こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学文学部哲学科|志望理由の基本構造をわかりやすく解説」です。


哲学科の志望理由は「問い」から始まる

上智大学文学部哲学科の推薦型選抜を考えるとき、多くの受験生が悩むのが、出願書類や面接で問われる志望理由の整理です。

「哲学が好きです」「人間について考えるのが面白いです」という気持ちは、とても大切な出発点です。

ただし、それだけでは少し抽象的に見えてしまうことがあります。

哲学科で大切なのは、なぜその問いに関心を持ったのか、そして大学でどのように考えを深めたいのかを伝えることです。


基本構造は3つで考える

哲学科の志望理由は、次の3つの流れで整理すると書きやすくなります。

  • 問いを持ったきっかけ
  • その問いをどう考えてきたか
  • 大学でどう深めたいか

この流れがあると、単なる興味の説明ではなく、あなた自身の思考の流れが伝わりやすくなります。


問いを持ったきっかけを書く

最初に考えたいのは、哲学に関心を持ったきっかけです。

特別な体験である必要はありません。

たとえば、ニュースを見て「正しさとは何だろう」と考えたこと、学校生活の中で「公平とは何だろう」と感じたこと、SNSで意見が対立する様子を見て「人はなぜ考え方が違うのだろう」と疑問を持ったことも、哲学につながります。

大切なのは、出来事そのものではなく、そこからどんな問いが生まれたかです。


問いをどう考えてきたかを書く

次に、その問いについて自分がどう考えてきたかを整理します。

本を読んだ経験、授業で学んだこと、友人との会話、社会問題を調べた経験などがある場合は、それを通して自分の考えがどう変わったのかを書いてみましょう。

ここで大切なのは、知識を並べることではありません。

「何を知ったか」だけでなく、「それを知って自分はどう考えたか」が重要です。

推薦型選抜では、専門知識の量よりも、問いを持つ姿勢や思考の深さが見られます。


大学でどう深めたいかを書く

最後に、上智大学文学部哲学科でその問いをどのように深めたいのかを書きます。

たとえば、倫理学を通して正しさについて考えたい、哲学史を学びながら人間観の変化を考えたい、対話や議論を通して自分の考えを深めたい、という方向が考えられます。

ここでは、大学での学びと自分の関心がつながっていることが大切です。

「なぜ哲学科なのか」が自然に伝わるように意識してみましょう。


難しい言葉を使いすぎない

哲学科を志望する場合、難しい言葉を使わなければいけないと思う人もいます。

しかし、無理に専門用語を並べる必要はありません。

むしろ、自分の言葉で「なぜ気になったのか」「どう考えているのか」を説明する方が伝わりやすくなります。

出願書類や面接で問われる志望理由では、立派に見える文章よりも、自分の問いが自然に伝わる文章を目指しましょう。


最後に:自分の中の問いを言葉にしてみよう

上智大学文学部哲学科の志望理由を考えるとき、最初から完璧な答えを出す必要はありません。

推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。

まずは、自分が日常の中で「なぜだろう」と感じたことを書き出してみてください。

人間とは何か、正しさとは何か、自由とは何か、社会はどうあるべきか。

その小さな問いが、上智大学文学部哲学科で学びたい理由につながっていくかもしれません。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。