こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科をこれから志望するあなたへ|推薦型選抜で大切にしたいこと」です。
これまでの内容を振り返って
ここまで、上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科の推薦型選抜について、さまざまな視点からお伝えしてきました。
総合グローバル学部では何を学ぶのか、どのような人が向いているのか、出願書類や面接で問われる志望理由をどう考えればよいのか。
多くの受験生が感じやすい疑問を、一つずつ整理してきました。
最後に、これからこの学部を志望するあなたに、大切にしてほしいことをお伝えします。
推薦型選抜は「思考を見る入試」
推薦型選抜というと、「特別な実績が必要なのでは」と感じる人もいるかもしれません。
たしかに、探究活動やボランティア、国際交流などの経験は、志望理由を伝える材料になります。
しかし、上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科の推薦型選抜で見られているのは、経験の大きさだけではありません。
大切なのは、その経験を通して何を考えたのかです。
ニュースで社会問題を知った。授業で国際問題について学んだ。探究活動で社会の課題について調べた。
その中で「なぜこの問題が起きているのだろう」と考えたことがあるなら、それはこの学部を志望する大切な出発点になります。
世界の問題は遠い話ではない
国際問題というと、遠い国の出来事のように感じる人もいるかもしれません。
しかし実際には、世界の問題は私たちの生活ともつながっています。
たとえば、環境問題、資源問題、食料問題、貧困問題、人権問題などは、日本で暮らす私たちにも関係しています。
私たちが使っている製品や食べているものも、世界のさまざまな地域とつながっています。
総合グローバル学部では、こうした世界と社会のつながりを考えていきます。
つまり、遠くの出来事を学ぶだけではなく、自分たちの生活と世界がどう関係しているのかを考える学びでもあります。
大学での学びは「問い」から始まる
総合グローバル学部の学びは、一つの正解を覚えるものではありません。
むしろ、社会問題について問いを立て、さまざまな視点から考える学びです。
たとえば、なぜこの問題が起きているのか、どのような歴史や社会の背景があるのか、どんな立場の人が関わっているのかを考えていきます。
環境問題一つをとっても、企業、政府、市民、発展途上国など、さまざまな立場があります。
その違いを理解しながら考えることが、総合グローバル学部での学びにつながります。
高校生活の経験はすべて意味がある
志望理由を書くとき、「自分には特別な経験がない」と不安になる人もいます。
しかし、高校生活の中には志望理由につながる経験がたくさんあります。
- 授業で社会問題に関心を持った経験
- 探究活動でテーマを調べた経験
- 学校行事で意見の違いを感じた経験
- ニュースを見て疑問を持った経験
大切なのは、その経験をただ書くことではありません。
そこから何を感じ、どんな疑問を持ち、どのように考えたのかを言葉にすることです。
その思考の過程が、推薦型選抜では大切に見られます。
焦らず、書きながら考えていこう
出願書類や面接で問われる志望理由は、一度で完成するものではありません。
書きながら考え、考えながら書く。
その繰り返しの中で、自分の関心や思考は少しずつ整理されていきます。
「これでいいのだろうか」と悩む時間も、決して無駄ではありません。
むしろ、その悩みながら考える過程こそ、推薦型選抜で見られている思考の姿勢につながります。
最後に:あなたの「なぜ?」を大切に
上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科を目指すうえで、最初から特別な知識や完璧な経験が必要なわけではありません。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。
もしあなたが、「なぜこの問題が起きているのだろう」「社会はどうすればより良くなるのだろう」と考えたことがあるなら、その疑問はこの学部での学びにつながる可能性があります。
ニュース、授業、探究活動、日常の出来事の中で感じた疑問を、ぜひ大切にしてください。
その小さな問いが、上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科を志望するあなたらしい理由につながっていきます。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。

