こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学文学部英文学科とは何を学ぶ学科か|推薦型選抜で求められる視点」です。


英文学科は「英語を上達させるだけ」の学科ではない

上智大学文学部英文学科に興味を持つ高校生の中には、「英語をもっと深く学びたい」「海外の文化に興味がある」という思いを持っている人も多いと思います。

もちろん、英語力を高めたいという気持ちは大切です。しかし、大学の英文学科で学ぶ内容は、単に英語を話せるようになることだけではありません。

英文学科では、英語という言語を通して、文学、文化、社会、人間の考え方を理解していきます。

つまり英語は、学びの目的であると同時に、世界や人間を深く理解するための入り口でもあります。


英文学では何を学ぶのか

英文学という言葉を聞くと、英語の小説や詩を読む学問というイメージを持つ人もいるかもしれません。

たしかに、文学作品を読むことは英文学科の大切な学びの一つです。

  • 小説
  • 演劇
  • 批評
  • 文化に関する文章

こうした作品を通して、その時代の社会や人々の価値観、性別、階級、歴史、宗教、文化の違いなどを考えていきます。

文学作品は、ただの物語ではありません。その時代を生きた人々の考え方や社会の空気が反映されています。


英語圏の文化や社会を学ぶ

英文学科では、文学だけでなく、英語圏の文化や社会についても学びます。

たとえば、イギリス文化、アメリカ文化、英語圏の歴史、移民、ジェンダー、階級、民族などのテーマがあります。

同じ英語を使っていても、国や地域によって文化や価値観は大きく異なります。

英語を学ぶということは、単語や文法を覚えるだけではなく、その言葉が使われてきた背景を理解することでもあります。

そのため、英文学科では「英語を使う人々の社会や文化をどう理解するか」という視点が大切になります。


英語という言語そのものを考える

英文学科では、英語という言語そのものについて考えることもあります。

たとえば、言葉の意味が時代によってどう変わるのか、話し方や表現によってどのような印象が生まれるのか、言語が人の考え方にどのような影響を与えるのかといったテーマです。

普段何気なく使っている言葉も、よく見てみるととても奥深いものです。

英語を「使う」だけでなく、英語を「考える」ことも、英文学科の大切な学びになります。


上智大学文学部英文学科で大切にしたい視点

上智大学は、国際的な環境を持つ大学として知られています。

英文学科で学ぶうえでも、多様な文化や価値観に触れながら考えることは大切です。

また、上智大学では「他者のために、他者とともに」という考え方も大切にされています。

英文学科で文学や文化を学ぶことは、他者の考え方や生き方を理解しようとすることにもつながります。

自分とは違う時代、国、文化、立場にある人の声を読み取り、考える姿勢が求められます。


推薦型選抜で見られること

推薦型選抜では、英語が得意かどうかだけで評価が決まるわけではありません。

もちろん、英語への関心や学び続ける姿勢は大切です。しかし、それ以上に重要なのは、英語や文学、文化を通して何を考えたいのかという点です。

出願書類や面接で問われる志望理由では、「英語が好きです」だけで終わらせず、なぜ英語圏の文学や文化に関心を持ったのかを整理することが大切です。

たとえば、本、映画、授業、ニュース、海外文化との出会いなどがきっかけになることもあります。


最後に:英語を通して何を考えたいか

上智大学文学部英文学科は、英語を学ぶ学科であると同時に、英語を通して人間や社会、文化を考える学科です。

推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。

もしあなたが、英語の文章や映画、本、音楽、海外文化に触れたときに、「なぜこの表現なのだろう」「この背景にはどんな価値観があるのだろう」と感じたことがあるなら、それは英文学科での学びにつながるかもしれません。

ぜひ、自分が英語や文化に関心を持ったきっかけを振り返り、「英語を通して何を考えたいのか」を少しずつ言葉にしてみてください。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。