上智大学外国語学部英語学科を目指す人の探究活動をどう深めるか?推薦入試に向けた考え方

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、
「上智大学外国語学部英語学科を目指す人の探究活動をどう深めるか?」です。

上智大学外国語学部英語学科を目指す高校生の中には、「探究活動を始めたけれど、ここからどう深めればよいかわからない」と感じている人も多いと思います。

英語、異文化、国際社会、海外のニュース、映画、音楽など、興味の入口は見つかっている。

でも、それを推薦入試の出願書類や面接で問われる志望理由につなげるには、もう一歩深める必要があります。

探究活動で大切なのは、立派な成果を出すことだけではありません。

自分なりの問いを持ち、調べ、考え、さらに問いを広げていく姿勢です。


探究活動は「調べて終わり」ではない

探究活動というと、インターネットで情報を集めて、発表資料を作るものだと思う人もいるかもしれません。

もちろん情報収集は大切です。

しかし、調べた内容をまとめるだけでは、探究としては少し浅くなってしまうことがあります。

大切なのは、調べたことをもとに「自分はどう考えたのか」まで深めることです。

たとえば、「英語は世界中で使われている」と調べるだけではなく、「英語が広く使われることで便利になる一方、他の言語や文化にはどのような影響があるのか」と考えることができます。

このように、事実を知ったあとに新しい問いを持つことが、探究活動を深める第一歩です。


問いを具体的にする

探究活動を深めるためには、問いを具体的にすることが大切です。

「英語について調べたい」「異文化理解に興味がある」だけでは、少し範囲が広すぎます。

そこから、どの場面の英語なのか、どの文化の違いなのか、どの社会問題と関係しているのかを考えてみましょう。

たとえば、「英語と文化」では広すぎますが、「海外映画の日本語字幕では、文化的な表現がどのように訳されているのか」とすると、調べる方向が見えやすくなります。

また、「国際ニュース」ではなく、「同じニュースを日本語メディアと英語メディアではどのように伝えているのか」とすれば、比較しやすくなります。

問いを具体的にすると、探究活動に自分らしさが出てきます。


比較することで考えが深まる

英語学科につながる探究では、比較する視点がとても役立ちます。

日本と英語圏、英語圏の国同士、世代による違い、メディアによる違いなど、比べることで見えてくることがあります。

たとえば、同じ映画の英語のセリフと日本語字幕を比べると、直訳では伝わりにくい表現があることに気づくかもしれません。

同じ国際ニュースを複数のメディアで読むと、使われる言葉や注目するポイントが違うこともあります。

このような比較を通して、言語は単なる道具ではなく、文化や価値観と結びついていることが見えてきます。

推薦入試で評価される多面的な視点にもつながる大切な考え方です。


一次情報に近づいてみる

探究活動を深めるためには、できる範囲で一次情報に近づくことも大切です。

一次情報とは、誰かのまとめではなく、元になっている情報のことです。

たとえば、英語圏のニュース記事、公式サイト、インタビュー動画、文学作品の原文、海外の統計資料などが挙げられます。

すべてを完璧に読む必要はありません。

一部だけでも原文に触れてみることで、日本語の情報だけでは気づけなかった表現や視点に出会えることがあります。

英語学科を目指すなら、英語の資料に少しずつ触れる姿勢は大きな強みになります。

難しい場合は、日本語の情報と英語の情報を比べながら読むだけでも十分です。


自分の経験とつなげる

探究活動は、社会の大きな問題だけを扱うものではありません。

自分の高校生活や身近な経験とつなげることで、より自分らしい内容になります。

たとえば、英語の授業で読んだ文章、部活動で見た海外選手のインタビュー、文化祭での国際交流、SNSで見た海外の投稿など、身近な経験から問いを広げることができます。

「なぜ自分はそのテーマに関心を持ったのか」を説明できると、探究活動に説得力が出ます。

推薦入試の出願書類や面接では、活動の規模よりも、自分の経験からどのように問いを持ったかが大切です。


他者の意見を聞いてみる

探究活動を深めるには、自分一人で考えるだけでなく、他者の意見を聞くことも役立ちます。

先生、友人、家族、留学生、外国語を学んでいる人などに話を聞くことで、自分では気づかなかった視点に出会うことがあります。

たとえば、異文化コミュニケーションをテーマにしているなら、実際に異なる文化背景を持つ人に話を聞いてみると、資料だけではわからない具体的な経験を知ることができます。

もちろん、相手の意見をそのまま答えにする必要はありません。

大切なのは、他者の考えに触れたうえで、自分の考えがどう変わったのかを整理することです。

これは、英語学科で重視される他者理解や対話姿勢にもつながります。


考えの変化を記録しておく

探究活動では、最初から最後まで同じ考えである必要はありません。

むしろ、調べる中で考えが変わることは自然なことです。

最初は「英語は便利な国際語だ」と思っていたけれど、調べるうちに「英語が広がることで見えにくくなる言語や文化もある」と気づくかもしれません。

最初は「異文化理解は相手の文化を知ること」だと思っていたけれど、学ぶ中で「自分の価値観を見直すことでもある」と考えるようになるかもしれません。

こうした変化は、探究活動の深まりを示す大切な材料です。

メモやノートに、自分の疑問、気づき、考えの変化を残しておきましょう。


推薦入試で伝えるときのポイント

推薦入試で探究活動を伝えるときは、結果だけでなく過程を意識しましょう。

何を調べたのかだけでなく、なぜそのテーマを選んだのか、どのような問いを持ったのか、調べる中で何に気づいたのかを整理することが大切です。

また、上智大学外国語学部英語学科でその問いをどのように深めたいのかまでつなげると、志望理由に一貫性が出ます。

推薦入試で見られるのは、知識量や成果の大きさだけではありません。

問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、対話姿勢です。

探究活動は、それらを自然に伝えるための大切な材料になります。


まとめ

上智大学外国語学部英語学科を目指すうえで、探究活動を深めることはとても大切です。

ただ調べてまとめるだけでなく、問いを具体化し、比較し、一次情報に触れ、自分の経験や他者の意見とつなげて考えることで、探究は深まっていきます。

推薦入試は、完璧な成果を求める試験ではありません。

自分なりの問いを持ち、考え続けられる人を見ています。

まずは、今取り組んでいるテーマについて、「なぜ気になるのか」「何をもっと知りたいのか」「大学でどう深めたいのか」を考えてみてください。

自分でも考えてみよう、英語学科についてもっと知りたい、自分の興味を深めてみたい。

そう思えたなら、探究活動は確実に前へ進んでいます。

もし一人で整理するのが難しいと感じたら、KOSSUN教育ラボの無料個別相談も活用してみてください。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。