上智大学外国語学部ドイツ語学科|将来像の考え方と推薦入試で伝えるポイント
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学外国語学部ドイツ語学科|将来像の考え方」です。
将来の仕事が決まっていなくても大丈夫です
上智大学外国語学部ドイツ語学科の推薦入試では、提出書類や面接の中で、「将来どのようなことをしたいですか」と聞かれることがあります。
この質問を聞くと、「まだ将来の仕事が決まっていない」「具体的な職業を言えないといけないのかな」と不安になる人もいるかもしれません。
しかし、高校生の段階で具体的な職業がはっきり決まっている必要はありません。
もちろん、通訳、翻訳、国際関係の仕事、教育、企業など、関心のある分野がある人は、それを話してもよいでしょう。
ただし、大切なのは職業名だけではありません。大学での学びと、自分が将来どのような視点を持って生きていきたいのかがつながっていることです。
将来像は職業名だけで考えなくてよい
将来像というと、「外交官になりたい」「通訳になりたい」「海外で働きたい」といった職業や働き方を思い浮かべる人が多いと思います。
もちろん、それも将来像の一つです。
しかし、推薦入試で見られるのは、職業の名前を言えるかどうかだけではありません。
むしろ、「どのような人になりたいのか」「どのような視点を持って社会と関わりたいのか」が大切です。
たとえば、異文化を理解できる人になりたい、国際社会を広い視点で見られる人になりたい、多様な価値観を尊重しながら対話できる人になりたい、という考え方も将来像になります。
こうした視点は、どの分野に進む場合でも役立つものです。
大学の学びと将来像をつなげる
将来像を考えるときは、上智大学外国語学部ドイツ語学科での学びとつなげて考えることが大切です。
ドイツ語学科では、ドイツ語だけでなく、ドイツ語圏の文化、歴史、社会、思想などを学びます。
たとえば、ヨーロッパ社会に関心がある人であれば、ドイツ語を通して現地の文化や価値観を理解し、国際社会を多面的に見られる人になりたいと考えることができます。
また、文化の違いに興味がある人であれば、ドイツ語圏の学びを通して、異なる背景を持つ人と対話できる力を育てたいと考えることもできます。
このように、大学で学びたいことと将来の自分の姿がつながっていると、面接で問われる志望理由にも説得力が生まれます。
社会との関わり方を考えてみる
将来像を考えるときは、「どんな仕事をするか」だけでなく、「社会とどのように関わりたいか」を考えることも大切です。
たとえば、国際交流に関わりたい、海外と日本をつなぐ仕事に関心がある、文化を伝える仕事に興味がある、教育を通して異文化理解を広げたい、という考え方があります。
ドイツ語学科で学ぶ言語能力、文化理解、思考力、対話力は、多くの分野で活かすことができます。
そのため、将来を一つの職業に絞り込めていなくても問題ありません。
むしろ、「どのような価値観を大切にして社会と関わりたいのか」を考えることで、自分らしい将来像が見えやすくなります。
将来像は変わっていくものです
高校生の段階で、「まだはっきりした将来像がない」と感じるのは自然なことです。
大学では、授業、留学、ゼミ、研究、インターンシップ、友人との出会いなど、さまざまな経験をすることになります。
その中で、興味の方向が変わったり、思っていなかった分野に関心を持ったりすることもあります。
だからこそ、今の時点で将来像が完全に決まっていなくても大丈夫です。
大切なのは、今の自分がどのようなことに関心を持っているのか、大学でどのような学びを深めたいのかを言葉にすることです。
推薦入試は、完成された将来計画を持つ人だけを選ぶ試験ではありません。問いを持ち、考え続けられる人を見ている試験です。
将来像を考えるためのヒント
将来像を考えるときは、いきなり職業名から考えるよりも、自分の関心から考えると整理しやすくなります。
- どんな社会問題に関心があるか
- どんな文化や地域に興味があるか
- どんな人と関わっていきたいか
- どんな力を大学で伸ばしたいか
たとえば、「文化の違いを理解できる人になりたい」という思いがあるなら、ドイツ語学科での学びはその将来像とつながります。
また、「異なる意見を持つ人同士が対話できる社会に関心がある」という人であれば、ドイツ語圏の歴史や社会、多文化共生について学ぶことが大切な意味を持つかもしれません。
自分の関心を少しずつ整理していくことで、将来像は自然に見えてきます。
推薦入試で伝えるときのポイント
推薦入試では、志望理由、大学で学びたいこと、将来の考え方がつながっていることが大切です。
たとえば、「ヨーロッパ社会に興味を持ったことをきっかけに、ドイツ語を通して文化や歴史を学びたい。その学びを通して、多様な価値観を理解し、異なる背景を持つ人と対話できる人になりたい」という流れです。
このように、興味のきっかけ、大学での学び、将来像がつながっていると、読み手や面接官にも伝わりやすくなります。
反対に、「将来は国際的に活躍したいです」だけでは、少し抽象的に聞こえてしまうことがあります。
なぜそう思うのか。どのような学びが必要だと考えているのか。その部分まで自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
最後に、自分が大切にしたい視点を考えてみよう
上智大学外国語学部ドイツ語学科を目指すうえで、将来像は具体的な職業名だけで考える必要はありません。
むしろ大切なのは、自分がどのようなことに関心を持ち、大学でどのような学びを深め、将来どのような視点を持った人になりたいのかです。
推薦入試では、完璧な将来計画よりも、今の自分の関心をもとに考え続ける姿勢が大切になります。
まずは、「自分はどんな社会に関心があるのか」「どんな人になりたいのか」「ドイツ語学科の学びはそこにどうつながるのか」を書き出してみてください。
その小さな整理が、面接で問われる志望理由や提出書類を考える大切な第一歩になります。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


