こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学文学部新聞学科|探究テーマの見つけ方と推薦型選抜で伝わる考え方」です。
探究テーマは特別なものでなくてよい
上智大学文学部新聞学科の推薦型選抜を考えていると、「探究テーマが見つからない」「すごいテーマでないと評価されないのでは」と不安になる人もいるかもしれません。
しかし、最初から特別なテーマを用意する必要はありません。
大切なのは、自分が日常の中で何に疑問を持ったのかを整理することです。
新聞学科のテーマは、ニュースやSNS、学校生活など、身近なところから生まれることが多くあります。
テーマは社会への疑問から生まれる
新聞学科の探究テーマは、社会の出来事に対する疑問から始まることが多いです。
たとえば、次のような疑問があります。
- なぜ同じニュースでも伝え方が違うのか
- なぜSNSで情報が急速に広がるのか
- なぜ不確かな情報を信じてしまう人がいるのか
- なぜあるニュースだけが大きく報道されるのか
こうした疑問は、どれも新聞学科の学びにつながる可能性があります。
探究テーマは、難しい言葉から始める必要はありません。「なぜだろう」と感じたことを丁寧に掘り下げることが大切です。
ニュースをきっかけに考える
テーマを見つけるときに役立つのがニュースです。
政治、国際情勢、災害、社会問題、文化、若者に関する話題など、ニュースにはさまざまなテーマがあります。
ニュースを見たときに、「なぜこのニュースが大きく扱われているのだろう」「なぜ人によって受け止め方が違うのだろう」と考えてみてください。
その疑問が、メディアと社会の関係を考える出発点になります。
大切なのは、すぐに正解を出すことではありません。まずは疑問を持つことです。
SNSから探究テーマを考える
現代の高校生にとって、SNSはとても身近なメディアです。
ニュースをテレビや新聞より先にSNSで知る人も多いでしょう。
だからこそ、SNSには探究テーマのヒントがたくさんあります。
たとえば、SNSで情報が急速に広がる理由、誤った情報が拡散される仕組み、コメント欄で意見が対立する理由などです。
普段何気なく見ている投稿でも、「なぜこの投稿は広がったのか」「なぜこの表現は人の反応を集めるのか」と考えると、新聞学科につながるテーマになります。
身近な経験から考える
探究テーマは、自分の経験から生まれることもあります。
たとえば、学校の授業で社会問題を扱った経験、部活動で情報共有の難しさを感じた経験、文化祭の広報活動で伝え方を工夫した経験などです。
一見すると新聞学科とは関係がないように見える経験でも、情報の伝え方や受け取られ方に注目すると、学問につながることがあります。
「自分はその経験から何に気づいたのか」を考えることが大切です。
テーマは最初から細かくなくてよい
探究テーマを考えるとき、「最初から細かく決めなければいけない」と思う人もいます。
もちろん、研究を進める中ではテーマを絞ることも大切です。
しかし高校生の段階では、まず関心の方向が見えていれば十分です。
たとえば、「SNSと社会の関係」「ニュースの伝え方」「情報の信頼性」「若者とメディア」といった広いテーマから始めても構いません。
そこから、調べたり考えたりする中で、少しずつ具体的な問いにしていけばよいのです。
推薦型選抜で見られること
上智大学文学部新聞学科の推薦型選抜では、テーマの珍しさだけが評価されるわけではありません。
大切なのは、なぜそのテーマに関心を持ったのか、どのように考えてきたのかという思考の流れです。
出願書類や面接で問われる志望理由では、専門知識の量よりも、問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、対話姿勢などが見られます。
つまり、立派なテーマを探すよりも、自分の関心から生まれた疑問を丁寧に深めることが大切です。
最後に:日常の疑問を探究の出発点にしよう
上智大学文学部新聞学科の探究テーマは、特別な場所から見つけるものではありません。
ニュース、SNS、学校生活、日常の会話の中に、テーマのきっかけはあります。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。
まずは、最近気になったニュースやSNSで見た情報について、「なぜ気になったのか」「自分は何を疑問に思ったのか」を考えてみてください。
その小さな疑問が、あなたらしい探究テーマにつながっていきます。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


