文化が違うと、物語のテーマや登場人物の価値観も変わることがあります。
たとえば、家族観、恋愛観、働き方、社会で求められる役割などは、国や時代によって異なります。
海外映画や小説を見て、「日本とは考え方が違う」と感じた経験がある人は、その違いを深めることで探究テーマにつなげることができます。
テーマは最初から完成していなくてよい
探究テーマを考えるとき、「正しいテーマを選ばなければ」と焦る必要はありません。
最初から完成されたテーマである必要はなく、疑問を持ち、調べてみて、考えていく中で少しずつ深まっていくものです。
たとえば、最初は「翻訳の違いが気になる」という関心でも、調べていくうちに、文化の違い、価値観の違い、言葉の限界などに関心が広がることがあります。
大学での学びも、このように問いを深めていくプロセスから始まります。
推薦型選抜で見られるのはテーマの珍しさではない
推薦型選抜では、探究テーマが珍しいかどうかだけが評価されるわけではありません。
大切なのは、なぜそのテーマに関心を持ったのか、どんな疑問を持っているのか、どのように考えようとしているのかです。
つまり、大学が見ているのは思考のプロセスです。
専門知識の量よりも、問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、対話姿勢などが重要になります。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。
最後に:自分の関心から始めてみよう
上智大学文学部英文学科の探究テーマは、特別な場所から見つけるものではありません。
本、映画、音楽、授業、日常の会話、翻訳された文章など、身近なところにヒントがあります。
まずは、「自分はどんな言葉や作品に心を動かされたのか」「なぜそれが気になったのか」を振り返ってみてください。
その小さな疑問が、英文学科での学びにつながる探究テーマの出発点になります。
自分の関心を大切にしながら、少しずつ問いを深めていきましょう。
KOSSUN教育ラボでは、上智大学の推薦入試対策に特化した
上智大学合格プロジェクト
を完全定員制(先着10名限定)にて設け、専門性の高い個別サポートを行っています。
限られた時間の中でも本気で上智大学合格を掴み取りたい方は、今すぐ 無料個別相談会 にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


