上智大学外国語学部イスパニア語学科を目指す人へ|探究テーマの見つけ方

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、
「上智大学外国語学部イスパニア語学科を目指す人の探究テーマの見つけ方」です。


探究テーマは特別なものではなくてよい

推薦入試を考え始めると、「探究テーマを決めなければいけないけれど何を選べばいいかわからない」と悩む高校生は少なくありません。

特に上智大学外国語学部イスパニア語学科を目指す人の中には、「国際問題のような大きなテーマでないと評価されないのでは」と考える人もいます。

しかし実際には、そのようなことはありません。

大学が見ているのはテーマの大きさではなく、そのテーマに対してどのような問いを持ち、どのように考えたかです。

推薦入試で評価されるのは知識量だけではありません。

問いを持つ姿勢や思考の深さ、多面的な視点、他者を理解しようとする姿勢などが大切にされています。

そのため探究テーマも、「自分が本当に気になること」から考えることが重要です。


まずは好きなことや興味のあることを書き出してみる

探究テーマを考えるとき、多くの人は最初から立派なテーマを探そうとしてしまいます。

しかし最初の段階では、もっと身近なところから始めて大丈夫です。

例えば次のようなものでも構いません。

  • サッカーやスポーツ
  • 音楽や映画
  • 旅行
  • SNS
  • 外国文化
  • 地域の課題
  • 教育
  • 観光
  • 言語

イスパニア語学科を目指すからといって、最初からスペイン語圏に関するテーマである必要はありません。

大切なのは、自分が本当に興味を持てることです。

興味があるテーマであれば、自然と調べる意欲も湧いてきます。

大学は「誰かに言われて調べた人」ではなく、「自分から知りたいと思った人」を評価します。


なぜだろうを繰り返してみる

探究テーマを見つけるコツの一つが、「なぜだろう」を繰り返すことです。

例えばサッカーが好きだとします。

そこで終わるのではなく、さらに考えてみます。

なぜスペインではサッカーがこれほど人気なのだろう。

なぜ日本と応援文化が違うのだろう。

なぜスポーツが地域社会に大きな影響を与えるのだろう。

すると単なる趣味だったものが、探究テーマへと発展していきます。

映画が好きな人なら、なぜ国によって人気作品が違うのか。

旅行が好きな人なら、なぜ観光客が集中する地域とそうでない地域があるのか。

こうした問いの積み重ねが探究の出発点になります。


イスパニア語学科につながりやすいテーマとは

もちろん、イスパニア語学科との関連を意識することも大切です。

イスパニア語学科では語学だけでなく、スペインや中南米の文化、歴史、社会、政治、経済なども学びます。

そのため、次のようなテーマは学科とのつながりを作りやすいでしょう。

  • 異文化理解
  • 国際交流
  • 移民問題
  • 観光と地域社会
  • 教育制度の違い
  • スポーツと文化
  • 言語とコミュニケーション
  • SNSと国際社会

ただし、これらのテーマを選ぶこと自体が重要なのではありません。

自分がなぜそのテーマに興味を持ったのかを説明できることが大切です。


答えの出ないテーマほど面白い

高校までの勉強では、正解を求めることが中心になる場合が多いです。

しかし大学の学びは少し違います。

むしろ答えが一つに決まらない問題を考える機会が増えていきます。

例えば移民問題について考えるときも、立場によって意見は異なります。

観光開発について考えるときも、地域経済を重視する考え方と環境保護を重視する考え方があります。

大学では、「どちらが正しいか」を決めるだけではなく、それぞれの立場を理解しながら考えていきます。

推薦入試でも同じです。

大学は完璧な答えを持つ人を探しているわけではありません。

問いに向き合い続けられる人を求めています。

そのため探究テーマも、「簡単に答えが出ないテーマ」の方が学びにつながることがあります。


日常生活の中にテーマのヒントはある

探究テーマというと、ニュースや社会問題から探そうとする人が多いかもしれません。

もちろんそれも一つの方法です。

しかし実際には、テーマのヒントは日常生活の中にもたくさんあります。

アルバイトで感じたこと。

友人との会話で疑問に思ったこと。

SNSで見かけた出来事。

家族との価値観の違い。

学校生活の中の不思議。

そうした小さな疑問が探究につながることもあります。

例えば、「なぜ海外では複数の言語を話せる人が多いのだろう」という疑問から、多言語社会について調べることもできます。

身近な疑問こそ、自分らしいテーマになることが多いのです。


推薦入試で見られるのは考える過程

探究テーマを考えるとき、「正解のテーマを選ばなければ」と思う必要はありません。

大学が見ているのはテーマそのものではなく、そこに至る考え方です。

なぜそのテーマに興味を持ったのか。

どのような疑問を持ったのか。

調べる中で何を発見したのか。

どのように考えが変化したのか。

こうした過程こそが評価されます。

推薦入試は知識量を競う試験ではありません。

考える力や学び続ける姿勢を見る試験です。

その意味では、探究活動そのものが大学での学びの練習と言えるでしょう。


まとめ|自分の「なぜ」を大切にしよう

上智大学外国語学部イスパニア語学科を目指す人が探究テーマを考えるとき、大切なのは立派なテーマを探すことではありません。

まずは自分の興味や関心を見つめ直すことです。

好きなこと。

気になること。

疑問に思うこと。

その中に探究の種が隠れています。

そして、「なぜだろう」を繰り返しながら考えることで、テーマは少しずつ深まっていきます。

推薦入試で評価されるのは、知識量だけではなく、問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、対話姿勢です。

だからこそ、正解を探すのではなく、自分なりの問いを大切にしてください。

ぜひ今日から身の回りの出来事に少しだけ目を向けて、「なぜだろう」と考えてみましょう。

その小さな疑問が、大学での学びにつながる大切な第一歩になるかもしれません。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。