こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学文学部哲学科|探究テーマの見つけ方をわかりやすく解説」です。
哲学科の探究テーマは身近な疑問から始まる
上智大学文学部哲学科の推薦型選抜では、出願書類や面接を通して、どのような問いを持っているのかが見られます。
そのため、多くの受験生が「どんな探究テーマを考えればいいのだろう」と悩みます。
哲学のテーマと聞くと、難しい言葉を使った大きなテーマでなければならないように感じるかもしれません。
しかし、哲学の問いは日常の小さな疑問から生まれることが多いです。
大切なのは、身近な出来事に対して「なぜだろう」と立ち止まって考えることです。
日常の違和感から考える
哲学の探究テーマは、日常生活の中の違和感から見つかることがあります。
たとえば、学校生活の中で次のように感じたことはないでしょうか。
- なぜ多数派の意見が正しいように扱われるのか
- 公平とは全員を同じように扱うことなのか
- 人はなぜ他人の評価を気にするのか
- 自由とわがままは何が違うのか
こうした疑問は、哲学につながる大切な入り口です。
最初は小さな違和感でも構いません。
その疑問を言葉にしていくことで、探究テーマは少しずつ形になっていきます。
社会問題から問いを見つける
哲学は、現代社会の問題とも深くつながっています。
たとえば、AI、多様性、プライバシー、自由、正義、公平といったテーマは、哲学的な問いを含んでいます。
AIについて考える場合も、「AIは便利かどうか」だけではなく、「人間らしい判断とは何か」という問いにつなげることができます。
多様性について考える場合も、「違いを認めることは大切です」で終わらせるのではなく、「どこまで違いを尊重すべきなのか」と考えることができます。
このように、ニュースや社会問題の背景にある問いを考えることで、哲学科らしい探究テーマが見つかります。
読書からテーマを見つける
探究テーマは、読書を通して見つかることもあります。
必ずしも最初から難しい哲学書を読む必要はありません。
社会問題を扱う本、歴史に関する本、小説、心理学の本などからも、哲学的な問いは生まれます。
大切なのは、本を読んで終わりにしないことです。
「この考え方は本当に正しいのだろうか」
「別の立場から見るとどうなるのだろうか」
このように考えることで、自分の問いが深まっていきます。
テーマは最初から完璧でなくていい
探究テーマを考えるとき、「最初から完成された問いにしなければ」と思う必要はありません。
哲学では、問いを考え続けること自体が大切です。
たとえば、最初は次のような疑問でも十分です。
- 幸せとは何か
- 正義は人によって変わるのか
- 自由はどこまで認められるべきか
- 人間らしさとは何か
そこから、なぜその問いが気になるのか、どんな場面でその疑問を感じたのかを考えていくことで、テーマは具体的になっていきます。
推薦型選抜で見られるポイント
推薦型選抜では、テーマの難しさだけが評価されるわけではありません。
むしろ大切なのは、なぜその問いに関心を持ったのか、どのように考えてきたのかという思考の流れです。
出願書類や面接で問われる志望理由では、次の流れを意識すると整理しやすくなります。
- ある出来事に出会う
- 疑問を持つ
- その疑問について考える
- 大学でさらに深めたいことにつなげる
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。
問いを持ち、考え続けられる人を見ています。
最後に:自分の問いを大切にしよう
上智大学文学部哲学科の探究テーマは、特別な場所から見つけるものではありません。
学校生活、ニュース、読書、友人との会話、SNSで感じた違和感など、日常の中にきっかけはあります。
大切なのは、「なぜだろう」と感じたことをそのまま流さず、自分の言葉で整理してみることです。
その小さな疑問が、哲学科で学びたい理由につながることがあります。
まずは、自分が最近気になったことを一つ書き出してみてください。
そこから、上智大学文学部哲学科で深めたい問いが見えてくるかもしれません。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


