上智大学理工学部情報理工学科の探究活動をどう深めるか?推薦入試で評価される考え方を解説
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、
「上智大学理工学部情報理工学科の探究活動をどう深めるか?」です。
推薦入試を目指す高校生の中には、探究活動に取り組んでいる人も多いと思います。
しかし、「テーマは決まったけれど深まらない」「調べ学習で終わってしまう」「何をすれば評価されるのかわからない」と悩むこともあるのではないでしょうか。
特に上智大学理工学部情報理工学科を志望する場合、単に情報を集めるだけではなく、自分なりの問いを持ち、考えを深めていく姿勢が大切になります。
今回は、情報理工学科を目指す高校生に向けて、探究活動をどのように深めていけばよいのかを解説します。
探究活動は「調べること」がゴールではない
探究活動というと、インターネットや本で情報を集めて発表するイメージを持つ人もいるかもしれません。
もちろん、情報収集は大切です。
しかし、大学が見ているのは「どれだけ調べたか」だけではありません。
その情報から何を考えたのか。
どのような疑問を持ったのか。
別の視点から考えることができたのか。
こうした思考の過程が重要になります。
たとえば、「AIについて調べました」で終わるのではなく、「AIが便利になる一方で、人間の判断との違いは何だろう」と問いを広げていくことが探究です。
推薦入試で評価されるのも、このような考え続ける姿勢です。
情報理工学科らしい探究テーマとは
情報理工学科を目指す人の探究テーマにはさまざまなものがあります。
AI、プログラミング、データ分析、情報セキュリティ、SNS、ネットワーク、ゲーム、教育とICTなど、入口はたくさんあります。
ただし、テーマの新しさや難しさだけを追いかける必要はありません。
大切なのは、自分が本当に興味を持てることです。
たとえば、「なぜSNSでは興味のある投稿が表示されるのか」「AIはどのように画像を認識しているのか」「学校の連絡アプリはもっと使いやすくできないか」といった身近な疑問からでも十分です。
情報理工学科では、身近な課題を技術でどう解決するかを考える力も重視されます。
問いを深めることが探究の第一歩
探究活動が浅くなってしまう原因の一つは、問いが広すぎることです。
たとえば、「AIについて調べる」というテーマでは範囲が広すぎて、何を考えるべきかが見えにくくなります。
そこで大切なのが問いを具体化することです。
AIに興味があるなら、「なぜAIは人の顔を認識できるのか」「AIの判断に偏りは生まれないのか」といった形にしてみます。
SNSなら、「おすすめ機能はどのように作られているのか」「情報の偏りは起こらないのか」という問いが考えられます。
問いが具体的になると、調べる内容も考える内容も深くなります。
複数の視点で考えてみる
探究活動を深めるためには、一つの立場だけで考えないことも重要です。
たとえば、AIは便利な技術です。
しかし、その一方で個人情報の問題や判断の公平性なども議論されています。
便利だから良い、危険だから悪いという単純な考え方ではなく、両方の側面を見ることが大切です。
また、システムを作る側だけでなく、利用する側の視点も考えてみましょう。
高齢者、子ども、外国人、障がいのある人など、利用者によって感じ方は異なります。
こうした多面的な視点は、推薦入試で評価される思考の深さや他者理解にもつながります。
実際に試してみることも大切
探究活動は、机の上だけで進めるものではありません。
実際に試してみることで、新しい発見が生まれることがあります。
たとえば、簡単なプログラムを作ってみる。
アンケートを取ってみる。
データを集めて分析してみる。
身近な人にインタビューしてみる。
こうした経験を通して、予想と違う結果が出ることもあります。
しかし、その違いこそが探究を深めるきっかけになります。
推薦入試でも、実際に行動しながら考えた経験は説得力につながります。
失敗や疑問も探究の成果になる
探究活動というと、立派な結論を出さなければいけないと思う人もいます。
しかし、実際にはそうではありません。
思ったような結果が出なかった。
予想と違うデータが集まった。
答えが見つからなかった。
こうした経験も探究の大切な成果です。
なぜそうなったのかを考えることが、次の問いにつながります。
大学の学びも同じです。
最初から正解がわかっているテーマばかりではありません。
わからないことに向き合い続ける姿勢が重要です。
推薦入試で見られるのは完成度だけではない
探究活動を出願書類や面接で伝えるとき、多くの人が「どれだけすごい成果を出したか」を意識します。
しかし、推薦入試では結果だけが評価されるわけではありません。
なぜそのテーマに興味を持ったのか。
どのように調べたのか。
どのような気づきがあったのか。
今後さらに何を考えたいのか。
こうしたプロセスが重視されます。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。
考え続けられる人を見ています。
そのため、自分の探究活動を振り返りながら、どのような成長があったのかを整理しておくことが大切です。
大学での学びにつなげて考える
探究活動を深めるうえで意識したいのが、大学での学びとのつながりです。
今の探究テーマを、大学ではどのように発展させたいのかを考えてみましょう。
たとえば、AIに関する探究をしているなら、大学では機械学習やデータ分析を学びたいという方向につながるかもしれません。
情報セキュリティに関心があるなら、安全な情報社会を支える技術について学びたいという将来像が見えてくるかもしれません。
探究活動と大学での学びがつながると、志望理由にも一貫性が生まれます。
まとめ
上智大学理工学部情報理工学科を目指すうえで、探究活動は単なる調べ学習ではありません。
問いを持ち、調べ、考え、多面的な視点から見直しながら深めていく過程そのものが大切です。
推薦入試で評価されるのは、知識量や成果だけではありません。
問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、対話姿勢です。
探究活動を通して、「なぜだろう」「本当にそうなのだろうか」と考え続ける習慣を身につけていきましょう。
その積み重ねが、情報理工学科での学びにもつながっていきます。
情報理工学科についてもっと知りたい、自分の興味を深めてみたい。
そう思えたら、ぜひ身近な疑問を一つ取り上げて、自分なりに考えてみてください。
もし一人で整理するのが難しいと感じたら、KOSSUN教育ラボの無料個別相談も活用してみてください。
KOSSUN教育ラボでは、上智大学の推薦入試対策に特化した
上智大学合格プロジェクト
を完全定員制(先着10名限定)にて設け、専門性の高い個別サポートを行っています。
限られた時間の中でも本気で上智大学合格を掴み取りたい方は、今すぐ 無料個別相談会 にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


