上智大学外国語学部英語学科の推薦入試で評価される力とは?高校生向けにわかりやすく解説

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、
「上智大学外国語学部英語学科の推薦入試で評価される力とは?」です。

上智大学外国語学部英語学科を目指す高校生の中には、「推薦入試では何を見られるのだろう」と不安に感じている人も多いと思います。

英語の資格が必要なのか、海外経験がないと難しいのか、面接でどんなことを聞かれるのか、気になることはたくさんありますよね。

もちろん英語力やこれまでの学習状況は大切です。

しかし、推薦入試で評価されるのは、単に英語が得意かどうかだけではありません。

英語を通して何を学びたいのか、社会や人間をどのように見つめているのか、自分なりの問いを持っているかが大切になります。


推薦入試は完璧な人を選ぶ試験ではない

まず知っておきたいのは、推薦入試は「完璧な高校生」を選ぶ試験ではないということです。

英語がすべて得意で、活動実績も多く、面接でもすらすら話せる人だけが評価されるわけではありません。

むしろ大切なのは、自分の興味や経験をもとに、どれだけ考えを深めてきたかです。

たとえば、英語の授業で海外の社会問題に関心を持った人もいるでしょう。

洋画や海外ドラマを通して、文化の違いに興味を持った人もいるかもしれません。

留学経験がなくても、学校生活や日常の中で感じた疑問を出発点にすることはできます。

推薦入試では、そうした小さな関心をどのように深めてきたかが見られます。


評価される力1 自分なりの問いを持つ力

英語学科で大切になるのは、「英語が好きです」で終わらせないことです。

なぜ英語に興味を持ったのか。

英語を通して何を知りたいのか。

どのような社会課題や文化に関心があるのか。

このように、自分なりの問いを持つことが重要です。

たとえば、「なぜ国によって英語の発音や表現が違うのだろう」「なぜ同じ言葉でも文化によって受け取り方が変わるのだろう」と考えることも、立派な問いです。

問いは最初から立派である必要はありません。

日常の違和感や疑問を大切にすることが、大学での学びにつながります。


評価される力2 思考を深める力

推薦入試では、興味を持っているだけでなく、その興味をどのように深めてきたかも見られます。

たとえば、「海外文化に興味があります」と言うだけでは、少し浅く見えてしまうことがあります。

そこから、具体的にどの国や地域に関心があるのか、どのような文化の違いに注目したのか、自分はそこから何を考えたのかを整理することが大切です。

英語学科では、言語、文化、文学、社会、コミュニケーションなどを幅広く学びます。

そのため、表面的な知識だけでなく、「なぜそうなっているのか」を考える姿勢が求められます。

これは高校の授業や探究活動、部活動での経験からも育てることができます。

たとえば、部活動で海外のチーム文化を調べた経験や、英語スピーチで社会問題を扱った経験も、思考を深める材料になります。


評価される力3 多面的に物事を見る力

英語学科では、ひとつの物事をいろいろな角度から見る力も大切です。

国際社会や異文化理解には、簡単に正解を出せない問題がたくさんあります。

たとえば、英語が世界共通語として使われることには便利な面があります。

一方で、英語が強い影響力を持つことで、他の言語や文化が見えにくくなることもあります。

このように、物事には良い面と課題の両方があります。

推薦入試でも、ひとつの考えに決めつけず、複数の視点から考えられるかが大切です。

面接で問われる志望理由でも、「英語が話せるようになりたい」だけでなく、英語を使うことでどのような社会や人間の理解につなげたいのかを考えておくとよいでしょう。


評価される力4 他者を理解しようとする姿勢

英語を学ぶことは、単に外国語を身につけることではありません。

自分とは異なる背景を持つ人を理解しようとすることでもあります。

上智大学外国語学部英語学科では、英語圏の文化や文学、国際社会に関する学びを通して、多様な価値観に触れていきます。

そのため、他者への関心や理解しようとする姿勢はとても大切です。

学校生活でも、クラスメイトや部活動の仲間と意見が違うことはありますよね。

そのときに、自分の意見を押し通すだけでなく、「なぜ相手はそう考えるのだろう」と考えられる人は、英語学科の学びに向いています。

推薦入試でも、こうした対話の姿勢は提出書類や面接で自然に伝わります。


評価される力5 自分の言葉で伝える力

推薦入試では、自分の考えを自分の言葉で伝える力も大切です。

立派な言葉を並べる必要はありません。

むしろ、自分の経験や関心をもとに、なぜ英語学科で学びたいのかを素直に説明できることが重要です。

たとえば、「国際的に活躍したいです」だけでは少し広すぎます。

どのような場面で、どのような人と関わり、どのような課題に向き合いたいのかまで考えると、内容に深みが出ます。

面接では暗記した文章を読むように話すよりも、自分の考えを相手に伝えようとする姿勢が大切です。

うまく話すことより、考えてきたことを丁寧に伝えることを意識しましょう。


高校生活の経験も評価につながる

推薦入試で評価される力は、特別な活動だけで身につくものではありません。

高校の授業、探究活動、委員会、部活動、学校行事、日常の読書やニュースへの関心も大切な材料になります。

たとえば、英語の授業で扱った環境問題についてさらに調べた経験。

文化祭で外国語を使った展示をした経験。

部活動で海外選手のインタビューを読んで練習方法を考えた経験。

こうした身近な経験も、英語学科で学びたい理由につながることがあります。

大切なのは、経験の大きさではなく、その経験から何を考えたかです。


まとめ

上智大学外国語学部英語学科の推薦入試で評価されるのは、英語力だけではありません。

自分なりの問いを持つ力、思考を深める力、多面的に考える力、他者を理解しようとする姿勢、自分の言葉で伝える力が大切です。

推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。

これまでの経験をもとに、これから何を学びたいのかを考え続けられる人を見ています。

今の時点で不安があっても大丈夫です。

まずは自分が英語や異文化、国際社会のどこに興味を持っているのかを振り返ってみてください。

小さな疑問を大切にすることで、提出書類や面接で問われる志望理由も少しずつ整理しやすくなります。

自分でも考えてみよう、英語学科についてもっと知りたい、自分の興味を深めてみたい。

そう思えたなら、それが第一歩です。

もし一人で整理するのが難しいと感じたら、KOSSUN教育ラボの無料個別相談も活用してみてください。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。